35 / 55
ミント篇
力で支配するには
しおりを挟む
リズたちが朝食を済ませてから、サーシャの孤児院へと向かった。
「ランバラル伯爵だが、ようやく動けるようになったらしい。まだサーシャのことを諦めていないようなので、俺たちに手を出すとどうなるかをよく分かってもらおう」
「チャームは使わないのですか?」
「必要に応じて使うぞ。だが、王都でいつチャームが切れるか分からないだろう。そのときにお前たちに安易に手を出せないようにしておきたい。サーシャは教会が守ってくれるとは思うし、そう簡単にはやられないとは思うがな」
「伯爵に何をするつもりですの?」
「俺たちには敵わない、敵にするより味方につけた方がいいと分からせるのさ。しかも、本人が手を組むことを選択したと思わせることが重要だ。実際には俺たちの力に屈服しているのだがな」
暴力で従わせるのはいっときのことでしかないし、ネチネチと暴力行為を繰り返して洗脳するようなことを子供たちにはして欲しくはない。
力をちらつかせて、俺たちとは味方でいた方がいいと思わせることが重要だ。そして、力で押さえつけるのではなく、伯爵が俺たちの力を利用できると思わせ、あたかも対等であるかのように錯覚させることが重要だ。
「どうすればいいのかな?」
アリサはこういう謀りごとが大好きだ。目を輝かせている。
「その場で俺がリズに憑依したり、思念で指示したりする。リズが今回のリーダーだ。アリサとサーシャはリズに従っていると思わせるようにしてくれ」
「分かった。何だか面白そう」
「かしこまりましたわ」
俺たちが圧倒的な暴力を持っていること、敵にすると殺されることをまずは体で分からせたい。その上で組むことのメリットを理解させ、協力させるようにするのが目的だ。セフィラスがリズから召喚されたアンデッドだということも印象付けたい。
俺たちは院長に軽く挨拶を済ませたあと、伯爵が怪我の療養をしている客室に入って行った。ちなみに院長から伯爵にはこれまでの経緯は説明済みで、怪我が治り次第、孤児院を出るようにと通達済みだ。
俺たちはノックもせず、客室のドアを開けた。
突然の侵入者に驚いた伯爵だが、すぐに俺たちだと気づき、噛み付いてきた。
「サーシャ、貴様らっ!」
客室には伯爵と恐らく執事のような人物が立って話をしているところだった。
「伯爵、調子はどう? もう歩けるようにはなったみたいね」
リズには俺が憑依している。伯爵はセフィラスが話を始めると思っていたのだろう。リズが話し始めて意外だったようだ。少し腑に落ちないような顔をしてリズに話してきた。
「ああ、ようやくだ。よくもあんなに酷いことが出来たものだな。決して許さんからな。ランバラル家の総力をもって、お前たちを殺して、サーシャを取り戻すからな」
さすが貴族だ。あの程度では心は折れないか。俺はしばらくリズに憑依して話を進めることにした。
「そう。全く分かっていないのね」
「何がだ?」
「これから分からせてあげる」
「な、何をする気だ」
「まずは、そこの執事さんかしら? 退場してもらうわね。チャーム。あなた名前は何ていうの?」
「セバスチャンです」
やはり執事だ。セバスチャンていうからには執事に違いない。
「セバスチャン、後で呼ぶから、部屋の外で待っていて」
「かしこまりました」
「あ、おい、セバス。どうしたんだっ」
伯爵が驚いて、セバスチャンの顔をまじまじと見ている。
「旦那様、後ほど参ります」
そう言い残して、セバスチャンは部屋を出て行った。
「お前、セバスに何をした!?」
「魅了系の魔法をかけたの。いつ効果が切れるかは人によって様々だけど、しばらくはセバスチャンは私の盟友よ」
「そ、そんなことが……」
「私は出来るの。魅了系の魔法は通常は好印象を与える程度だけど、私の場合、同性は親友、異性は盟友か恋人に出来るのよ」
「お前はいったい、何者だっ!?」
「それは最後に教えてあげる。それよりもまず、私のお姉様を紹介するわね。時空系魔法を得意とする魔女よ。アリサ、伯爵にグラビティでご挨拶して」
「はい。伯爵、アリサだよ。よろしくね。グラビティ」
「ぐおっ」
伯爵が強烈な重力で床に押し付けられる。
「あははっ、床にベチャって貼り付いていてバカみたい」
アリサは演技ではなく、本当に楽しんでいるんじゃないか?
