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三章 進め進め
68 レベルアップと言えば
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ピロンと鳴ったスマホ。広げてみるとステータス画面でレベルアップが分かった。
前回のレベルアップが『神気(中)』に入って少ししてからだったからんだよね。冒険者見習いが冒険者になったのがすごく印象的というか、え? そっちにいっちゃうの? というか感じだったんだ。
あとは【アイテム】からの新しい魔法が増えているのと、生存能力もかなり上がっていたのを覚えている。
そして今回は……
「コパン! レベルアップしているよ!」
「やったー! やっぱりハイウルフの群れと戦ったのが大きかったんですね。脇道に逸れる事を選択して良かったです!」
とりあえず解体をしたウルフ達はサクッとインベントリへ収納。
今回は再び全体のレベルが上がったのと、属性魔法の数が増えたなっていう感じ。特に水系。
風はコパンが割と使う事が多いからそれほど増えないんだけど、水は氷系が欲しくてかなり伸ばしたんだ。
その他は生存能力がちょっとだけアップして、その他のレベルは変わっていないかな。
あ、【鑑定】のスキルがアップしていた。今までよりは実用的? になっている感じだ。
インベントリにしまったハイウルフの素材を【鑑定】を使ってみてみると、毛皮は<防具や防寒具に使われる>とか、肉は<食用可だが硬く、あまり美味しくない>とか、牙は<ギルドなどで高額買取が期待できる>とかそんな感じだ。ちなみに内臓の一部は素材として残されていて、薬になるらしい。
「なんか、鑑定がものすごくレベルアップしている感じだ。あ、模倣が4になった!」
「それは良かったです!」
「うん……鑑定は詳細が出ると色々と分かりやすいな。模倣は何が出来るようになるのかな」
ちなみに今回のレベルアップ後の俺のステータスはこんな感じだ。
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谷河内 新(ヤゴウチアラタ)
十五歳 転生者
総合Lv7
職業 冒険者
魔法 Lv7
生活魔法 『クリーン』『ウォーター』
『ファイヤー』『プットバック』
属性魔法 火 『ファイヤーボール』
『フレイム』
水 『ウォーターカッター』
『ウォーターアロー』
『ウォーターチェイン』
『ウォーターウォール』
『ウォーターボール』
『アイスバレット』
『アイスアロー』
土 『アースウォール』
『フォール』
『ストーンバレット』
風 『ウィンドシールド』
『ウィンドスピン』
生存能力 59
称号 芋掘り名人
タケノコ採り名人
鉱石採取者
パン焼き職人 料理人
特殊スキル
サバイバルLv5 自給自足Lv5
キャンプ Lv4 鑑定 Lv5
体力Lv4 補充Lv4
模倣Lv4 レシピ登録Lv2
転移Lv1
空間収納(インベントリ付き)
【特殊アイテム】 Lv5(※多少無理がきく)
『初めてのキャンプ。ソロもファミリーもこれでおまかせ!』
『サバイバル読本 これであなたも生き残る』
『自給自足生活をはじめよう』
『美味しいキャンプ飯』
『料理初心者男子必見! これなら出来る男飯』
アイテム魔法
・テント作製 ・焚火、竈作製
・焼き窯作製 ・燻製 ・解体
・収穫 ・製粉 ・製麺
・酵母作り ・解体 ・精肉
・製麹 ・醤油・味噌作り
・調理(煮る・焼く・蒸すなど)
・射撃 ・織布
言語理解
女神の贈り物 キャンプセット
贈答品 男飯調味料他セット
ご褒美シークレットボックス
-----------
なんだか随分増えたなと思った。
この世界に来た時は、自分でもびっくりするほど低くて弱いステータスだったけど、こんな風に強くなって便利になっていくなんてやっぱり嬉しいな。
「なんかさ、レベルが上がると自分が認められたような気持ちになるね」
「うふふふ、そうですね。では、今日はアラタ様のレベルアップのお祝いをしましょう!」
「あははは!ありがとう。コパン。じゃあ、このフルーツのケーキみたいなのを作ってみようか」
男飯なのになぜか載っていたパウンドケーキのようなフルーツのケーキ。
まさか異世界に来てケーキ作りをするなんて思わなかったよ。作れるとも思わなかったけど。本当に【アイテム】様々だ。
生クリームがあるとまた違うデザートも出来るんだけどね。
米と生クリーム。どこかにないかなぁ。米はありそうな気がするんだけど、生クリームはどうなんだろう。
「ケーキ! この前のクッキーも美味しかったです!」
そうクッキーはちょっと色々あってね、高校生の頃に作ったんだよね。環の代わりにさ。まさかそれが役に立つ日が来るとはだよ! しっかり【レシピ登録】済だ。
レベルアップとくれば母さんの手料理だ。ランダムに開くインベントリのボックスから出てきたのはビーフストロガノフ。Lv6は甘酢あんかけの肉団子だったんだよ。もちろん即座に【補充】して、一か八かで【模倣】して、模倣したものから作り方を真似て【レシピ登録】した。だって甘酢あんかけなら色々他の料理にも使えそうじゃない?
最初はびっくりしていたコパンも「ちょっと酸っぱいけど美味しい」って言っていたしね。
それにしても本当に母さんは手間のかかるものを持たせてくれたんだな。
フルーツのパウンドケーキみたいなものを作って、夕食はビーフストロガノフと石窯で焼いたパン。サラダも食べようね。
「美味しいです! "ビーフ”の魔物が出たら絶対に狩ります!」
うん、コパン。気に入ったんだね。期待しているね。
でも牛の魔物っているのかな?
