悪役令嬢の心変わり

ナナスケ

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アストルム騎士団創立編

第29話 悪役令嬢街に出る

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クロウリー家 使用人大粛清が終わり母上も父上に勝手なことをしたためかなり責められていたようだ。

レーナ殿とヒナには私と同じくらいの広さの部屋を与えようとしたがレーナ殿にそんなに広くなくていいと断られてしまった。
今回の件で私の手を煩わせたと自分を責めているようだった。
なので私の部屋より一回り狭い部屋で手を打ち服も新しいのを数十着私の方で選び贈った。

「ダリア様、こんなにたくさん。いけませんよ。」

「言ったでしょう、外では公爵夫人として見られるのですからこの位は当たり前ですし。なんなら足りませんよ。」

「ありがとうございます、、、」

まぁ、今までこのような待遇はされなかっただろうから戸惑うのも無理は無い。 

そしてヒナ、彼女に聖女候補選抜に参加させると父上に報告したら流石に最初は却下された。

「聖女候補は名誉ある称号だ。貴族令嬢として通る道だ。だからこそ貴族がこぞって有能な長女を家から出す。」

「長女が出なければいけない決まりなど無いでしょう。それに私の魔法属性は闇、ヒナの魔法属性は風です。ヒナの方が適切でしょう。それにあの雪のように滑らかな銀髪に淡いピンクの瞳。成長すれば美しい娘に育ちますよ。」

「、、、ヒナは公爵家の娘であるが私の血を引いている訳では無い。」

「血など、目に見えるものではありませんし。私は聖女などしょうに合いません。それに、今は王宮内の派閥間の対立が激しくなっております。私も一緒になって着飾りながら能天気に過ごす訳にはいかないでしょう。」

「騎士見習いを集めているのもそれが理由か。騎士見習いには貴族の次男や次女以下の子供を中心に選んでいるとか。」

「屋敷で能力を発揮出来ずに燻っているよりはマシでしょう。」

「いいだろう。お前に与えた領地を治めるにはちょうどいいだろう。上手く治めることが出来たなら聖女候補選抜にお前ではなくヒナに出させよう。」

「ありがとうございます。」


この男に愛は無い。

利己的で思慮深く我々を駒だとしか思っていない。
そんな考え方がありありと感じてくる。


父との会話を思い出しながら馬車の中から窓の外を見つめていた。
今日は妹のヒナのドレスや髪飾りを買いに行く。
私の昔のドレスは6歳までのだからいくら痩せていても間に合わない。
徐々に食事を増やしていくのだから。

かといってあまりこの娘に感情は無い。
冷たいと思われるかもしれないがあくまでも私は「ダリア」のために生きている。
まぁいずれ情が湧くのだろうが。
このような妹キャラがいたなんて知らなかったし、この娘もストーリーに関わっているのなら下手に刺激しない方がいいだろうし。

はぁ、、、本当は馬で来たかったが。
リアーナに止められてしまった。

「あ、、、あの。」

「なんだ?」

「あの、わたしなんかが良いのでしょうか。」

「なにが。」

「そ、その、ドレスなんて、、、」

「例えお前が嫌がってもドレスは着てもらうぞ。公爵令嬢として相応しい振る舞いをしろと言っただろ。」

「は、はい!すみません。」

別に怒った訳では無いが。まぁいいか。

「まずはここを見る、降りろ。」

馬車におりて私は先に店の中に入り店主にドレスをいくつか見繕うように伝える。
後から入ってきたヒナは少しだけ表情が和らいだように見えた。
が店のものがすぐにヒナを別室には連れていき採寸を始めたのでヒナもすぐに困惑した表情に戻っていた。

「ダリア様もドレスをお求めに?」

「わかってるだろ、私は最近私服でドレスを着ることはないって。」

「そうでしたね、ではダリア様も採寸致しますか?また背が延びられたようで。」

「そうだな、待ってる間も暇だし。頼むよ。」

「かしこまりました。」

私も奥の部屋へと案内され女性従業員からサイズを計られていた。







𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌃
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