「くっ」
「ん、偉いね。貴族の矜持かな。命乞いとかしないんだね。このまま潰せるけど、アリサ、もうやめてあげて」
俺はアリサが変な女王様になってしまわないように、早めに止めることにした。伯爵がよろよろと立ち上がった。
「ゆ、許さん、許さんからなっ」
「あら、まだ私たちに勝てるみたいなことを言ってるわね。じゃあ、サーシャの力を見せてあげようか。サーシャ、伯爵を殴って。でも、殺しちゃだめよ。伯爵には入学手続きをお願いしないといけないから」
「サーシャ、な、何を」
たじろぐ伯爵に、サーシャはにっこりと微笑み、かなり手加減して、フックを食らわせた。
伯爵は横に吹っ飛び、床に転がった。
「伯爵分かった? サーシャはめちゃくちゃ強いのよ。今のはちょこんと叩いた程度だけど、腰を入れて殴ると、即死しちゃうから」
伯爵が顔を押さえてうずくまっている。サーシャはあんな伯爵でも心配そうに見ている。ちょっと俺には小悪魔的なところを見せるが、サーシャは優しい子なのだ。
「あら? サーシャ、あれでも強すぎたみたいよ。治療してあげて」
「はい。キュア」
伯爵が驚いた顔で頬を触っている。
「サーシャには聖女の素質があるの。治癒力と神聖力が高いのよ。綺麗に治るでしょう」
「サーシャにこんな力があったとは……」
「サーシャは聖女修行を始めるから、もう手を出せないわよ。それに、仮に手を出しても、即死だから。分かったでしょう」
「お前たちはいったい……」
「最後に私の紹介をするわね。私の名はリズ。ネクロマンサーよ。そこの男は私が召喚した堕天使なの。セフィラス、伯爵にタイキックしてあげて」
「ちょ、ちょっと待て、ようやく治ったんだ」
俺はここでセフィラスに憑依し、伯爵にキックをかました後、再びリズに憑依し直した。
「うぎゃっ」
「どう? 私たちを殺すなんて言っていたけど、誰に私たちを殺させるの? 私たちは最強なのよ。それよりも手を組んだ方がいいでしょう。私たちはお金も沢山持っているのよ」
伯爵は四つん這いになって脂汗をかきながらも、懸命に計算しているようだった。
「わ、分かった。よく分かったから、これを治してくれないか」
伯爵は観念したようだった。
「サーシャ、治してあげて。セフィラス、後の交渉は任せたわよ」
「はい、キュア」
「では、お姉様方、我々はお茶でもいただきに参りましょう。では、ごきげんよう」
リズたちは部屋を出て行った。俺はセフィラスに憑依している。
「では、伯爵。ビジネスの話をしよう」
ここからの内容はリズに思念で送る。どのように仕上げるのかを教えるためだ。リズからアリサ、サーシャにも伝わるだろう。
「ビジネス?」
「そうだ。我々はお前の伯爵家の権威が必要だ。対価を支払って、権威を使いたい。お前は我々の力が必要になるときがあるのではないか? それ相応の対価で、我々は力を貸すぞ」
「なるほど、ビジネスか」
「そうだ。まず最初の取引だが、リズ様とアリサ様をセントマリア女学院に入学させて欲しい。それと王都でのリズ様、アリサ様の護衛だ。お前の力ならできるだろう。もちろん、対価は支払う」
「無論可能だが、入学手続きはいいとして、護衛など必要か?」
「あの力を王都で見せつけてもいいのか? 今はお前だけが、あの方々の力を知っているのだぞ」
「なるほど。そういうことか。入学するときの彼女たちの素性はどのようにすればいい?」
「お前の親戚ということで紹介してくれ」
「私の養女ではダメなのか?」
(俺に懐いている二人が許すはずがないな)
「殺されるから、やめた方がいい。あの方々は、たとえ形式上だとしても、誰かの下につくのがお嫌いなのだ」
「わ、分かった」
「お前にはチャームをかけなくても良さそうだな」
「相互利益があるのであれば、サーシャも諦めるし、手も組むさ。私にチャームは不要だ」
「ランバラル伯爵だが、ようやく動けるようになったらしい。まだサーシャのことを諦めていないようなので、俺たちに手を出すとどうなるかをよく分かってもらおう」
