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第三部 美少女モンクと四天王
第86話 海月魔王
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大神殿の大扉を開けると、巨大なクラゲの形をした海月魔王クラーゲンが水の大輝石に絡みついていた。
整えられた祭壇には高さ三メートル程の大輝石が水中に浮いていたが、光は鈍く九割は輝きを失って黒く変色していた。クラーゲンの絡みつく変色した大輝石の中に、なんとか人型が視認できた。あれが水の巫女メアリーなのだろうか。
よく見ると大輝石の周囲には魔法陣がびっしりと埋め尽くされており、そこから半透明の黒い鎖のようなものが何本も大輝石へと伸びていた。
「メアリー!! 貴様クラーゲン! 何をやっている!」
水の勇者ケオルグが200年越しの想い人の安否を気遣い、今にも飛び出して行きそうになったので、腕を掴みぐっと抑えた。
「待てケオルグ! 一人で突っ込んではだめだ!」
「グブブ、久しぶりだな水の勇者ケオルグよ。メアリーを置いて何処に隠れていたのだ? しばらく姿が見えないと思ったら、わざわざ殺されに舞い戻って来るとはご苦労なことだ」
「水の大輝石の力で先日まで眠っていたのだ! 隠れてなどいない! 今度は風の大輝石の加護を受けし者達も一緒だ! 魔王となったお前を必ず討つ!」
「グブブ、愚かなりケオルグ。今の我は水の大輝石から力を吸い取り、邪神様のお力が無くとも200年前より遥かに強くなっている。寝ぼけた目障りな勇者などここで返り討ちにしてくれるわ!」
水の勇者ケオルグを串刺しにせんと、クラーゲンから高速で触手が伸びてきた!
キィン!
ケオルグが目にも止まらぬ抜刀で聖剣コンフロントを振り抜き、クラーゲンの触手を切り落とした!
「愚かなのはお前だクラーゲン! 俺は水の大輝石の力で200年夢の世界で修行をしてきた。力を増しているのはお前だけではない! 聖剣コンフロントの真の力を使いこなしている今の俺に斬られれば、お前の体は増殖する事ができない!」
「グブブブブブブ! 生意気な……では周りの者から死んでいってもらおう! また一人取り残されて絶望するが良い!」
クラーゲンから無数の触手が伸びてきた!
「笑止!」
キィン! キィン! ザシュ! ザシュ!
イーリアスもケオルグと共に魔剣フォルバガードを用いて触手を斬る! 我がパーティーの誇る聖剣使いと魔剣使いの対増殖の二刀流だ!
トトトト!
抜けてきた触手は俺も衝撃を与えないようにカットする。更に防御を固める為にヤツを召喚だ!
「シーラ! オクトロスを召喚だ!」
「まかせて! オクちゃん来て! オクトロス召喚」
「だいかいしょう」
ゴォォォ!
オクトロスは召喚時に『大海嘯』『すみ』『巻き付き』『たこですみません』のいずれかを一度だけランダムで使い、更に頭上に留まって敵の攻撃を八回までダメージカットしてくれるという超優秀な召喚獣なのだ。
大海嘯は水属性攻撃だからクラーゲンには効果が無いが、それを差し引いても防御だけでも十分に役に立つ。なにせ相手は無数の触手による圧倒的な手数での攻撃をしてくるのだから。
ケオルグとイーリアスが振り回される触手を斬り伏せつつクラーゲン本体に突貫する!
近付く二人を包み込むように触手が覆うとパン! っと弾けた!
ジュウジュウと二人から煙が漂う!
溶解液だ!
「二人共一旦下がれ!」
「ヒールザ!」
「「ぷえ~!」」
シーラとチョコザのヒールで直ちに回復するが、これでは中々近づく事が出来ない。やはり触手を先になんとかするしかないか!?
魔法にも高い耐性を持っているので、効きが悪いだろうが魔法ゴリ押しも試してみるか。
「魔法だ!」
俺の合図で皆が一斉に魔法を放つ!
ケオルグは勇者のみが使える『ギガサンダー』を、シーラは上級氷魔法を、チョコザは『チョコザの怒り』をイーリアスは魔法ではないが『あんこく』を放った。エリーは戦闘開始以来ずっと『すばやさの歌』を歌っている。
ズガガガン!
魔法が当たってクラーゲンの身体がブスブスとしているが、魔法ダメージの通りは、やはり悪いようだ。増殖だけでなく再生能力も高いクラーゲンはみるみるうちに再生していった。
「グブブブブ、無駄な事を。我の本領は無限増殖に無限再生よ! 貴様らが何をしてこようと、すぐさま我は回復するのだ」
クラーゲンが再び無数の触手で襲いかかってきた!
ケオルグとイーリアスが斬り落とし、俺が払い落とす。攻防を繰り返している間に名案を閃いた!
「ザック! チョコリュードライバーだ! そこからチョコのあれでイーリアス、ケオルグの順に! シーラの『落とし子ダンス』からだ!」
エリーが『調合』で作り出した『竜の力』をイーリアスとケオルグに振りかける! 『竜の力』は一時的にレベルを20も上げてくれる、とんでも薬だ。
シーラが青魔法『落とし子ダンス』を使う。落とし子ダンスは魅惑の腰振りダンスで見た者の動きを一瞬止める効果がある。
その一瞬の隙をつき、ザックのチョコリュードライバーで触手をかいくぐりクラーゲン本体に肉薄したタイミングで、チョコの『チョコ・ラ・エービー』でイーリアスと位置を入れ替える!
