その悪役令嬢、問題児につき

ニコ

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1.悪役令嬢、断罪される

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「……以上の罪により、公爵令嬢ルリアを身分剥奪及びルドガー大陸追放に処す」

 先程まで楽しそうな雰囲気が漂い、卒業生たちで賑わっていたはずの卒業パーティー。しかし、今はシンッとした重苦しい雰囲気に変わっている。

「な、なぜその女の肩を持つのですか‼︎」

 わなわなと震える肩をそのままにルリアは叫んだ。

「わ、私は私は貴方の役に立とうと必死で……っっ⁉︎」
「うるさい、弁解など必要ない。さっさと牢に入って自分がした事を思い出して反省しろ」
「い、いや! いやよ! 私は貴方のために……」
「2度と私の前に姿を見せるな」

 どれだけ叫んでも冷めた目で見られ、手を伸ばしたくとも騎士に両腕を掴まれているため伸ばすことができない。ルリアは膝をつき、ガックリと項垂れたのだった。

 しかし、俯き隠した顔は悲壮感漂うものではなく、満面の笑みが浮かべられていたーー

「これで私は晴れて自由よ……」

 ポツリとつぶやかれた言葉。今、ここに貴族という名のストッパーが外れた天才悪役令嬢が誕生した。
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