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旅
少女に街を案内してもらいたい
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「お嬢さん、よかったら私を町まで案内してくれないかな」
「うん! いいよ!」
よかった、これでなんとか街までは着けそうだし、なんとか威厳を保つこともできたみたいだ。
子供に対して「実は一銭もお金を持っていないんです」とか「私はこれからどうすればいいんだろう」って聞くのはちょっと、流石に気がひけるというか。
街についたら信頼できそうな大人を探して相談してみることにしようかな。
少女についてしばらく道沿いに進んでいくと、やがて大きな壁が見えてきた。どうやらこの壁はぐるりと何かを囲うように円形に建てられているみたい。ということはこの壁の内側が街なのかな……。
「おねーちゃん、つきましたよ! 早速中に入りましょう!」
「え、あ、うん……、もしかして、街に入るのに許可証が必要だったり、する?」
「いえ特にそういうのは必要ないですよ。普通なら軽い面接ぐらいはありますが、私と一緒なら顔パスでおっけーです。
お姉さんの地元では、街に戻るのに許可が必要なんですか?」
「いやそうじゃないけど、そういう国もあるって聞いたことあるから……」
でも、人の侵入を防ぐ目的じゃないなら、こんな巨大な門を作ったのはなんのためなんだろう。
そんなことを考えながら、ふと空を見上げると、巨大な鳥が飛んでいて……、こっちに向かって飛んでくる⁉︎
この角度だと、私じゃなくてこの少女を狙っているっぽい。
「お嬢さん、危ない!」
ドン!
「きゃっ!」
ズザ!
「な、なに、この、鳥? デカくない⁉︎」
「ああ、鳥の魔獣さんですね。私を狙っていたんでしょうか。助けてくれてありがとう、おねーちゃん!」
「いえいえ、それほどでも。で、どうするの、この鳥」
鳥の魔獣は間抜けなことに、爪を地面に突き刺したまま飛び立とうともがいている。
あの爪で少女に攻撃しようとしたけどとっさにかわされてしまい、勢い余って地面に攻撃してしまったみたい。
「おねーちゃんのおかげで倒せたみたいなものなので、おねーちゃんの手柄でいいですよ!」
「手柄って?」
「街につけば、この鳥の討伐クエストがあると思うので。ちょっとしたお小遣いぐらいにはなりますよ!」
「へぇ、そうなんだ。やっぱりとどめは刺さなきゃダメ……だよね」
「おねーちゃんは狩人じゃなさそうだもんね~。報酬の5%をくれるなら、処理まで全部やってあげますよ!」
「……それじゃあ、お願いしようかな」
少女は地面に刺さった鳥に近づくと、目にも止まらない速さでナイフを振り回して、あっという間に鳥が肉屋でよく見かける姿に加工されてしまった。
今まで半信半疑だったけど、どうやらこの小さな少女が魔獣ハンターだというのは本当のことらしい。
「終わりました! おねーちゃんはマジックバッグを持ってないみたいなので、私のバッグに一緒に入れておきますね!」
「なにからなにまでありがとね。いつかこのお礼は絶対するから!」
「お礼なんて、いいですよ。私たち人間族は、互いに支えあわないと生きていくこともできない弱い人種なんですから!」
人間族?
もしかしてこの世界には、人間以外にも人種があるってこと?
「うん! いいよ!」
よかった、これでなんとか街までは着けそうだし、なんとか威厳を保つこともできたみたいだ。
子供に対して「実は一銭もお金を持っていないんです」とか「私はこれからどうすればいいんだろう」って聞くのはちょっと、流石に気がひけるというか。
街についたら信頼できそうな大人を探して相談してみることにしようかな。
少女についてしばらく道沿いに進んでいくと、やがて大きな壁が見えてきた。どうやらこの壁はぐるりと何かを囲うように円形に建てられているみたい。ということはこの壁の内側が街なのかな……。
「おねーちゃん、つきましたよ! 早速中に入りましょう!」
「え、あ、うん……、もしかして、街に入るのに許可証が必要だったり、する?」
「いえ特にそういうのは必要ないですよ。普通なら軽い面接ぐらいはありますが、私と一緒なら顔パスでおっけーです。
お姉さんの地元では、街に戻るのに許可が必要なんですか?」
「いやそうじゃないけど、そういう国もあるって聞いたことあるから……」
でも、人の侵入を防ぐ目的じゃないなら、こんな巨大な門を作ったのはなんのためなんだろう。
そんなことを考えながら、ふと空を見上げると、巨大な鳥が飛んでいて……、こっちに向かって飛んでくる⁉︎
この角度だと、私じゃなくてこの少女を狙っているっぽい。
「お嬢さん、危ない!」
ドン!
「きゃっ!」
ズザ!
「な、なに、この、鳥? デカくない⁉︎」
「ああ、鳥の魔獣さんですね。私を狙っていたんでしょうか。助けてくれてありがとう、おねーちゃん!」
「いえいえ、それほどでも。で、どうするの、この鳥」
鳥の魔獣は間抜けなことに、爪を地面に突き刺したまま飛び立とうともがいている。
あの爪で少女に攻撃しようとしたけどとっさにかわされてしまい、勢い余って地面に攻撃してしまったみたい。
「おねーちゃんのおかげで倒せたみたいなものなので、おねーちゃんの手柄でいいですよ!」
「手柄って?」
「街につけば、この鳥の討伐クエストがあると思うので。ちょっとしたお小遣いぐらいにはなりますよ!」
「へぇ、そうなんだ。やっぱりとどめは刺さなきゃダメ……だよね」
「おねーちゃんは狩人じゃなさそうだもんね~。報酬の5%をくれるなら、処理まで全部やってあげますよ!」
「……それじゃあ、お願いしようかな」
少女は地面に刺さった鳥に近づくと、目にも止まらない速さでナイフを振り回して、あっという間に鳥が肉屋でよく見かける姿に加工されてしまった。
今まで半信半疑だったけど、どうやらこの小さな少女が魔獣ハンターだというのは本当のことらしい。
「終わりました! おねーちゃんはマジックバッグを持ってないみたいなので、私のバッグに一緒に入れておきますね!」
「なにからなにまでありがとね。いつかこのお礼は絶対するから!」
「お礼なんて、いいですよ。私たち人間族は、互いに支えあわないと生きていくこともできない弱い人種なんですから!」
人間族?
もしかしてこの世界には、人間以外にも人種があるってこと?
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