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第九章 アルデラルド
各国からの姫の献上
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今日のリンリン番にはメイリンが割り込みしている。
「メイリンさん、縁あって、多くの女性を妻に持つことになりましたが、みなさんに平等に尽くしますので、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします。リンちゃまとお呼びしてよろしいでしょうか。もう可愛くて仕方ないのです」
「ははは、もちろんいいですよ」
あれ? 下着はいてないよ。まさか、変な人じゃ?
「どうされましたか?」
「いや、下着は普段からつけないのですか?」
「あ、いえ。汚れてしまうのが恥ずかしいのです」
「そうですか」
もう言葉は不要だろう。リンリン、25番目の妻を食します!
う、目をつぶって、少し震えて。メイリンさん、スッゲーかわいいっす。
***
次の朝、みんなで朝食を取っていると、宿の人からリンリン達に申し入れがあった。もう少し夜の声を落としてくれないかと。
メイリンは真っ赤になって小さくなっていた。
フローラさんが宿の人に相談した。今後、全室貸切に出来ないかと。しかし、宿の人の返答は、常連客に申し訳ないので、それは出来ないとのことだった。
「フローラさん、俺たち用の温泉施設作りましょうよ。実は俺、色々アイデアがあるんですよ」
宿の人が素早く計算する。このずっと泊まってくれている26人がいなくなってしまう。
「あ、よろしければ、そのアイデアをいただいて、私どもにて、皆様専用の別館をご用意させて頂きますが」
「それ、いいですね。ねえ、フローラさん、いいでしょう?」
「いいわよ。じゃあ、エリーゼとキョウコに任せようかしら。宿の人と相談してね。迎賓館も用意してね」
宿の人はホッとして退室していった。
「あのう、フローラさん」
「何? ロザンヌ」
「別件なのですが、ダルムンドの隣国のダムール帝国から父のところに使者が来まして、旦那様に姫を献上したいので、私からフローラさんに伝えてくれと言われました」
「早くも来たわね。メイリンには来ている?」
「はい、実は今朝、王から話があると早馬が来てまして、話を聞いたら、隣国の3カ国からそれぞれ姫を献上したいとのことです」
「え? もう?」
カトリーヌが驚きの声をあげる。
「間諜が昨日の式の様子をそれぞれの本国に伝えられたらしく、昨夜3国からほぼ同時にリンちゃまへのお取り次ぎを懇願されたそうです」
「あれだけど派手に神と悪魔が降臨すればな」
オスカルが頷いている。
「あっという間にプラス4人。夜伽はどうなります?」
ミカゲの問いかけにリンリンを除く25人が一斉にフローラに注目する。
「ミカゲ枠はロザンヌに渡していいの?」
「いいえ、やはり夜枠は貴重なので、戻りたいです」
ミカゲの返答にロザンヌが打ちひしがれていた。
「ロザンヌ、がっかりしないで。ホムンクルス達はM軍団だから、あそこにはあなたは入れないから安心して。新たに姫枠を作るわ」
「妻枠は夜で今まで通りよ。後から来た人には悪いけど、納得出来ないなら、出て行ってもらうわ」
当然誰も出て行かない。行くわけがない。
「愛人枠は午後よ。ここは自由参加よ。あの11人と同じ遊びをする自信があるなら、いつでもどうぞ」
ミカゲさん以外はかなり引いている。
「姫枠は夜明け前と宵の口よ」
お、俺はいつ寝るんだっ!?
「夜明け前と宵の口の1日2回ですか!?」
ロザンヌが食い付いて来た。
「それは姫達で決めて。具体的には朝4時から7時、夕方6時から9時までよ。どう? 悪くない時間でしょ?」
ロザンヌとメイリンがいつの間にか近づいて、仲良く何か相談している。
「はい、いい時間を頂き、ありがとうございます。当面は我々2人で使用していいのでしょうか」
メイリンが確認した。
「いいわよ。あと個人間でのやり取りは自由よ。夜枠と交換したり、自由にしてね」
リンリンを除いて、全員が納得した。
「ロザンヌ、メイリン、姫との婚儀は任せたわよ」
「「はい」」
「メイリンさん、縁あって、多くの女性を妻に持つことになりましたが、みなさんに平等に尽くしますので、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします。リンちゃまとお呼びしてよろしいでしょうか。もう可愛くて仕方ないのです」
「ははは、もちろんいいですよ」
あれ? 下着はいてないよ。まさか、変な人じゃ?
