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こまりもの(完)
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からだをゆさゆさと揺さぶられる、そんな感じがして。
僕は重たい瞼をゆっくりあげる――とても心配そうに僕を覗き込む海翔がいて、僕は、いつの間にか床に寝かされていた。
くらくらとするような匂いが、あたりには広がっている。
それは普段ならばすぐに消臭剤で隠しているはずの、オナニーをした後の、精液の匂いと汗の匂い――とてもとても濃い、そんな匂いが、部屋に漂っている。
ああ……。
まだ、腰がふわふわとしていて、感覚がおかしい。
ぐしょりと濡れたパンツは、僕の肌にぴったりと、僕のおちんちんにねっとりと絡みついていて、なのに、既にかぴかぴと、そんな感覚もしている。
どのくらい、時間が経っているのだろう……、やっと焦点が合った目で、僕は時計を見ると、五時半になっていた。
「り……お、……里央、その……俺、……ほんっとうに、ごめん!」
僕の目の焦点が定まったからか、海翔は表情を蒼白にしながら、僕に深く深く、頭を下げて謝っている。
そしてもう一度「ごめん」と謝ると、殆ど、土下座のような形になった――その床には僕が出した精液が飛び散っているのにお構いなしで、頭を床に付けている。
「海翔……」
「ごめん……ごめんなさい……」
「気持ちよかった……」
「ごめん……、……え?」
酷い事をされたと、思う。
けれどそれ以上に……気持ちが良くて。
オナニーじゃ絶対に得られないような、途方もない感覚。
自分では絶対に途中で止めてしまうような、気を失うほどの快楽。
――こんなのを知ってしまったら、普通のオナニーじゃ、もう、満足できそうにない。
それどころか、普通のオナニーでイけるかな……、それさえも、不安になるほどだ。
「ねえ、海翔、……お願い、聞いてくれる?」
「お願い……わか、った。聞く」
聞かない、なんて答えられないよな。
それを解っていて、僕はお願いをして。
「僕の、……パンツを降ろして、その、僕についてる精液、ぺろぺろって舐め取って……きれいに、してくれる?」
「え……いいのか? そんな、ことして、本当に?」
「僕は、良いよ。きもちよかったし……きっと、それは」
きもちいいことだから。
僕はそうお願いして――海翔は、恐る恐ると頭を上げて、僕に近づき、僕のパンツに手を掛ける。
やっぱり、カピカピになっているところもあって――僕のおちんちんがくっついてしまっているパンツを、けれど、海翔はゆっくりと降ろすと、むわっと、精液の匂いが僕の鼻にもハッキリ届いたし、当然、僕のおちんちんに顔を近づけている海翔は、もっと強く感じているだろう。
なのに、海翔は微塵も嫌そうな表情を浮かべることはなく。
恐る恐るとべろをのばして、僕のおへその下の当たりを、ぺろりと舐めた。
とてもくすぐったくて――なんだか、そわそわとする。
ぺろぺろ、と。
時々、べろりと。
海翔のべろは、僕のおへその下をひとしきり舐め終えると、腰の右側、外側を沿うように、パンツを降ろしている腿まで一気に舐め進めて、内側へとべろを這わせてくる。
「ぅあ……っはぁ……、」
そわそわと、ぞくぞくと――むずむずとする僕を、海翔は夢中になって舐めている。
僕の身体は、美味しいのかな……、海翔の目は、とろんとしていた。
右脚から、一瞬だけ僕のタマをベロで撫でて、今度は左脚へ。
海翔は焦らすように、僕の身体を、ゆっくりと丁寧に、舐めている。
視線を自分の下半身に向ければ、もう、おちんちんは勃起しきっていて。
まだ皮からほんの少ししか見えない先っぽからは、透明な先走りが、露のように溜まって――僕のお腹に、垂れている。
なのに、海翔は順序を変えず。
