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〜幼少期編〜
第19話 悪役令嬢 幼い第3王子と対面する
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「お初にお目にかかります、ダリア・クロウリーでございます。アヤ様とカリム殿下にご挨拶を。」
丁寧に挨拶をするとアヤ様も笑顔で答えてくれた。
「これはクロウリー嬢、招待をお受け頂きありがとうございます。アルベルト殿下におかれましても光栄の極みでございます。」
あ、隣にいるんだったアルベルト。
「ご機嫌麗しゅう、アヤ殿。」
アルベルトも猫かぶりモードで挨拶をする。
「カリム殿下の初めての誕生日パーティにございます。父は遠方に政務で赴いておりまして、代わりではございますが娘のわたくしがお祝いさせていただきます。」
「このように盛大なパーティを開けたのはクロウリー嬢のおかげです。」
こういうことに一番敏感なのはアヤ様なのだから気付かないわけが無いだろう。
「そういえば殿下、殿下は正式にクロウリー嬢に婚約を申し込まれたとか。心よりお祝い申し上げます。」
げっ、、、、そうだった。
「えぇ、ですが僕の婚約者は少々つれないところがありまして。」
少々? 釣れない?
最大限の『お前何言ってんだ?』という顔でアルベルトを見ると謎の自信ありげな表情でチラリとだけ私を見ていた。
「まぁまぁ、クロウリー嬢も照れておいでのようですわ。」
違うっ!違うんだけど~、、、Noとは言えない現実。
だって今はまだ婚約している状態だから。
目線を少し下に下げるとじっと私を見つめるカリム王子の可愛さに心臓がキュッとなる。
「初めまして、カリム殿下。」
「は、初めまして、、、」
綺麗な灰色の瞳だ。なぜこの国は美形が多いのか。
「おい、行くぞ。」
「え?」
アルベルトの後ろを見ると他にも挨拶をしようと列になって待っていた。
「あ、、し、失礼いたしました!ではアヤ様、カリム殿下。また王宮でお会いしましょう。」
アルベルトに手を引かれてその場を後にするとそのままバルコニーへ連れていかれる。
「アルベルト様?どうなさいました?」
「いつも通りに話せ。ここは誰もいない。」
、、、まぁいいか。
「今日は君以外の王子も来ているのかい?」
「いや、俺だけだ。」
「弟の誕生日パーティに来るなんて優しいところもあるじゃないか。」
「弟に興味は無い。王宮で家族愛など煩わしいだけだ。」
そういうアルベルトの表情がとても悲しそうに、寂しそうに歪んでいたのを私は見逃さなかった。
あぁ、ダリアはこういう所に共感し そして恋をしたのだろう。
自分と同じ寂しそうな人を見つけて。
この人とだったら同じ寂しさを感じながらもそれをわかってあげられるのではないかと。
だから、どんなに相手にされなくても。
君は彼の元へ行ったんだ。
「だが、来ただろう?興味無い者の誕生日パーティになんて来ないよ。」
「しつこいぞ!父上に言われたから来ただけだ!」
「まったく、すこしは可愛げがあってもいいんじゃないか?」
「お前がそれを言うか?」
「、、、、、っぷ!あはははは!」
吹き出した私を見てアルベルトも釣られて笑っていた。
しばらく笑い続けていると落ち着いたアルベルトが不思議そうな顔で私に問いかける。
「そういえば、何故お前は俺との婚約を破棄したがるんだ?」
「えっ?」
な、、、、、納得してなかったのかァ?!
「え?いや、だって君、、私の事好きじゃないだろ?」
「たしかにな、昔はそうだった。」
昔って、2、3年くらい前だろ。
「だが、今はお前に興味がある。」
「はいぃ?」
アルベルトは私の手を引くとわっるい微笑みを浮かべながら
「お前、俺との婚約が嫌なんだろ?だから婚約は破棄しない。有難く思え、俺にチヤホヤされたかったんだろう?これからは存分にしてやるさ。」
「なっ!」
何を言ってるんだコイツはぁぁぁぁ!?
