悪役令嬢の心変わり

ナナスケ

文字の大きさ
67 / 127
剣術トーナメント編

ここまでの登場人物

しおりを挟む
~ここまでの登場人物~

【ダリア・クロウリー(雨月 夕)】

突如 乙女ゲーム「聖女の涙」の6歳の悪役令嬢ダリア・クロウリーに転生してしまった女子大生。
男勝りともとれるサッパリとした性格でダリアに待ち受ける処刑エンドを回避しようと画策する。
プレイした事の無いゲームのキャラクターで何をどうしたら話が進むのか全くわかっていないが彼女なりにこの世界を生き抜こうとする。
転生した際に頭の中に流れてきたダリアの記憶と感情によって彼女のことを救いたいと心から思うようになる。

【ダリア・クロウリー】

乙女ゲーム「聖女の涙」の悪役令嬢。
クロウリー公爵家の令嬢として生を受けたダリアは高慢で癇癪持ちの母親の教育によって彼女自らも悪女と化してしまう。
長年想い続けてきたアルベルトとの恋が叶わないと知ったダリアは黒魔術を使って大事件を起こし反逆罪として処刑される。

その後「時の砂」を使って6歳までに時間を遡るがまた同じことを繰り返すのではと肉体に戻ることを躊躇っていた時、雨月 夕の魂が代わりに肉体へと宿ってしまった。
10歳のときに雨月 夕との夢の中での会合に成功する。
その際、雨月 夕はダリアにもう一度「時の砂」を使うことを約束した。

【アルベルト・ディシュタイン】

ディシュタイン王国 第二王子。
このゲームの攻略対象のひとりでありダリアの想い人だった人物。
雨月 夕は彼に対して恋愛感情は一切ないらしく、むしろダリアに冷たくしていたことに憤りを感じていた。
人が変わったダリア(雨月 夕)に対してアルベルトは興味を持ち始める。


【カリム・ディシュタイン】

ディシュタイン王国 第三王子。
ダリアやアルベルトの2つ年下でこれまでのストーリーではまだ関わりが少ない。
母親が隣国のセーレム皇国 第二王女ということもあり何かと複雑な環境で育っている。

【ベルファ・ディシュタイン】

ディシュタイン王国 第一王子。
ダリアたちより5歳年上で王位継承第一位。
王太子候補だがほぼベルファで決まりだろうと言われている。
寡黙で無愛想だが優しい一面も。

【ブランディーヌ・ディシュタイン】

ディシュタイン王国 第一位王女
カリムと同い年の明るく快活な王女。
10歳の誕生日パーティで護衛についていたダリア(夕)に一目惚れをする。
すぐに女性である事実を知ったがそれでもダリアへの憧れが消えることは無い。

【ヒナ・クロウリー】

ダリアの腹違いの妹。
クロウリー家の遠縁に当たる貴族が手を出したメイド、レーナが魔法持ちのヒナを産んだためクロウリー家として引き取られることとなった。
当初は引っ込み思案だったが妹として接してくれるダリア(夕)に心を許し彼女を「お兄様」と呼び慕っている。

【アルマ・デミウド】

クロウリー公爵家と対立派閥であるデミウド公爵家の令嬢。
とてもしたたかな性格の持ち主であるアルマは父親のデミウド公爵にダリアに近づくようにと言われるが優美な姿のダリア(夕)を見てこれまた一目惚れをする。
策略家の一面を持つアルマ、時に棘のある言葉を吐くが父親のデミウド公爵とは違い筋の通ったことしか口にしない、意外と真っ直ぐな性格だったりする。

【キース・ド・アルヴェーヌ】

アルヴェーヌ侯爵家の一人息子。
アストルム騎士団 幹部の一人で次男や三男から選ばれている騎士団には珍しく侯爵家の長男として入団している。
とても思慮深い性格で騎士団の参謀の役目を務めている。

【ノア・モンフォーヌ】

モンフォーヌ侯爵家 次男。
闇の魔法属性を持って生まれたため家では使用人のように扱われていた。
しかし公爵家令嬢が率いるアストルム騎士団に入団し扱いも激変。
兄であるファン・モンフォーヌと激しく対立するようになる。

【リアーナ・フォンティーヌ】

フォンティーヌ伯爵家 令嬢。
クロウリー公爵家の騎士団団長を務めていたフォンティーヌ伯爵の一人娘。
ダリアが新たな騎士団を率いることを知り真っ先に入団を名乗り出たひとり。
真っ直ぐな性格で穏やかな令嬢。
だがひとたび剣を振るえば凛々しい姿を見せる。

【バッカス・アグレスト】

アグレスト伯爵。王国騎士団 副団長。
厳格で血統や伝統、しきたりを重んじる人物。それ故にダリアやアストルム騎士団に敵意を抱いている。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢は間違えない