「チャームは使わないのですか?」
「必要に応じて使うぞ。だが、王都でいつチャームが切れるか分からないだろう。そのときにお前たちに安易に手を出せないようにしておきたい。サーシャは教会が守ってくれるとは思うし、そう簡単にはやられないとは思うがな」
「伯爵に何をするつもりですの?」
「俺たちには敵わない、敵にするより味方につけた方がいいと分からせるのさ。しかも、本人が手を組むことを選択したと思わせることが重要だ。実際には俺たちの力に屈服しているのだがな」
暴力で従わせるのはいっときのことでしかないし、ネチネチと暴力行為を繰り返して洗脳するようなことを子供たちにはして欲しくはない。
力をちらつかせて、俺たちとは味方でいた方がいいと思わせることが重要だ。そして、力で押さえつけるのではなく、伯爵が俺たちの力を利用できると思わせ、あたかも対等であるかのように錯覚させることが重要だ。
「どうすればいいのかな?」
アリサはこういう謀りごとが大好きだ。目を輝かせている。
「その場で俺がリズに憑依したり、思念で指示したりする。リズが今回のリーダーだ。アリサとサーシャはリズに従っていると思わせるようにしてくれ」
「分かった。何だか面白そう」
「かしこまりましたわ」
俺たちが圧倒的な暴力を持っていること、敵にすると殺されることをまずは体で分からせたい。その上で組むことのメリットを理解させ、協力させるようにするのが目的だ。セフィラスがリズから召喚されたアンデッドだということも印象付けたい。
俺たちは院長に軽く挨拶を済ませたあと、伯爵が怪我の療養をしている客室に入って行った。ちなみに院長から伯爵にはこれまでの経緯は説明済みで、怪我が治り次第、孤児院を出るようにと通達済みだ。
俺たちはノックもせず、客室のドアを開けた。
突然の侵入者に驚いた伯爵だが、すぐに俺たちだと気づき、噛み付いてきた。
「サーシャ、貴様らっ!」
客室には伯爵と恐らく執事のような人物が立って話をしているところだった。
「伯爵、調子はどう? もう歩けるようにはなったみたいね」
リズには俺が憑依している。伯爵はセフィラスが話を始めると思っていたのだろう。リズが話し始めて意外だったようだ。少し腑に落ちないような顔をしてリズに話してきた。
「ああ、ようやくだ。よくもあんなに酷いことが出来たものだな。決して許さんからな。ランバラル家の総力をもって、お前たちを殺して、サーシャを取り戻すからな」
さすが貴族だ。あの程度では心は折れないか。俺はしばらくリズに憑依して話を進めることにした。
「そう。全く分かっていないのね」
「何がだ?」
「これから分からせてあげる」
「な、何をする気だ」
「まずは、そこの執事さんかしら? 退場してもらうわね。チャーム。あなた名前は何ていうの?」
「セバスチャンです」
やはり執事だ。セバスチャンていうからには執事に違いない。
「セバスチャン、後で呼ぶから、部屋の外で待っていて」
「かしこまりました」
「あ、おい、セバス。どうしたんだっ」
伯爵が驚いて、セバスチャンの顔をまじまじと見ている。
「旦那様、後ほど参ります」
そう言い残して、セバスチャンは部屋を出て行った。
「お前、セバスに何をした!?」
「魅了系の魔法をかけたの。いつ効果が切れるかは人によって様々だけど、しばらくはセバスチャンは私の盟友よ」
「そ、そんなことが……」
「私は出来るの。魅了系の魔法は通常は好印象を与える程度だけど、私の場合、同性は親友、異性は盟友か恋人に出来るのよ」
「お前はいったい、何者だっ!?」
「それは最後に教えてあげる。それよりもまず、私のお姉様を紹介するわね。時空系魔法を得意とする魔女よ。アリサ、伯爵にグラビティでご挨拶して」
「はい。伯爵、アリサだよ。よろしくね。グラビティ」
「ぐおっ」
伯爵が強烈な重力で床に押し付けられる。
「あははっ、床にベチャって貼り付いていてバカみたい」
アリサは演技ではなく、本当に楽しんでいるんじゃないか?