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前回のレベルアップが『神気(中)』に入って少ししてからだったからんだよね。冒険者見習いが冒険者になったのがすごく印象的というか、え? そっちにいっちゃうの? というか感じだったんだ。
あとは【アイテム】からの新しい魔法が増えているのと、生存能力もかなり上がっていたのを覚えている。
そして今回は……
「コパン! レベルアップしているよ!」
「やったー! やっぱりハイウルフの群れと戦ったのが大きかったんですね。脇道に逸れる事を選択して良かったです!」
とりあえず解体をしたウルフ達はサクッとインベントリへ収納。
今回は再び全体のレベルが上がったのと、属性魔法の数が増えたなっていう感じ。特に水系。
風はコパンが割と使う事が多いからそれほど増えないんだけど、水は氷系が欲しくてかなり伸ばしたんだ。
その他は生存能力がちょっとだけアップして、その他のレベルは変わっていないかな。
あ、【鑑定】のスキルがアップしていた。今までよりは実用的? になっている感じだ。
インベントリにしまったハイウルフの素材を【鑑定】を使ってみてみると、毛皮は<防具や防寒具に使われる>とか、肉は<食用可だが硬く、あまり美味しくない>とか、牙は<ギルドなどで高額買取が期待できる>とかそんな感じだ。ちなみに内臓の一部は素材として残されていて、薬になるらしい。
「なんか、鑑定がものすごくレベルアップしている感じだ。あ、模倣が4になった!」
「それは良かったです!」
「うん……鑑定は詳細が出ると色々と分かりやすいな。模倣は何が出来るようになるのかな」
ちなみに今回のレベルアップ後の俺のステータスはこんな感じだ。
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谷河内 新(ヤゴウチアラタ)
十五歳 転生者
総合Lv7
職業 冒険者
魔法 Lv7
生活魔法 『クリーン』『ウォーター』
『ファイヤー』『プットバック』
属性魔法 火 『ファイヤーボール』
『フレイム』
水 『ウォーターカッター』
『ウォーターアロー』
『ウォーターチェイン』
『ウォーターウォール』
『ウォーターボール』
『アイスバレット』
『アイスアロー』
土 『アースウォール』
『フォール』
『ストーンバレット』
風 『ウィンドシールド』
『ウィンドスピン』
生存能力 59
称号 芋掘り名人
タケノコ採り名人
鉱石採取者
パン焼き職人 料理人
特殊スキル
サバイバルLv5 自給自足Lv5
キャンプ Lv4 鑑定 Lv5
体力Lv4 補充Lv4
模倣Lv4 レシピ登録Lv2
転移Lv1
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『料理初心者男子必見! これなら出来る男飯』
アイテム魔法
・テント作製 ・焚火、竈作製
・焼き窯作製 ・燻製 ・解体
・収穫 ・製粉 ・製麺
・酵母作り ・解体 ・精肉
・製麹 ・醤油・味噌作り
・調理(煮る・焼く・蒸すなど)
・射撃 ・織布
言語理解
女神の贈り物 キャンプセット
贈答品 男飯調味料他セット
ご褒美シークレットボックス
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なんだか随分増えたなと思った。
この世界に来た時は、自分でもびっくりするほど低くて弱いステータスだったけど、こんな風に強くなって便利になっていくなんてやっぱり嬉しいな。
「なんかさ、レベルが上がると自分が認められたような気持ちになるね」
「うふふふ、そうですね。では、今日はアラタ様のレベルアップのお祝いをしましょう!」
「あははは!ありがとう。コパン。じゃあ、このフルーツのケーキみたいなのを作ってみようか」
男飯なのになぜか載っていたパウンドケーキのようなフルーツのケーキ。
まさか異世界に来てケーキ作りをするなんて思わなかったよ。作れるとも思わなかったけど。本当に【アイテム】様々だ。
生クリームがあるとまた違うデザートも出来るんだけどね。
米と生クリーム。どこかにないかなぁ。米はありそうな気がするんだけど、生クリームはどうなんだろう。
「ケーキ! この前のクッキーも美味しかったです!」
そうクッキーはちょっと色々あってね、高校生の頃に作ったんだよね。環の代わりにさ。まさかそれが役に立つ日が来るとはだよ! しっかり【レシピ登録】済だ。
レベルアップとくれば母さんの手料理だ。ランダムに開くインベントリのボックスから出てきたのはビーフストロガノフ。Lv6は甘酢あんかけの肉団子だったんだよ。もちろん即座に【補充】して、一か八かで【模倣】して、模倣したものから作り方を真似て【レシピ登録】した。だって甘酢あんかけなら色々他の料理にも使えそうじゃない?
最初はびっくりしていたコパンも「ちょっと酸っぱいけど美味しい」って言っていたしね。
それにしても本当に母さんは手間のかかるものを持たせてくれたんだな。
フルーツのパウンドケーキみたいなものを作って、夕食はビーフストロガノフと石窯で焼いたパン。サラダも食べようね。
「美味しいです! "ビーフ”の魔物が出たら絶対に狩ります!」
うん、コパン。気に入ったんだね。期待しているね。
でも牛の魔物っているのかな?
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