奴隷の少女を最終的に妻に迎えたいので買ってきた

たかはし

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貴族のミゲルと奴隷のヒサコ

ヒサコ可愛いなぁっ

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結局ヒサコには食べ歩きができる長細い揚げたおかしを与えた。するとヒサコはあぐあぐと口いっぱいに頬張って砂糖を口の周りにたっぷりとつけながら俺の隣を歩いたのだった。

見た目が完全に少女というよりは幼女だからそんな姿でも違和感がない。だから数年前嫁に行った妹がまだ幼い頃にヒサコと同じように口の周りに砂糖をまぶしていたのとだぶり、ついハンカチを出して口の周りを拭いてしまった。

「まったく主人と奴隷の姿ではないな。だがこれはこれで、まあ。いいか」

ヒサコは顔を赤くして恥ずかしがっていた。





ヒサコがお菓子を食べ終わった頃に貴族用の服屋へと入店し服を用意させた。
まあ俺の持ち物なんだしそのままでもよかったがおそらく俺のことだ。愛妾にでもするだろうから見た目を良くしておくのは良いだろう。
あとはえろい下着だ。

幼い容姿でそれに似合った服装をしているのに下着だけは男を知っているような下着とか興奮するだろう?俺はする。
だから実は最初から買ってきた奴隷にはえろい下着を買って帰ることだけは決定していたんだ。



机の上に並べられた色とりどり、形も様々な下着達。その中でも俺はレースで程よく体が透けて見える下着のコーナーへと足を進める。

「ヒサコにはこれなんかが似合うんじゃないか?」

薄いピンク色をした前も後ろも半透明で向こう側の景色が透けて見えるような下着を取って見せてみる。

「えっあ、あの……ミゲルさまそれ…透けて、ますよ……?」

隣に立って物珍しいものを見るようにきょろきょろと店内を見ていたヒサコは急に名前を呼ばれたことでこちらを向く。そして俺が持っている物を凝視してすぐに耳まで赤くした。
まったく初々しいその態度につい笑みがこぼれてしまう。

「ああ。これはそういうものだ。えろくていいだろ?」

「え、えっちなのは……その……いけないんですよ……?」

ヒサコは顔を真っ赤にして顔を隠す手の隙間からこちらをちらちらと見ている。
巫女だと言っていたからそのあたりの行為はしてはいけませんとか教育されてるんだろう。貞操観念ってやつだな。
それにまあ年頃になる娘にこんな下着を見せれば大抵は性を感じとりいやらしいとかはずかしいとかそういう感想を抱くだろう。
しかし俺はそんな恥ずかしがる少女が見たいからこの下着を見せてるんだけどな!
あー……ヒサコ可愛いなぁっ


結局ヒサコには先ほどの下着とそれに似たものを1つと現在穿いている下着に似た物を3つ買って店を出た。
普段どんなものを穿いているのかと確認のためにスカートをめくって下着をじっと見たら顔を真っ赤にしながら目に大きな涙を浮かべて口をぱくぱくとさせていた。
きっと今までこんなことをされたことがなかったんだろうし恥ずかしくて言葉にならないってことだったんだろうな。
そんな所もまた可愛いじゃないか。


ヒサコも馬に乗せて家まで帰る。道すがら聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で「ミゲルさまはえっちなことがお好きな……いけない御方なのね……」なんて言ってた。
「ん?何か言ったか?」なんてからかってやると「な、なんでもありません!」と大きな声でまた顔を赤くさせながら言ってきた。
何をしてもかわいらしい所がヒサコのいいところだ。実に良い買い物をしたな。


もうそろそろ家に着く頃、風に乗って良い香りがしてきた。これは……ススタリの木に咲く花の香りだ。
ススタリの木は甘いすっきりとした良い香りをさせる大振りな赤い花をつけ、種は香水の元にもなる。更に実は多少の酸味があるがぷるぷると水分が多く柔らかなものでこのあたりで手軽に取れる甘味といえばこれになる。

馬の背に乗り少し背を伸ばしてようやくススタリの花に手が届く。その中の一つを手折りヒサコの耳にかけた。
今はあの珍しい黒髪を隠すために茶色の強い金髪のかつらをつけさせてはいるが黒髪にこの濃い赤はとてもよく似合ったことだろう。そう思うと少し残念だった。
まあ茶の強い金髪にもよく似合うがな。


「ミゲルさま……ありがとう、ございます……」

ヒサコは今日一番の笑顔を返してくれた。



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