ただ、ゆっくりと僕を舐めて――舐め上げて、そしてやっと、海翔は僕のタマを、大きく舐めた。
ぞくぞくっと――肩が震える。
きゅううっと、おちんちんの根元が、鳴いている。
「ぁ……ふっ……」
漏れる息が、変な声になって出ていて。
海翔は、とろんとした目のまま、僕のタマをゆっくりと舐めて、カピカピにこびりついた精液を拭い取りきり――ついに、そのべろが、僕のおちんちんの根元を、ぐるりと一周した。
それはあまりにもじんわりとした快感で。
しごかれているときの、あの強烈な快感とは全く違ったもので――とても暖かくて、とても優しくて、ふわりと、全身が浮いたような感じがして。
「あ……ぅあ……」
どろり、ぼたり、なんて音が聞こえそうなくらいに。
勢いはなく、ゆっくりと、僕のおちんちんの先っぽから、新たに精液が零れ出て――それが僕のお腹に垂れると、海翔のべろが掬いとり、ごくんと飲み込んだ。
更に、それを零れ出した僕のおちんちんを根元からさきっぽまで、ゆっくりとべろで大きく、何度も舐め上げてくる――カピカピに乾いた精液を拭い取るだけじゃなくて、しみこんだ精液の匂いさえも拭い取ろうとするかのように。
その度に、僕はどうしようもない『きもちいい』を覚えて、ぶるぶると身体を震わせている。
夢みたいだ……僕のおちんちんを、まるで大好きな飴をじっくりとなめるように、クラスメイトが、友達が舐めている――僕のおちんちんを、僕の精液を、おいしそうに舐めているなんて、妄想の中でさえもしたことがなかった……。
「僕、また、イく……、イっちゃう……ぅぁあ」
我慢なんて、もうできなくて。
すぐに、僕はだらしなく、どろり、だらりと精液を垂れ流す――それを海翔は、甘い蜜でも舐めているかのように美味しそうに、舐め取っている。
「は、ぁ、はぁ……きもち、よかったあ……かい、と、ありがと……」
「俺……、感謝されることなんて……」
「いっぱい、してくれたよ。やっぱり、罰ゲームなんかじゃなかった……」
「……お、俺」
「うん」
「俺も、イきたい……見て、見てて、俺、イくところ」
「いいよ」
慌てて海翔はベルトをガチャガチャと外して――スラックスのホックを外して、ファスナーを下ろし、ボクサーブリーフと一緒に一気に下ろす。
とても、とても、硬く勃起した海翔のおちんちんは、ボクサーブリーフのゴムに引っかかって――けれど、ばちんと弾けるように解放されると、その反動で海翔のお腹を強く打って、僕よりも少し多めに中身が見えるおちんちんの先っぽから、透明な先走りをまき散らし、僕のおちんちんにもすこし、かかった。
海翔のおちんちんの根元には、ほんの少しだけ、毛が生え始めているけれど、大きさは僕のよりも、ほんの少しだけ大きいくらいで。
けれど、そのおちんちんはとてつもないほどに硬くなっているのが、もう、見ただけでも解る。
そんなおちんちんを、海翔は握って――ただ、それだけで。
「え……あ――あぅ――」
息を漏らし、ガクガクと腰を震わせて、海翔のおちんちんの先っぽから、ゼリーのようにぶるんぶるんとした、塊のような精液が勢いよく飛び出てきて――僕のシャツの胸元まで、それは飛んできた。
その射精は、六度、七度と回数を分けて大量に、なにより、宣言通り僕に見せつけるように、行われて――海翔は、その場にへたり込むと、ぜえぜえと、肩で息をしている。
僕は、飛んできた海翔の精液を指で掬って、口に運んでみて――うげえ、となる。
まずい。
ものすごくまずい。
僕の精液だって同じだろうに……海翔は、なのにあんなにも美味しそうに舐めていて。
「海翔……もし、もしもだよ。もしも海翔がよかったらなんだけれど……、また、遊びに来て、くれる?」
「……いい、のか? 俺、また、したくなっちゃうと、思う」
「僕も、したい。きもちよくなりたいんだ。……僕の家なら、朝まで親も帰ってこないし。ちゃんと、片付けさえしたら、バレないよ」