「くっ」
「ん、偉いね。貴族の矜持かな。命乞いとかしないんだね。このまま潰せるけど、アリサ、もうやめてあげて」
俺はアリサが変な女王様になってしまわないように、早めに止めることにした。伯爵がよろよろと立ち上がった。
「ゆ、許さん、許さんからなっ」
「あら、まだ私たちに勝てるみたいなことを言ってるわね。じゃあ、サーシャの力を見せてあげようか。サーシャ、伯爵を殴って。でも、殺しちゃだめよ。伯爵には入学手続きをお願いしないといけないから」
「サーシャ、な、何を」
たじろぐ伯爵に、サーシャはにっこりと微笑み、かなり手加減して、フックを食らわせた。
伯爵は横に吹っ飛び、床に転がった。
「伯爵分かった? サーシャはめちゃくちゃ強いのよ。今のはちょこんと叩いた程度だけど、腰を入れて殴ると、即死しちゃうから」
伯爵が顔を押さえてうずくまっている。サーシャはあんな伯爵でも心配そうに見ている。ちょっと俺には小悪魔的なところを見せるが、サーシャは優しい子なのだ。
「あら? サーシャ、あれでも強すぎたみたいよ。治療してあげて」
「はい。キュア」
伯爵が驚いた顔で頬を触っている。
「サーシャには聖女の素質があるの。治癒力と神聖力が高いのよ。綺麗に治るでしょう」
「サーシャにこんな力があったとは……」
「サーシャは聖女修行を始めるから、もう手を出せないわよ。それに、仮に手を出しても、即死だから。分かったでしょう」
「お前たちはいったい……」
「最後に私の紹介をするわね。私の名はリズ。ネクロマンサーよ。そこの男は私が召喚した堕天使なの。セフィラス、伯爵にタイキックしてあげて」
「ちょ、ちょっと待て、ようやく治ったんだ」
俺はここでセフィラスに憑依し、伯爵にキックをかました後、再びリズに憑依し直した。
「うぎゃっ」
「どう? 私たちを殺すなんて言っていたけど、誰に私たちを殺させるの? 私たちは最強なのよ。それよりも手を組んだ方がいいでしょう。私たちはお金も沢山持っているのよ」
伯爵は四つん這いになって脂汗をかきながらも、懸命に計算しているようだった。
「わ、分かった。よく分かったから、これを治してくれないか」
伯爵は観念したようだった。
「サーシャ、治してあげて。セフィラス、後の交渉は任せたわよ」
「はい、キュア」
「では、お姉様方、我々はお茶でもいただきに参りましょう。では、ごきげんよう」
リズたちは部屋を出て行った。俺はセフィラスに憑依している。
「では、伯爵。ビジネスの話をしよう」
ここからの内容はリズに思念で送る。どのように仕上げるのかを教えるためだ。リズからアリサ、サーシャにも伝わるだろう。
「ビジネス?」
「そうだ。我々はお前の伯爵家の権威が必要だ。対価を支払って、権威を使いたい。お前は我々の力が必要になるときがあるのではないか? それ相応の対価で、我々は力を貸すぞ」
「なるほど、ビジネスか」
「そうだ。まず最初の取引だが、リズ様とアリサ様をセントマリア女学院に入学させて欲しい。それと王都でのリズ様、アリサ様の護衛だ。お前の力ならできるだろう。もちろん、対価は支払う」
「無論可能だが、入学手続きはいいとして、護衛など必要か?」
「あの力を王都で見せつけてもいいのか? 今はお前だけが、あの方々の力を知っているのだぞ」
「なるほど。そういうことか。入学するときの彼女たちの素性はどのようにすればいい?」
「お前の親戚ということで紹介してくれ」
「私の養女ではダメなのか?」
(俺に懐いている二人が許すはずがないな)
「殺されるから、やめた方がいい。あの方々は、たとえ形式上だとしても、誰かの下につくのがお嫌いなのだ」
「わ、分かった」
「お前にはチャームをかけなくても良さそうだな」
「相互利益があるのであれば、サーシャも諦めるし、手も組むさ。私にチャームは不要だ」
2
あなたにおすすめの小説
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる