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街2
旅立ちの朝
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「……。うわー、寝過ごしたー!」
目が覚めると、すでに太陽がだいぶ高い場所まで登っていた。
本当は日の出と同時ぐらいに旅支度を終わらせてすぐに出発する予定だったんだけど、流石に昨日深夜までおしゃべりしてた反動が来たみたい……。
テーブルの上を見ると置き手紙が。
アカネさんへ
起こしに来たのですが気持ちよく寝ているようなので起こさないでおきますね。
わたしとマリーは狩りに出かけねばならないのでお先に失礼します。
アカネさんの幸福を祈っています。
主人の妻 アイナ
あの奥さん、わたしが「寝る」って言った時、「おやすみなさい、私は片付けしないとなので……」って言ってたから、わたしより寝た時間は遅いはずなのに、もう起きてしかもマリーちゃんと狩りに出かけちゃったのか。
てか、マリーちゃんのお母さんはアイナさんって名前だったんだ……。
って、ボーッとしてる場合じゃない。
脱ぎ散らかした服を片付けたりしないと……あれ?
おかしい。昨日脱ぎ散らかしたはずの服が畳まれてまとめてある。てか、服を鞄に仕舞えば今すぐ旅立てるレベルまで整理されてる⁉︎
あ、鞄の上にも手紙が。
あかねおねーちゃんへ
おねーちゃんが ねぼすけさんなので
わたしが ぜんぶ じゅんび しておきました えっへん!
またいっしょに あそぼうね
マリー
……マリーちゃん⁉︎
マリーちゃんの手紙の字は辿々しかったけど、洋服は綺麗にたたまれてるし、よく見たら魔力の残光も感じられて清潔にもなってるみたい。
魔導でお洗濯までしてくれたってことなのかな。
てか、母娘してわたしの部屋に入り込んでったってこと?
まあ、女性同士だからいっか。宿屋のおじさんが勝手に入ってきてたってなったらそれは違うけど、流石にそんなことはないみたいだし。
とりあえずはまとめられた荷物を異空間鞄に詰め込んで、リビングにいるであろうおじさんに声をかけたら出かけることにしようかな。
「おじさん、おはようございます」
「おう起きたか、お客さん。うちの妻と娘が迷惑をかけなかったか?」
「いえそんな、むしろ助けてもらったぐらいです……っと、少しのんびりしすぎたのでもう出ますね。お世話になりました」
「ああ、こちらこそな。今出れば今日の夕方にはキャンプ地に着けるはずだ。まあ、道中気をつけてな。記憶が戻ったらまたここに寄ってくれよ!」
「はい、もちろんです」
おじさんとの別れの挨拶を済ませて厩舎に行くと、お馬さんが出迎えてくれた。
「お待たせ、お馬さん。それじゃあ出発しよっか」
『お主よ、待っていたぞ。さあ行こう、我らの旅の幕開けである!」
お馬さんを馬房から出した私はお馬さんを綱で引っ張って、都市に入る時に通った検問所に向かった。
「おや商人さん。荷馬車はどうしたのですか?」
「えっと、まあ。ちょっと分け合って手放したんだけど。……それより、街を出る手続きをお願いしてもいいかな」
「はい、お待ち下さい……、お待たせしました。もう大丈夫ですよ! また来てくださいね!」
「ありがとう。また寄った時はよろしくね!」
門を抜けた私はお馬さんの馬装を整えると鞍にまたがって、お馬さんのお腹を軽くキック。合図を受けたお馬さんはパカパカと軽快に歩き出してくれた。
目が覚めると、すでに太陽がだいぶ高い場所まで登っていた。
本当は日の出と同時ぐらいに旅支度を終わらせてすぐに出発する予定だったんだけど、流石に昨日深夜までおしゃべりしてた反動が来たみたい……。
テーブルの上を見ると置き手紙が。
アカネさんへ
起こしに来たのですが気持ちよく寝ているようなので起こさないでおきますね。
わたしとマリーは狩りに出かけねばならないのでお先に失礼します。
アカネさんの幸福を祈っています。
主人の妻 アイナ
あの奥さん、わたしが「寝る」って言った時、「おやすみなさい、私は片付けしないとなので……」って言ってたから、わたしより寝た時間は遅いはずなのに、もう起きてしかもマリーちゃんと狩りに出かけちゃったのか。
てか、マリーちゃんのお母さんはアイナさんって名前だったんだ……。
って、ボーッとしてる場合じゃない。
脱ぎ散らかした服を片付けたりしないと……あれ?
おかしい。昨日脱ぎ散らかしたはずの服が畳まれてまとめてある。てか、服を鞄に仕舞えば今すぐ旅立てるレベルまで整理されてる⁉︎
あ、鞄の上にも手紙が。
あかねおねーちゃんへ
おねーちゃんが ねぼすけさんなので
わたしが ぜんぶ じゅんび しておきました えっへん!
またいっしょに あそぼうね
マリー
……マリーちゃん⁉︎
マリーちゃんの手紙の字は辿々しかったけど、洋服は綺麗にたたまれてるし、よく見たら魔力の残光も感じられて清潔にもなってるみたい。
魔導でお洗濯までしてくれたってことなのかな。
てか、母娘してわたしの部屋に入り込んでったってこと?
まあ、女性同士だからいっか。宿屋のおじさんが勝手に入ってきてたってなったらそれは違うけど、流石にそんなことはないみたいだし。
とりあえずはまとめられた荷物を異空間鞄に詰め込んで、リビングにいるであろうおじさんに声をかけたら出かけることにしようかな。
「おじさん、おはようございます」
「おう起きたか、お客さん。うちの妻と娘が迷惑をかけなかったか?」
「いえそんな、むしろ助けてもらったぐらいです……っと、少しのんびりしすぎたのでもう出ますね。お世話になりました」
「ああ、こちらこそな。今出れば今日の夕方にはキャンプ地に着けるはずだ。まあ、道中気をつけてな。記憶が戻ったらまたここに寄ってくれよ!」
「はい、もちろんです」
おじさんとの別れの挨拶を済ませて厩舎に行くと、お馬さんが出迎えてくれた。
「お待たせ、お馬さん。それじゃあ出発しよっか」
『お主よ、待っていたぞ。さあ行こう、我らの旅の幕開けである!」
お馬さんを馬房から出した私はお馬さんを綱で引っ張って、都市に入る時に通った検問所に向かった。
「おや商人さん。荷馬車はどうしたのですか?」
「えっと、まあ。ちょっと分け合って手放したんだけど。……それより、街を出る手続きをお願いしてもいいかな」
「はい、お待ち下さい……、お待たせしました。もう大丈夫ですよ! また来てくださいね!」
「ありがとう。また寄った時はよろしくね!」
門を抜けた私はお馬さんの馬装を整えると鞍にまたがって、お馬さんのお腹を軽くキック。合図を受けたお馬さんはパカパカと軽快に歩き出してくれた。
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