「……きもち、わるくないのか? 俺がしたこと、酷い事だったし……それに、男に、こんなことされて」
「気持ち悪かったら、また遊びに来てなんて言わないよ」
萎えかけていた海翔のおちんちんが、また、勃起を始めている。
きっと、それは期待から。
「じゃ、じゃあ俺さ……俺、これから、毎日、一緒に里央と帰りたいって言ったら、ダメか?」
「ダメじゃないよ」
「本当に?」
「本当だよ」
「…………、」
信じ切れない、そんな様子で。
だから、僕は気怠くてしょうが無い身体を、なんとか動かして――起き上がって、また、痛そうなくらいに勃起している海翔のおちんちんの先っぽ、皮の中に、指を入れて、ツンとつつく。
「でも、僕ばっかりが気持ちいいのはずるいだろうから――同じ分だけ、気持ちよくしてあげる。たぶん、僕は下手だけど……頑張るよ」
「これ……夢じゃ、ないよな? 俺、今、起きてるよな?」
「うん」
「でも俺、きっと、変態だよ。男が好きで、男にえろいことをして気持ちよくなっちゃうような、変態」
「それは、僕も同じだろうね。僕もどうしようもないくらいに、気持ちよかったから」
「でも」
良いよ、と。
僕は、答える代わりに、海翔の口を塞ぐようにチューをする。
「僕、もっともっと、海翔と気持ちよくなりたい」
「……もっと、酷い事をしちゃうかも知れないぞ」
「それで僕と海翔が気持ちよくなれるなら、僕はいいよ」
頭がどうにかなりそうなほどに充満した、精液の匂いの中で。
僕と海翔は、お互いの欲求をぶつけ合うことを、お互いの快楽を貪り合うことを、お互いのおちんちんを擦り合い、放たれた精液をお互いのお腹にぶつけ合いながら誓い合って――僕も海翔も疲れ果ててしまっていたから、この日はその後、後片付けをしながら明日の約束もして、海翔はふらふらと帰っていった。
けれど確かに、僕と海翔は。
この日、仲の良い友達から、親友なんかも飛び越えた、別の何かになったんだ。
◇
――何になってしまったんだろう?
僕は重たい瞼をゆっくりあげる――とても心配そうに僕を覗き込む海翔がいて、僕は、いつの間にか床に寝かされていた。
くらくらとするような匂いが、あたりには広がっている。
それは普段ならばすぐに消臭剤で隠しているはずの、オナニーをした後の、精液の匂いと汗の匂い――とてもとても濃い、そんな匂いが、部屋に漂っている。
ああ……。
まだ、腰がふわふわとしていて、感覚がおかしい。
ぐしょりと濡れたパンツは、僕の肌にぴったりと、僕のおちんちんにねっとりと絡みついていて、なのに、既にかぴかぴと、そんな感覚もしている。
どのくらい、時間が経っているのだろう……、やっと焦点が合った目で、僕は時計を見ると、五時半になっていた。
「り……お、……里央、その……俺、……ほんっとうに、ごめん!」
僕の目の焦点が定まったからか、海翔は表情を蒼白にしながら、僕に深く深く、頭を下げて謝っている。
そしてもう一度「ごめん」と謝ると、殆ど、土下座のような形になった――その床には僕が出した精液が飛び散っているのにお構いなしで、頭を床に付けている。
「海翔……」
「ごめん……ごめんなさい……」
「気持ちよかった……」
「ごめん……、……え?」
酷い事をされたと、思う。
けれどそれ以上に……気持ちが良くて。
オナニーじゃ絶対に得られないような、途方もない感覚。
自分では絶対に途中で止めてしまうような、気を失うほどの快楽。
――こんなのを知ってしまったら、普通のオナニーじゃ、もう、満足できそうにない。
それどころか、普通のオナニーでイけるかな……、それさえも、不安になるほどだ。
「ねえ、海翔、……お願い、聞いてくれる?」
「お願い……わか、った。聞く」
聞かない、なんて答えられないよな。
それを解っていて、僕はお願いをして。
「僕の、……パンツを降ろして、その、僕についてる精液、ぺろぺろって舐め取って……きれいに、してくれる?」