スノウ
恋愛
 王太子の婚約者候補として横暴に振る舞ってきた公爵令嬢のジゼット。  その行動はだんだんエスカレートしていき、ついには癒しの聖女であるリリーという少女を害したことで王太子から断罪され、公開処刑を言い渡される。  処刑までの牢獄での暮らしは劣悪なもので、ジゼットのプライドはズタズタにされ、彼女は生きる希望を失ってしまう。  処刑当日、ジゼットの従者だったダリルが助けに来てくれたものの、看守に見つかり、脱獄は叶わなかった。  しかし、ジゼットは唯一自分を助けようとしてくれたダリルの行動に涙を流し、彼への感謝を胸に断頭台に上がった。  そして、ジゼットの処刑は執行された……はずだった。  ジゼットが気がつくと、彼女が9歳だった時まで時間が巻き戻っていた。  ジゼットは決意する。  次は絶対に間違えない。  処刑なんかされずに、寿命をまっとうしてみせる。  そして、唯一自分を助けようとしてくれたダリルを大切にする、と。   ────────────    毎日20時頃に投稿します。  お気に入り登録をしてくださった方、いいねをくださった方、エールをくださった方、どうもありがとうございます。  とても励みになります。  

死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について

えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。 しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。 その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。 死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。 戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。

十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!

翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。 「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。 そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。 死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。 どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。 その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない! そして死なない!! そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、 何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?! 「殿下!私、死にたくありません!」 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ※他サイトより転載した作品です。

悪役皇女は二度目の人生死にたくない〜義弟と婚約者にはもう放っておいて欲しい〜

abang
恋愛
皇女シエラ・ヒペリュアンと皇太子ジェレミア・ヒペリュアンは血が繋がっていない。 シエラは前皇后の不貞によって出来た庶子であったが皇族の醜聞を隠すためにその事実は伏せられた。 元々身体が弱かった前皇后は、名目上の療養中に亡くなる。 現皇后と皇帝の間に生まれたのがジェレミアであった。 "容姿しか取り柄の無い頭の悪い皇女"だと言われ、皇后からは邪険にされる。 皇帝である父に頼んで婚約者となった初恋のリヒト・マッケンゼン公爵には相手にもされない日々。 そして日々違和感を感じるデジャブのような感覚…するとある時…… 「私…知っているわ。これが前世というものかしら…、」 突然思い出した自らの未来の展開。 このままではジェレミアに利用され、彼が皇帝となった後、汚れた部分の全ての罪を着せられ処刑される。 「それまでに…家出資金を貯めるのよ!」 全てを思い出したシエラは死亡フラグを回避できるのか!? 「リヒト、婚約を解消しましょう。」         「姉様は僕から逃げられない。」 (お願いだから皆もう放っておいて!)

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

私は既にフラれましたので。

椎茸
恋愛
子爵令嬢ルフェルニア・シラーは、国一番の美貌を持つ幼馴染の公爵令息ユリウス・ミネルウァへの想いを断ち切るため、告白をする。ルフェルニアは、予想どおりフラれると、元来の深く悩まない性格ゆえか、気持ちを切り替えて、仕事と婚活に邁進しようとする。一方、仕事一筋で自身の感情にも恋愛事情にも疎かったユリウスは、ずっと一緒に居てくれたルフェルニアに距離を置かれたことで、感情の蓋が外れてルフェルニアの言動に一喜一憂するように…? ※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。

誰でもイイけど、お前は無いわw

猫枕
恋愛
ラウラ25歳。真面目に勉強や仕事に取り組んでいたら、いつの間にか嫁き遅れになっていた。 同い年の幼馴染みランディーとは昔から犬猿の仲なのだが、ランディーの母に拝み倒されて見合いをすることに。 見合いの場でランディーは予想通りの失礼な発言を連発した挙げ句、 「結婚相手に夢なんて持ってないけど、いくら誰でも良いったってオマエは無いわww」 と言われてしまう。

愛され妻と嫌われ夫 〜「君を愛することはない」をサクッとお断りした件について〜

榊どら
恋愛
 長年片思いしていた幼馴染のレイモンドに大失恋したアデレード・バルモア。  自暴自棄になった末、自分が不幸な結婚をすればレイモンドが罪悪感を抱くかもしれない、と非常に歪んだ認識のもと、女嫌いで有名なペイトン・フォワードと白い結婚をする。  しかし、初顔合わせにて「君を愛することはない」と言われてしまい、イラッときたアデレードは「嫌です。私は愛されて大切にされたい」と返した。  あまりにナチュラルに自分の宣言を否定されたペイトンが「え?」と呆けている間に、アデレードは「この結婚は政略結婚で私達は対等な関係なのだから、私だけが我慢するのはおかしい」と説き伏せ「私は貴方を愛さないので、貴方は私を愛することでお互い妥協することにしましょう」と提案する。ペイトンは、断ればよいのに何故かこの申し出を承諾してしまう。  かくして、愛され妻と嫌われ夫契約が締結された。  出鼻を挫かれたことでアデレードが気になって気になって仕方ないペイトンと、ペイトンに全く興味がないアデレード。温度差の激しい二人だったが、その関係は少しずつ変化していく。  そんな中アデレードを散々蔑ろにして傷つけたレイモンドが復縁を要請してきて……!? *小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...