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〜幼少期編〜
第18話 意地悪王子 再び
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「お嬢様、どうぞ。」
ロランにエスコートされながら馬車を降りる。
『ダリア・クロウリー公爵令嬢のお着きでございます!』
メアリーたちに頼んでシックで気品のあるドレスを選んでもらった。
髪も短くしたのでいつものドレスは似合わないだろうし。
「まぁ、ダリア・クロウリー公爵令嬢ですわ!」
「2年前の誕生日パーティから随分と変わられましたわね。」
「とても雰囲気が大人っぽくて素敵ですわ。」
「ご存知ない?ダリア様は最近乗馬をなさるとか。そのお姿がまるで男性のように勇ましく、薔薇のように美麗であると噂されておりますのよ?」
「たしかに、髪を随分と短くされましたものね。驚きましたわ。」
あれからお金の無駄だから誕生日パーティ開いてないしな。
同い年の令嬢より背は高くなったし。
そりゃその反応だわ。
『ディシュタイン王国 第三王子、カリム・ディシュタイン殿下のお成りでございます。』
近くの貴族と挨拶を交わしていると中央階段に女性と佇む褐色肌の男の子。
アレも攻略対象になるんだよな。
私の処刑エンドのフラグその2。
かといってアルベルトみたいに冷たくするつもりは無い。
別に彼と婚約することは無いだろうし。
普通に接していれば特に問題は無いだろう。
そう、大方の処刑エンドの原因はダリアの異常なまでのアルベルトへの執着心と主人公への憎しみによるもの。
主人公がアルベルト意外の王子とストーリーを進めてもアルベルトは主人公に好意を抱く。
ダリアはそれが気に食わなかったのだ。
にしても子供の頃のカリム王子は凄く可愛いな。
隣の女性のドレスを掴んで怯えるかのように当たりを見回している。
隣の女性は側室のアヤ様だな。
カリム王子にすごく似ている。
とにかく本日の主役に挨拶だな。
そう思い歩き始めると突然腕を捕まれた。
反射で振り向くと紙に書いたような笑顔で私の腕を掴むアルベルト。
「あ、アルベルト殿下。」
「やぁ、ダリア。」
数秒黙ってると腕を少し引かれ、耳元でいつものアルベルトの声で囁かれる。
「婚約者の俺に挨拶もないとはどういう了見だ?」
なんだこの亭主関白なセリフは。
「失礼いたしました。ごきげんよう、アルベルト殿下。殿下もパーティにいらしてたんですね。」
「お前は人がいるとそうやって猫をかぶる。いつものお前はどうした。」
「殿下も少しは隠した方がよろしいかと。」
「この程度の小声の会話、大人たちは聞きもしないだろう。」
フンと鼻を鳴らしながら腕を組み大人の貴族たちに目をやるアルベルト。
「大人は子供の言葉に耳を傾けないものです。勿論、例外はありますが。」
アルベルトが大人たちを見る表情が少し気になり、つい知ったようなことを口にしてしまった。
だがそんな私をアルベルトは苦笑いを浮かべながら「そうだな。」とだけ返した。
少し、、、意外だった。
「では殿下、カリム王子に挨拶を致しますのでわたくしはこれで。」
「なっ!お、俺も行く!」
へ?なんて?
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌃
ロランにエスコートされながら馬車を降りる。
『ダリア・クロウリー公爵令嬢のお着きでございます!』
メアリーたちに頼んでシックで気品のあるドレスを選んでもらった。
髪も短くしたのでいつものドレスは似合わないだろうし。
「まぁ、ダリア・クロウリー公爵令嬢ですわ!」
「2年前の誕生日パーティから随分と変わられましたわね。」
「とても雰囲気が大人っぽくて素敵ですわ。」
「ご存知ない?ダリア様は最近乗馬をなさるとか。そのお姿がまるで男性のように勇ましく、薔薇のように美麗であると噂されておりますのよ?」
「たしかに、髪を随分と短くされましたものね。驚きましたわ。」
あれからお金の無駄だから誕生日パーティ開いてないしな。
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そりゃその反応だわ。
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近くの貴族と挨拶を交わしていると中央階段に女性と佇む褐色肌の男の子。
アレも攻略対象になるんだよな。
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かといってアルベルトみたいに冷たくするつもりは無い。
別に彼と婚約することは無いだろうし。
普通に接していれば特に問題は無いだろう。
そう、大方の処刑エンドの原因はダリアの異常なまでのアルベルトへの執着心と主人公への憎しみによるもの。
主人公がアルベルト意外の王子とストーリーを進めてもアルベルトは主人公に好意を抱く。
ダリアはそれが気に食わなかったのだ。
にしても子供の頃のカリム王子は凄く可愛いな。
隣の女性のドレスを掴んで怯えるかのように当たりを見回している。
隣の女性は側室のアヤ様だな。
カリム王子にすごく似ている。
とにかく本日の主役に挨拶だな。
そう思い歩き始めると突然腕を捕まれた。
反射で振り向くと紙に書いたような笑顔で私の腕を掴むアルベルト。
「あ、アルベルト殿下。」
「やぁ、ダリア。」
数秒黙ってると腕を少し引かれ、耳元でいつものアルベルトの声で囁かれる。
「婚約者の俺に挨拶もないとはどういう了見だ?」
なんだこの亭主関白なセリフは。
「失礼いたしました。ごきげんよう、アルベルト殿下。殿下もパーティにいらしてたんですね。」
「お前は人がいるとそうやって猫をかぶる。いつものお前はどうした。」
「殿下も少しは隠した方がよろしいかと。」
「この程度の小声の会話、大人たちは聞きもしないだろう。」
フンと鼻を鳴らしながら腕を組み大人の貴族たちに目をやるアルベルト。
「大人は子供の言葉に耳を傾けないものです。勿論、例外はありますが。」
アルベルトが大人たちを見る表情が少し気になり、つい知ったようなことを口にしてしまった。
だがそんな私をアルベルトは苦笑いを浮かべながら「そうだな。」とだけ返した。
少し、、、意外だった。
「では殿下、カリム王子に挨拶を致しますのでわたくしはこれで。」
「なっ!お、俺も行く!」
へ?なんて?
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌃
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