「え……いいのか? そんな、ことして、本当に?」
「僕は、良いよ。きもちよかったし……きっと、それは」
きもちいいことだから。
僕はそうお願いして――海翔は、恐る恐ると頭を上げて、僕に近づき、僕のパンツに手を掛ける。
やっぱり、カピカピになっているところもあって――僕のおちんちんがくっついてしまっているパンツを、けれど、海翔はゆっくりと降ろすと、むわっと、精液の匂いが僕の鼻にもハッキリ届いたし、当然、僕のおちんちんに顔を近づけている海翔は、もっと強く感じているだろう。
なのに、海翔は微塵も嫌そうな表情を浮かべることはなく。
恐る恐るとべろをのばして、僕のおへその下の当たりを、ぺろりと舐めた。
とてもくすぐったくて――なんだか、そわそわとする。
ぺろぺろ、と。
時々、べろりと。
海翔のべろは、僕のおへその下をひとしきり舐め終えると、腰の右側、外側を沿うように、パンツを降ろしている腿まで一気に舐め進めて、内側へとべろを這わせてくる。
「ぅあ……っはぁ……、」
そわそわと、ぞくぞくと――むずむずとする僕を、海翔は夢中になって舐めている。
僕の身体は、美味しいのかな……、海翔の目は、とろんとしていた。
右脚から、一瞬だけ僕のタマをベロで撫でて、今度は左脚へ。
海翔は焦らすように、僕の身体を、ゆっくりと丁寧に、舐めている。
視線を自分の下半身に向ければ、もう、おちんちんは勃起しきっていて。
まだ皮からほんの少ししか見えない先っぽからは、透明な先走りが、露のように溜まって――僕のお腹に、垂れている。
なのに、海翔は順序を変えず。
ただ、ゆっくりと僕を舐めて――舐め上げて、そしてやっと、海翔は僕のタマを、大きく舐めた。
ぞくぞくっと――肩が震える。
きゅううっと、おちんちんの根元が、鳴いている。
「ぁ……ふっ……」
漏れる息が、変な声になって出ていて。
海翔は、とろんとした目のまま、僕のタマをゆっくりと舐めて、カピカピにこびりついた精液を拭い取りきり――ついに、そのべろが、僕のおちんちんの根元を、ぐるりと一周した。
それはあまりにもじんわりとした快感で。
しごかれているときの、あの強烈な快感とは全く違ったもので――とても暖かくて、とても優しくて、ふわりと、全身が浮いたような感じがして。
「あ……ぅあ……」
どろり、ぼたり、なんて音が聞こえそうなくらいに。
勢いはなく、ゆっくりと、僕のおちんちんの先っぽから、新たに精液が零れ出て――それが僕のお腹に垂れると、海翔のべろが掬いとり、ごくんと飲み込んだ。
更に、それを零れ出した僕のおちんちんを根元からさきっぽまで、ゆっくりとべろで大きく、何度も舐め上げてくる――カピカピに乾いた精液を拭い取るだけじゃなくて、しみこんだ精液の匂いさえも拭い取ろうとするかのように。
その度に、僕はどうしようもない『きもちいい』を覚えて、ぶるぶると身体を震わせている。
夢みたいだ……僕のおちんちんを、まるで大好きな飴をじっくりとなめるように、クラスメイトが、友達が舐めている――僕のおちんちんを、僕の精液を、おいしそうに舐めているなんて、妄想の中でさえもしたことがなかった……。
「僕、また、イく……、イっちゃう……ぅぁあ」
我慢なんて、もうできなくて。
すぐに、僕はだらしなく、どろり、だらりと精液を垂れ流す――それを海翔は、甘い蜜でも舐めているかのように美味しそうに、舐め取っている。
「は、ぁ、はぁ……きもち、よかったあ……かい、と、ありがと……」
「俺……、感謝されることなんて……」
「いっぱい、してくれたよ。やっぱり、罰ゲームなんかじゃなかった……」
「……お、俺」
「うん」
「俺も、イきたい……見て、見てて、俺、イくところ」
「いいよ」
慌てて海翔はベルトをガチャガチャと外して――スラックスのホックを外して、ファスナーを下ろし、ボクサーブリーフと一緒に一気に下ろす。