「どうされましたか?」
「いや、下着は普段からつけないのですか?」
「あ、いえ。汚れてしまうのが恥ずかしいのです」
「そうですか」
もう言葉は不要だろう。リンリン、25番目の妻を食します!
う、目をつぶって、少し震えて。メイリンさん、スッゲーかわいいっす。
***
次の朝、みんなで朝食を取っていると、宿の人からリンリン達に申し入れがあった。もう少し夜の声を落としてくれないかと。
メイリンは真っ赤になって小さくなっていた。
フローラさんが宿の人に相談した。今後、全室貸切に出来ないかと。しかし、宿の人の返答は、常連客に申し訳ないので、それは出来ないとのことだった。
「フローラさん、俺たち用の温泉施設作りましょうよ。実は俺、色々アイデアがあるんですよ」
宿の人が素早く計算する。このずっと泊まってくれている26人がいなくなってしまう。
「あ、よろしければ、そのアイデアをいただいて、私どもにて、皆様専用の別館をご用意させて頂きますが」
「それ、いいですね。ねえ、フローラさん、いいでしょう?」
「いいわよ。じゃあ、エリーゼとキョウコに任せようかしら。宿の人と相談してね。迎賓館も用意してね」
宿の人はホッとして退室していった。
「あのう、フローラさん」
「何? ロザンヌ」
「別件なのですが、ダルムンドの隣国のダムール帝国から父のところに使者が来まして、旦那様に姫を献上したいので、私からフローラさんに伝えてくれと言われました」
「早くも来たわね。メイリンには来ている?」
「はい、実は今朝、王から話があると早馬が来てまして、話を聞いたら、隣国の3カ国からそれぞれ姫を献上したいとのことです」
「え? もう?」
カトリーヌが驚きの声をあげる。
「間諜が昨日の式の様子をそれぞれの本国に伝えられたらしく、昨夜3国からほぼ同時にリンちゃまへのお取り次ぎを懇願されたそうです」
「あれだけど派手に神と悪魔が降臨すればな」
オスカルが頷いている。
「あっという間にプラス4人。夜伽はどうなります?」
ミカゲの問いかけにリンリンを除く25人が一斉にフローラに注目する。
「ミカゲ枠はロザンヌに渡していいの?」
「いいえ、やはり夜枠は貴重なので、戻りたいです」
ミカゲの返答にロザンヌが打ちひしがれていた。
「ロザンヌ、がっかりしないで。ホムンクルス達はM軍団だから、あそこにはあなたは入れないから安心して。新たに姫枠を作るわ」
「妻枠は夜で今まで通りよ。後から来た人には悪いけど、納得出来ないなら、出て行ってもらうわ」
当然誰も出て行かない。行くわけがない。
「愛人枠は午後よ。ここは自由参加よ。あの11人と同じ遊びをする自信があるなら、いつでもどうぞ」
ミカゲさん以外はかなり引いている。
「姫枠は夜明け前と宵の口よ」
お、俺はいつ寝るんだっ!?
「夜明け前と宵の口の1日2回ですか!?」
ロザンヌが食い付いて来た。
「それは姫達で決めて。具体的には朝4時から7時、夕方6時から9時までよ。どう? 悪くない時間でしょ?」
ロザンヌとメイリンがいつの間にか近づいて、仲良く何か相談している。
「はい、いい時間を頂き、ありがとうございます。当面は我々2人で使用していいのでしょうか」
メイリンが確認した。
「いいわよ。あと個人間でのやり取りは自由よ。夜枠と交換したり、自由にしてね」
リンリンを除いて、全員が納得した。
「ロザンヌ、メイリン、姫との婚儀は任せたわよ」
「「はい」」
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