奴隷の少女を最終的に妻に迎えたいので買ってきた

たかはし

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貴族のミゲルと奴隷のヒサコ

「ヒサコは悪い奴隷だなぁ?」

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「ミゲルさま……違うのです……」

ヒサコの声は震えていた。よく見れば太ももの上にあるぎゅうと握りしめた両手も震えている。部屋は寒いわけではないから寒くて震えているということは無い。ということはまさか…………まさか……?!

「ヒサコ……まさか幽霊ゴーストを見たとか言い出さないよな?幽霊ゴーストは…その……駄目だぞ?昔呪われた指輪を見に行ったことがあるんだが……それにかぶせてあった布を取ったらズルゥ……と指輪から黒いもやが出てきたかと思うと視界の外、俺の胸のあたりからぐわっと何かが飛び出してきたんだ。あまりにも目の前過ぎてピントを合わせるのに多少時間がかかったがそれをよく見てみれば半ば腐って髪はまばらにしか残っておらずずるりと肉が滴った場所からは白骨が見え隠れしている女でそいつが俺と目線があったことを理解したとたん『ユ ル サ ナ イ』……とか言われてからというもの俺はその手のモノが駄目になっ、て…………って、ヒサコ?」

俺がいかにその時の幽霊ゴーストが恐ろしかったかと語っているというのに何か恐ろしい事を伝えようとして全身を震わせていた少女が今ではくすくすと笑っている。
しかし主人の前だということを思い出したのかなんとか笑うのを止めようとして、そしてその結果今度は声を殺し肩を震わせている。
おい。今またぷって笑っただろ。

「み、みげる、さ、ま…っごめ…っごめっなさ……っく、ふふっ」

「まあいい。思いつめられた顔をされてもこっちが楽しくない。ヒサコはそんな顔をするより笑っている方が良い」

少し怒った風な声色でそう言うとヒサコは一瞬きょとんとしたかと思えばすぐに頬を染めそれから小さく「…はい」と返事をした。



「まったく今日はヒサコを買ってから落ち着く暇がないぞ。主人の俺をこんなに振り回すとは……ヒサコは悪い奴隷だなぁ?」

言葉とは逆に俺は口元が笑ってしまうのを押さえられない。
ヒサコと出会ってからこの半日。思い出してみても笑っていない時は無かったような気がする。退屈なんてしている暇がなかった。
日々何を目標にして努力するということは無くただただ生きているという退屈がヒサコの登場で吹き飛ばされている。やはりヒサコにしたのは正解で、良い買い物だったのだ。

「あ、あの……?ミゲルさま……?」

俺の言葉と表情の正反対さにどう反応すればいいのかとこちらを伺うヒサコもとてもかわいい。困らせてやりたい。いじめてやりたい。色んな表情が見てみたい!
ヒサコを見ているとその心がどんどんと大きく育っていく。疼きが、止まらないっ

「なあヒサコ……」

我慢、できない……!!

「パジャマの下の……下着はどれを穿いているんだ?」

この質問をすればヒサコは体中真っ赤にさせてまた口をぱくぱくとさせるだろう。性的なことから守られてきた少女のその柔らかい場所に痕をつけてみたい。
『えっちなのはいけないことだ』なんて言っていた口から下着の色や形を言わせてみだらに育ててみたい。
ヒサコが俺の手でどんな風に変わっていってしまうのか。それが楽しみで仕方がない……っ!

「え、あ……ミゲルさま……だめ、です……そんなの……言えません……っ」

案の定ヒサコは顔を真っ赤にしているがまだ自分の気持ちを言葉にして否定してくる余裕はあるようだ。俺の欲情も混じった醜い表情に怯えはしているもののまだ昼間の俺の優しげな態度がちらつきギリギリ冗談の域だと思っているのだろう。
だが俺はいつでも自分に正直に生きている。この言葉は偽りでも遊びでもない。いや、遊びではあるのか?まあいい。俺は真実ヒサコが、今、どの下着を穿いているのかを知りたがっているんだ!

「ごめん、なさいミゲルさま……許して下さい……私の口からそんなことは……」

なおも顔を赤くして否定してくるその態度に苛立ちを感じながらも俺はどこか楽しんでいる。猫が鼠をなぶるように爪を立てては逃がし、噛みついては逃がすように遊びたいが今は早く味わいたいという気持ちの方が勝っていた。

「ヒサコ……奴隷が主人の命令を拒否できると思っているのか?≪命令≫だ。俺の前に立ち、スカートをまくり上げ、俺にお前の下着を見せろ」




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