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幽霊ですって?!
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ふわふわ。ふわふわ。
目を開けると目の前にドレスの裾や袖がふわりと波打っているのが見えます。
あれ、わたくしこんな薄い黄色のドレスなんて着ていたかしら?
それよりはもっとはっきりとした色のものを好んでいたのではなかった?
それにこの場所…どこでしたっけ。ステンドグラスが光を通してキラキラと光っていてきれいね。でもどうしてこんな近くにあるのかしら。
ステンドグラスなんてものは大抵教会の高い窓に設置されているもので、こんな手を伸ばせばすぐ触れるような場所にはないはずなのに。
『どうしてこんなに近いのかしら…?』
「それは君が幽霊だからじゃないかな」
突然低い声が下の方からしてきてびっくりしました。だって普通に生活していてスカートの下から声がすることなんてないもの。
少し後ずさってみると先ほどまでわたくしがいた場所のほぼ真下に、神官と思われる制服を着た男性がいました。
にこにことしていて大きめの黒縁メガネがよく似合うシャンパンゴールドの短髪イケメン。
ただ、言った言葉が不穏でした。
『幽霊って…あの幽霊、ですの?』
「そう、その幽霊だよ。その証拠に君の姿は薄くなってないかな?それに普通の人族ならそんな場所に浮いていられるはずがない」
男性の言うがままに自分の体を観察すれば、たしかに薄くなっているようで向こう側が透けているように見えます。それに足元に地面も無く、空中に浮かんでいるようですわ。
そこまで考えて今の状況がとても恐ろしくなってしまいました。
『わ、わたくし…死んでしまいましたの…?』
思わず声が震えてしまいました。誰だって自分が死んでいると思い込めば、動揺をしてしまうのではないでしょうか。
「さあ。どうだろうね?幽霊族なんて種族もわずかながらいるらしいから、幽霊だから絶対死んでるとも限らないんじゃないかな」
あっけらかんとそう言われてしまえば、なんだかそんな気持ちにもなってしまいます。だってわたくしにはさっき目覚めた時からの記憶しかありませんもの。
この方の言葉が嘘かどうかすらわかりません。
「だからさ、一緒に調べてみないか?君が幽霊なのかそうじゃないのか。時間ならあるでしょ」
あまりにも普通ににっこりと笑いながらこちらに手を伸ばすものだから、なんだか呆気にとられてしまいました。
だからつい両手を腰に当てて、いじわるなことを言ってしまいます。
『なんだか物事を簡単に考えているように見えますが、責任くらい取ってくださいますよね?』
「ああ、責任を取るくらいお安い御用さ。君が俺の手を取ってくれるならね」
まあ!なんてこと!ちょっとしたロマンス小説に出てきそうなセリフではありませんか?
イケメンにそんな風に言われてドキッとしない女性はいないのではないでしょうか。少なくともわたくしの頬はぶわっと赤くなってしまいましたわ!
目を開けると目の前にドレスの裾や袖がふわりと波打っているのが見えます。
あれ、わたくしこんな薄い黄色のドレスなんて着ていたかしら?
それよりはもっとはっきりとした色のものを好んでいたのではなかった?
それにこの場所…どこでしたっけ。ステンドグラスが光を通してキラキラと光っていてきれいね。でもどうしてこんな近くにあるのかしら。
ステンドグラスなんてものは大抵教会の高い窓に設置されているもので、こんな手を伸ばせばすぐ触れるような場所にはないはずなのに。
『どうしてこんなに近いのかしら…?』
「それは君が幽霊だからじゃないかな」
突然低い声が下の方からしてきてびっくりしました。だって普通に生活していてスカートの下から声がすることなんてないもの。
少し後ずさってみると先ほどまでわたくしがいた場所のほぼ真下に、神官と思われる制服を着た男性がいました。
にこにことしていて大きめの黒縁メガネがよく似合うシャンパンゴールドの短髪イケメン。
ただ、言った言葉が不穏でした。
『幽霊って…あの幽霊、ですの?』
「そう、その幽霊だよ。その証拠に君の姿は薄くなってないかな?それに普通の人族ならそんな場所に浮いていられるはずがない」
男性の言うがままに自分の体を観察すれば、たしかに薄くなっているようで向こう側が透けているように見えます。それに足元に地面も無く、空中に浮かんでいるようですわ。
そこまで考えて今の状況がとても恐ろしくなってしまいました。
『わ、わたくし…死んでしまいましたの…?』
思わず声が震えてしまいました。誰だって自分が死んでいると思い込めば、動揺をしてしまうのではないでしょうか。
「さあ。どうだろうね?幽霊族なんて種族もわずかながらいるらしいから、幽霊だから絶対死んでるとも限らないんじゃないかな」
あっけらかんとそう言われてしまえば、なんだかそんな気持ちにもなってしまいます。だってわたくしにはさっき目覚めた時からの記憶しかありませんもの。
この方の言葉が嘘かどうかすらわかりません。
「だからさ、一緒に調べてみないか?君が幽霊なのかそうじゃないのか。時間ならあるでしょ」
あまりにも普通ににっこりと笑いながらこちらに手を伸ばすものだから、なんだか呆気にとられてしまいました。
だからつい両手を腰に当てて、いじわるなことを言ってしまいます。
『なんだか物事を簡単に考えているように見えますが、責任くらい取ってくださいますよね?』
「ああ、責任を取るくらいお安い御用さ。君が俺の手を取ってくれるならね」
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