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控えめに言って頭おかしいのでは?
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思い出したところによると、つばのシャワーを浴びせてきた第二王子のロベルトさまは、出会った当初から私には興味がなかったみたいだ。
というかラディート学園へ入学して早々あの爆乳…いや、奇乳レベル?の女性、シェリルさんと『運命の出会い』をしていたそうで、その1年後にやって来た私は二人の間を邪魔する悪役令嬢なのだと何度も言われたんだよなあ。
…1時間前みたいにつばをかけられながらね。
いや、私達の婚約って国同士のことなんですけど?って思ってた私は何も悪くないよね?
それからことあるごとに何もしてない私に『僕に愛されるシェリルに嫉妬して変なことするな!』とか言って来たり、何か自分に都合の悪いことが起きるとすーぐ私のせいにしてしてきたんだよなあ。それからそれから自分から勝手に近寄ってきておいて『僕にすり寄ってくるんじゃない!』とか頭おかしい事をいろいろ言われたなぁ…。
というか婚約者以外の女性と二人っきりになったり、情熱的にキスしたり、性的なスキンシップをしてどこでも盛るような男のことを好きになるとでも思ってんの?いくら王子さまだろうと無いわ~。ただの性欲持て余した猿じゃん!世間体って言葉知らないんですか~?
そんな第二王子があまりにも馬鹿すぎて、記憶を思い出す前の人形のようだった私ですらあきれてたわ。
あー、あとそれに輪をかけてウザかったのが男爵令嬢のシェリルさんだったね。『あなたより美しいあたしが選ばれてごめんなさいね?』が口癖だ。少しもそう思ってないくせに。
学園でもごちゃごちゃと宝石をつけてきては『あたしの宝石が一つ無くなったわ!盗んだのはあたしに嫉妬したアイリーンさんね!ドワーフなんだから宝石なら泥まみれになって自分で採掘すればいいのに!』とか言いがかりをつけてくるのは日常茶飯事。男子生徒がいる時には『あたし~アイリーンさんにいじめられてるんですぅ~!か弱いあたしを守ってぇ~』って感じでくねくね。
女生徒だけの時は『あんた達がロベルト王子に愛されてるあたしに注意できるわけないわよね~?』って態度。終いにはみんなを引き連れて女王さまのように振舞っていたっけ。
いや、本当の所は誰も関わり合いになりたくなくて隅に避難してただけだけど。でもあの弱い頭じゃ理解できてたかどうか…。うーん。わかってたらあそこまで増長できてないかな。
とまあ、そんな感じで過ぎていった半年だったわけだけど…。思い出す前の私の我慢強さ凄ない?どう考えても実家へ帰らせていただきます!案件でしょ。あれだけのことされてればドワーフ国と人間国との懸け橋として~とか、そういう建前は全部吹き飛びますわ。
とりあえずそういう頭にくることを色々と思い出したのに、髪をぐしゃぐしゃにかきむしるのを我慢した私を褒めて欲しい。ドレスと同じように髪の毛もめちゃくちゃきれいにセットされてるんだよね。侍女さん達の努力の結晶なわけよ。
そして今、それをするのはあまりよろしくない。なぜなら…。
「やあ、ハイドワーフの姫君。この部屋の居心地はいかがかな?」
こういう招かれざる客が来るからだ。
というかラディート学園へ入学して早々あの爆乳…いや、奇乳レベル?の女性、シェリルさんと『運命の出会い』をしていたそうで、その1年後にやって来た私は二人の間を邪魔する悪役令嬢なのだと何度も言われたんだよなあ。
…1時間前みたいにつばをかけられながらね。
いや、私達の婚約って国同士のことなんですけど?って思ってた私は何も悪くないよね?
それからことあるごとに何もしてない私に『僕に愛されるシェリルに嫉妬して変なことするな!』とか言って来たり、何か自分に都合の悪いことが起きるとすーぐ私のせいにしてしてきたんだよなあ。それからそれから自分から勝手に近寄ってきておいて『僕にすり寄ってくるんじゃない!』とか頭おかしい事をいろいろ言われたなぁ…。
というか婚約者以外の女性と二人っきりになったり、情熱的にキスしたり、性的なスキンシップをしてどこでも盛るような男のことを好きになるとでも思ってんの?いくら王子さまだろうと無いわ~。ただの性欲持て余した猿じゃん!世間体って言葉知らないんですか~?
そんな第二王子があまりにも馬鹿すぎて、記憶を思い出す前の人形のようだった私ですらあきれてたわ。
あー、あとそれに輪をかけてウザかったのが男爵令嬢のシェリルさんだったね。『あなたより美しいあたしが選ばれてごめんなさいね?』が口癖だ。少しもそう思ってないくせに。
学園でもごちゃごちゃと宝石をつけてきては『あたしの宝石が一つ無くなったわ!盗んだのはあたしに嫉妬したアイリーンさんね!ドワーフなんだから宝石なら泥まみれになって自分で採掘すればいいのに!』とか言いがかりをつけてくるのは日常茶飯事。男子生徒がいる時には『あたし~アイリーンさんにいじめられてるんですぅ~!か弱いあたしを守ってぇ~』って感じでくねくね。
女生徒だけの時は『あんた達がロベルト王子に愛されてるあたしに注意できるわけないわよね~?』って態度。終いにはみんなを引き連れて女王さまのように振舞っていたっけ。
いや、本当の所は誰も関わり合いになりたくなくて隅に避難してただけだけど。でもあの弱い頭じゃ理解できてたかどうか…。うーん。わかってたらあそこまで増長できてないかな。
とまあ、そんな感じで過ぎていった半年だったわけだけど…。思い出す前の私の我慢強さ凄ない?どう考えても実家へ帰らせていただきます!案件でしょ。あれだけのことされてればドワーフ国と人間国との懸け橋として~とか、そういう建前は全部吹き飛びますわ。
とりあえずそういう頭にくることを色々と思い出したのに、髪をぐしゃぐしゃにかきむしるのを我慢した私を褒めて欲しい。ドレスと同じように髪の毛もめちゃくちゃきれいにセットされてるんだよね。侍女さん達の努力の結晶なわけよ。
そして今、それをするのはあまりよろしくない。なぜなら…。
「やあ、ハイドワーフの姫君。この部屋の居心地はいかがかな?」
こういう招かれざる客が来るからだ。
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