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旅3
旅路
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次の街までは一日ではたどり着かなさそうなのでとりあえず今日の目的地は途中にあるキャンプ場になる。
キャンプ場というだけあって山の中にあるらしいんだけど、その辺りまで行けば人通りもだいぶ多くなるみたいなので、キャンプ場で魔獣に襲われたりとかそういう危険はほとんど無いらしい。
ただ、コテージを借りることができなければテントを張って野宿することになる。
そのためにもできるだけ早い時間にキャンプ場に到着したかったんだけど……、まあ、寝坊した私が完全悪いんだけどね。
「お馬さん、このペースで行くと、どれぐらいでつきそう?」
『ふむ、どうであろうな。日が沈む前には着くと思うが……』
「ちなみに、ベースを上げるのはやっぱりきつい?」
『我の体力の話であれば問題はないが、お主の体力が持たぬであろう』
「まじか、走ってる馬よりも乗ってる人の体力の問題なんだ……」
『何せ我はただの馬ではない。魔馬であるからな!』
ちなみにお馬さんがいうには、普通の馬だと今のペースで走り続けることも相当難しいことではあるらしい。そういう意味ではお馬さん様々かな。
「はぁあ、ってことは今夜はテントかな……」
『まあ良いではないか。見張りは我に任せるが良い。ある程度の魔獣であれば我が蹴散らしてやるし、いざとなったらお主を背に抱えて逃げてやっても良いぞ!』
「それは、ありがたいけど……」
ちなみに、テントは私の鞄の中に最初から入ってた。折りたたみ式のテントだから、そもそもこのテントを私に組み立てることができるかという問題もあるんだけど……、まあ今悩んでも仕方ないか。
そんな感じでお馬さんに乗ってパカラッパカラッとリズム良く走っていると、少し先に獣と戦っている人たちがいたので、少し離れたところで立ち止まって観察することにした。
よく見ると、騎士風の鎧を着た人たちが荷馬車を守りながら狼のような獣--獣たちの体は魔力で光っているので多分魔物だろう--の群れと戦っているみたい。
あたりには剣で切られた狼の死体がいくつか転がっているけど、騎士の中にもけが人がいるみたい。
『お主よ、どうする? 人間側に加勢するか?』
「いやいや、だから私は戦えないって。無理無理……」
『うむ。あの程度の魔獣であれば、お主を背に乗せたままでも問題ないぞ? 後はお主が「よし」というかの問題なのだが。お主はあれを見捨てるのか?』
「……そういう聞き方はずるくない? わかった、わかったって。じゃあ私は邪魔にならないように背中の上でおとなしくしてるから、お馬さんに任せるよ。やっちゃって!」
そう言うとお馬さんは加速をつけて高く飛んで荷馬車さえも飛び越して狼の群れに飛び込んでいく。乗ってるこっちからしたらジェットコースターだよ!
お馬さんはそのまま数体の狼を後ろ足で蹴飛ばして狼の魔獣に向かって威嚇する。
側から見たら、草食動物が肉食動物に向かって突撃する光景に見えるのだろうか。
て、そんな余計なこと考えてる余裕はない。お馬さんは飛びかかってくる狼を華麗なステップで躱しながら、逆に後ろ足で追撃を繰り出していく。その度に激しく揺れるお馬さんの背中……。
『お主よ。どうやら奴ら、諦めて帰っていくようであるぞ』
「はあ、はあ……ってことは、終わり?」
『お主が「追撃せよ」と命じない限りはな』
そんなこと、言うわけないじゃん。
てか、少し馬から降りて休憩させて……。今日はもう、テントでいいから。
キャンプ場というだけあって山の中にあるらしいんだけど、その辺りまで行けば人通りもだいぶ多くなるみたいなので、キャンプ場で魔獣に襲われたりとかそういう危険はほとんど無いらしい。
ただ、コテージを借りることができなければテントを張って野宿することになる。
そのためにもできるだけ早い時間にキャンプ場に到着したかったんだけど……、まあ、寝坊した私が完全悪いんだけどね。
「お馬さん、このペースで行くと、どれぐらいでつきそう?」
『ふむ、どうであろうな。日が沈む前には着くと思うが……』
「ちなみに、ベースを上げるのはやっぱりきつい?」
『我の体力の話であれば問題はないが、お主の体力が持たぬであろう』
「まじか、走ってる馬よりも乗ってる人の体力の問題なんだ……」
『何せ我はただの馬ではない。魔馬であるからな!』
ちなみにお馬さんがいうには、普通の馬だと今のペースで走り続けることも相当難しいことではあるらしい。そういう意味ではお馬さん様々かな。
「はぁあ、ってことは今夜はテントかな……」
『まあ良いではないか。見張りは我に任せるが良い。ある程度の魔獣であれば我が蹴散らしてやるし、いざとなったらお主を背に抱えて逃げてやっても良いぞ!』
「それは、ありがたいけど……」
ちなみに、テントは私の鞄の中に最初から入ってた。折りたたみ式のテントだから、そもそもこのテントを私に組み立てることができるかという問題もあるんだけど……、まあ今悩んでも仕方ないか。
そんな感じでお馬さんに乗ってパカラッパカラッとリズム良く走っていると、少し先に獣と戦っている人たちがいたので、少し離れたところで立ち止まって観察することにした。
よく見ると、騎士風の鎧を着た人たちが荷馬車を守りながら狼のような獣--獣たちの体は魔力で光っているので多分魔物だろう--の群れと戦っているみたい。
あたりには剣で切られた狼の死体がいくつか転がっているけど、騎士の中にもけが人がいるみたい。
『お主よ、どうする? 人間側に加勢するか?』
「いやいや、だから私は戦えないって。無理無理……」
『うむ。あの程度の魔獣であれば、お主を背に乗せたままでも問題ないぞ? 後はお主が「よし」というかの問題なのだが。お主はあれを見捨てるのか?』
「……そういう聞き方はずるくない? わかった、わかったって。じゃあ私は邪魔にならないように背中の上でおとなしくしてるから、お馬さんに任せるよ。やっちゃって!」
そう言うとお馬さんは加速をつけて高く飛んで荷馬車さえも飛び越して狼の群れに飛び込んでいく。乗ってるこっちからしたらジェットコースターだよ!
お馬さんはそのまま数体の狼を後ろ足で蹴飛ばして狼の魔獣に向かって威嚇する。
側から見たら、草食動物が肉食動物に向かって突撃する光景に見えるのだろうか。
て、そんな余計なこと考えてる余裕はない。お馬さんは飛びかかってくる狼を華麗なステップで躱しながら、逆に後ろ足で追撃を繰り出していく。その度に激しく揺れるお馬さんの背中……。
『お主よ。どうやら奴ら、諦めて帰っていくようであるぞ』
「はあ、はあ……ってことは、終わり?」
『お主が「追撃せよ」と命じない限りはな』
そんなこと、言うわけないじゃん。
てか、少し馬から降りて休憩させて……。今日はもう、テントでいいから。
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