待ち構えていたイーリアスとケオルグが吠える!
「「アルティメットユナイトスキル『時の冒険』発動!」」
整えられた祭壇には高さ三メートル程の大輝石が水中に浮いていたが、光は鈍く九割は輝きを失って黒く変色していた。クラーゲンの絡みつく変色した大輝石の中に、なんとか人型が視認できた。あれが水の巫女メアリーなのだろうか。
よく見ると大輝石の周囲には魔法陣がびっしりと埋め尽くされており、そこから半透明の黒い鎖のようなものが何本も大輝石へと伸びていた。
「メアリー!! 貴様クラーゲン! 何をやっている!」
水の勇者ケオルグが200年越しの想い人の安否を気遣い、今にも飛び出して行きそうになったので、腕を掴みぐっと抑えた。
「待てケオルグ! 一人で突っ込んではだめだ!」
「グブブ、久しぶりだな水の勇者ケオルグよ。メアリーを置いて何処に隠れていたのだ? しばらく姿が見えないと思ったら、わざわざ殺されに舞い戻って来るとはご苦労なことだ」
「水の大輝石の力で先日まで眠っていたのだ! 隠れてなどいない! 今度は風の大輝石の加護を受けし者達も一緒だ! 魔王となったお前を必ず討つ!」
「グブブ、愚かなりケオルグ。今の我は水の大輝石から力を吸い取り、邪神様のお力が無くとも200年前より遥かに強くなっている。寝ぼけた目障りな勇者などここで返り討ちにしてくれるわ!」
水の勇者ケオルグを串刺しにせんと、クラーゲンから高速で触手が伸びてきた!
キィン!
ケオルグが目にも止まらぬ抜刀で聖剣コンフロントを振り抜き、クラーゲンの触手を切り落とした!
「愚かなのはお前だクラーゲン! 俺は水の大輝石の力で200年夢の世界で修行をしてきた。力を増しているのはお前だけではない! 聖剣コンフロントの真の力を使いこなしている今の俺に斬られれば、お前の体は増殖する事ができない!」
「グブブブブブブ! 生意気な……では周りの者から死んでいってもらおう! また一人取り残されて絶望するが良い!」
クラーゲンから無数の触手が伸びてきた!
「笑止!」
キィン! キィン! ザシュ! ザシュ!
イーリアスもケオルグと共に魔剣フォルバガードを用いて触手を斬る! 我がパーティーの誇る聖剣使いと魔剣使いの対増殖の二刀流だ!
トトトト!
抜けてきた触手は俺も衝撃を与えないようにカットする。更に防御を固める為にヤツを召喚だ!
「シーラ! オクトロスを召喚だ!」
「まかせて! オクちゃん来て! オクトロス召喚」
「だいかいしょう」
ゴォォォ!
オクトロスは召喚時に『大海嘯』『すみ』『巻き付き』『たこですみません』のいずれかを一度だけランダムで使い、更に頭上に留まって敵の攻撃を八回までダメージカットしてくれるという超優秀な召喚獣なのだ。
大海嘯は水属性攻撃だからクラーゲンには効果が無いが、それを差し引いても防御だけでも十分に役に立つ。なにせ相手は無数の触手による圧倒的な手数での攻撃をしてくるのだから。
ケオルグとイーリアスが振り回される触手を斬り伏せつつクラーゲン本体に突貫する!
近付く二人を包み込むように触手が覆うとパン! っと弾けた!
ジュウジュウと二人から煙が漂う!
溶解液だ!
「二人共一旦下がれ!」
「ヒールザ!」
「「ぷえ~!」」
シーラとチョコザのヒールで直ちに回復するが、これでは中々近づく事が出来ない。やはり触手を先になんとかするしかないか!?
魔法にも高い耐性を持っているので、効きが悪いだろうが魔法ゴリ押しも試してみるか。
「魔法だ!」
俺の合図で皆が一斉に魔法を放つ!
ケオルグは勇者のみが使える『ギガサンダー』を、シーラは上級氷魔法を、チョコザは『チョコザの怒り』をイーリアスは魔法ではないが『あんこく』を放った。エリーは戦闘開始以来ずっと『すばやさの歌』を歌っている。
ズガガガン!
魔法が当たってクラーゲンの身体がブスブスとしているが、魔法ダメージの通りは、やはり悪いようだ。増殖だけでなく再生能力も高いクラーゲンはみるみるうちに再生していった。
「グブブブブ、無駄な事を。我の本領は無限増殖に無限再生よ! 貴様らが何をしてこようと、すぐさま我は回復するのだ」
クラーゲンが再び無数の触手で襲いかかってきた!
ケオルグとイーリアスが斬り落とし、俺が払い落とす。攻防を繰り返している間に名案を閃いた!
「ザック! チョコリュードライバーだ! そこからチョコのあれでイーリアス、ケオルグの順に! シーラの『落とし子ダンス』からだ!」
エリーが『調合』で作り出した『竜の力』をイーリアスとケオルグに振りかける! 『竜の力』は一時的にレベルを20も上げてくれる、とんでも薬だ。
シーラが青魔法『落とし子ダンス』を使う。落とし子ダンスは魅惑の腰振りダンスで見た者の動きを一瞬止める効果がある。
その一瞬の隙をつき、ザックのチョコリュードライバーで触手をかいくぐりクラーゲン本体に肉薄したタイミングで、チョコの『チョコ・ラ・エービー』でイーリアスと位置を入れ替える!
待ち構えていたイーリアスとケオルグが吠える!
「「アルティメットユナイトスキル『時の冒険』発動!」」
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