とても、とても、硬く勃起した海翔のおちんちんは、ボクサーブリーフのゴムに引っかかって――けれど、ばちんと弾けるように解放されると、その反動で海翔のお腹を強く打って、僕よりも少し多めに中身が見えるおちんちんの先っぽから、透明な先走りをまき散らし、僕のおちんちんにもすこし、かかった。
海翔のおちんちんの根元には、ほんの少しだけ、毛が生え始めているけれど、大きさは僕のよりも、ほんの少しだけ大きいくらいで。
けれど、そのおちんちんはとてつもないほどに硬くなっているのが、もう、見ただけでも解る。
そんなおちんちんを、海翔は握って――ただ、それだけで。
「え……あ――あぅ――」
息を漏らし、ガクガクと腰を震わせて、海翔のおちんちんの先っぽから、ゼリーのようにぶるんぶるんとした、塊のような精液が勢いよく飛び出てきて――僕のシャツの胸元まで、それは飛んできた。
その射精は、六度、七度と回数を分けて大量に、なにより、宣言通り僕に見せつけるように、行われて――海翔は、その場にへたり込むと、ぜえぜえと、肩で息をしている。
僕は、飛んできた海翔の精液を指で掬って、口に運んでみて――うげえ、となる。
まずい。
ものすごくまずい。
僕の精液だって同じだろうに……海翔は、なのにあんなにも美味しそうに舐めていて。
「海翔……もし、もしもだよ。もしも海翔がよかったらなんだけれど……、また、遊びに来て、くれる?」
「……いい、のか? 俺、また、したくなっちゃうと、思う」
「僕も、したい。きもちよくなりたいんだ。……僕の家なら、朝まで親も帰ってこないし。ちゃんと、片付けさえしたら、バレないよ」
「……きもち、わるくないのか? 俺がしたこと、酷い事だったし……それに、男に、こんなことされて」
「気持ち悪かったら、また遊びに来てなんて言わないよ」
萎えかけていた海翔のおちんちんが、また、勃起を始めている。
きっと、それは期待から。
「じゃ、じゃあ俺さ……俺、これから、毎日、一緒に里央と帰りたいって言ったら、ダメか?」
「ダメじゃないよ」
「本当に?」
「本当だよ」
「…………、」
信じ切れない、そんな様子で。
だから、僕は気怠くてしょうが無い身体を、なんとか動かして――起き上がって、また、痛そうなくらいに勃起している海翔のおちんちんの先っぽ、皮の中に、指を入れて、ツンとつつく。
「でも、僕ばっかりが気持ちいいのはずるいだろうから――同じ分だけ、気持ちよくしてあげる。たぶん、僕は下手だけど……頑張るよ」
「これ……夢じゃ、ないよな? 俺、今、起きてるよな?」
「うん」
「でも俺、きっと、変態だよ。男が好きで、男にえろいことをして気持ちよくなっちゃうような、変態」
「それは、僕も同じだろうね。僕もどうしようもないくらいに、気持ちよかったから」
「でも」
良いよ、と。
僕は、答える代わりに、海翔の口を塞ぐようにチューをする。
「僕、もっともっと、海翔と気持ちよくなりたい」
「……もっと、酷い事をしちゃうかも知れないぞ」
「それで僕と海翔が気持ちよくなれるなら、僕はいいよ」
頭がどうにかなりそうなほどに充満した、精液の匂いの中で。
僕と海翔は、お互いの欲求をぶつけ合うことを、お互いの快楽を貪り合うことを、お互いのおちんちんを擦り合い、放たれた精液をお互いのお腹にぶつけ合いながら誓い合って――僕も海翔も疲れ果ててしまっていたから、この日はその後、後片付けをしながら明日の約束もして、海翔はふらふらと帰っていった。
けれど確かに、僕と海翔は。
この日、仲の良い友達から、親友なんかも飛び越えた、別の何かになったんだ。
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――何になってしまったんだろう?
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