意地悪な性格って、、、、そういう意味?
これ、意地悪じゃなくてドSって言うんですよ。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌃
丁寧に挨拶をするとアヤ様も笑顔で答えてくれた。
「これはクロウリー嬢、招待をお受け頂きありがとうございます。アルベルト殿下におかれましても光栄の極みでございます。」
あ、隣にいるんだったアルベルト。
「ご機嫌麗しゅう、アヤ殿。」
アルベルトも猫かぶりモードで挨拶をする。
「カリム殿下の初めての誕生日パーティにございます。父は遠方に政務で赴いておりまして、代わりではございますが娘のわたくしがお祝いさせていただきます。」
「このように盛大なパーティを開けたのはクロウリー嬢のおかげです。」
こういうことに一番敏感なのはアヤ様なのだから気付かないわけが無いだろう。
「そういえば殿下、殿下は正式にクロウリー嬢に婚約を申し込まれたとか。心よりお祝い申し上げます。」
げっ、、、、そうだった。
「えぇ、ですが僕の婚約者は少々つれないところがありまして。」
少々? 釣れない?
最大限の『お前何言ってんだ?』という顔でアルベルトを見ると謎の自信ありげな表情でチラリとだけ私を見ていた。
「まぁまぁ、クロウリー嬢も照れておいでのようですわ。」
違うっ!違うんだけど~、、、Noとは言えない現実。
だって今はまだ婚約している状態だから。
目線を少し下に下げるとじっと私を見つめるカリム王子の可愛さに心臓がキュッとなる。
「初めまして、カリム殿下。」
「は、初めまして、、、」
綺麗な灰色の瞳だ。なぜこの国は美形が多いのか。
「おい、行くぞ。」
「え?」
アルベルトの後ろを見ると他にも挨拶をしようと列になって待っていた。
「あ、、し、失礼いたしました!ではアヤ様、カリム殿下。また王宮でお会いしましょう。」
アルベルトに手を引かれてその場を後にするとそのままバルコニーへ連れていかれる。
「アルベルト様?どうなさいました?」
「いつも通りに話せ。ここは誰もいない。」
、、、まぁいいか。
「今日は君以外の王子も来ているのかい?」
「いや、俺だけだ。」
「弟の誕生日パーティに来るなんて優しいところもあるじゃないか。」
「弟に興味は無い。王宮で家族愛など煩わしいだけだ。」
そういうアルベルトの表情がとても悲しそうに、寂しそうに歪んでいたのを私は見逃さなかった。
あぁ、ダリアはこういう所に共感し そして恋をしたのだろう。
自分と同じ寂しそうな人を見つけて。
この人とだったら同じ寂しさを感じながらもそれをわかってあげられるのではないかと。
だから、どんなに相手にされなくても。
君は彼の元へ行ったんだ。
「だが、来ただろう?興味無い者の誕生日パーティになんて来ないよ。」
「しつこいぞ!父上に言われたから来ただけだ!」
「まったく、すこしは可愛げがあってもいいんじゃないか?」
「お前がそれを言うか?」
「、、、、、っぷ!あはははは!」
吹き出した私を見てアルベルトも釣られて笑っていた。
しばらく笑い続けていると落ち着いたアルベルトが不思議そうな顔で私に問いかける。
「そういえば、何故お前は俺との婚約を破棄したがるんだ?」
「えっ?」
な、、、、、納得してなかったのかァ?!
「え?いや、だって君、、私の事好きじゃないだろ?」
「たしかにな、昔はそうだった。」
昔って、2、3年くらい前だろ。
「だが、今はお前に興味がある。」
「はいぃ?」
アルベルトは私の手を引くとわっるい微笑みを浮かべながら
「お前、俺との婚約が嫌なんだろ?だから婚約は破棄しない。有難く思え、俺にチヤホヤされたかったんだろう?これからは存分にしてやるさ。」
「なっ!」
何を言ってるんだコイツはぁぁぁぁ!?
意地悪な性格って、、、、そういう意味?
これ、意地悪じゃなくてドSって言うんですよ。
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