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番外編 悪役令嬢たちの心変わり
入れ替わり
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それは突然だった。
ダリアが12歳になった時変化が訪れた。
「本当のダリア」と「夕」が入れ替わったのだ。
「本当のダリア」が目を覚ますとよく見知った天井が視界に入る。
手を伸ばすと成長した細い指、そして体を起き上がらせた時に感じた髪の軽さ。
手を後頭部に伸ばすと感じたことの無い髪の短さに驚きを隠せないでいた。
(、、、、、?!え、、、これ。)
すぐさまドレッサーに飛びつき鏡を覗き込むと久しぶりに見た成長した自分の顔。
(こ、これ、、、夕だわ!)
見慣れているはずなのにあまりにも見慣れない自分の姿にダリアはペタペタと触りながら鏡を凝視していた。
(この髪型、、、確かに似合ってるかも。)
短くなった自分の髪をひとつまみしながら夕との会話を思い出す。
~夢の中~
「ごめんね、君の綺麗な髪を勝手に切ってしまった。」
申し訳なさそうに表情を歪ませる夕にダリアは静かに首を横に振った。
「いいえ、夕にはとてもお似合いだもの。それにわたしこそこんな世界にあなたを呼んでしまって。あなたの人生を奪ったようなものだわ。」
すると夕はダリアの長い髪を手に取って優しく微笑みながら
「じゃあこれでおあいこにしよう。」
と言った。
~~
現在
夕の言葉を思い出して嬉しそうに微笑んでいた。
すると部屋の外からメイドが朝食が出来たことを告げに来た。
何故今になって心が入れ替わったのかは知る由もないが今はともかく「今のダリア」になりすまさなければならないと思ったダリアはあたふたしながらも今までの夕の口調を真似て返事をしてみることにした。
「あ、あぁ。今行くよ。」
ダリアはその後、「今のダリア」として懸命に振る舞いつつなんとか「体調不良」ということでなるべく自室に閉じこもるようにしていた。
そんなことをしているとあっという間に夜になり緊張していたせいかすぐに眠りについてしまった。
「ぷっ!くっ、、、くははっ!あはははっ」
「もう!ユウったら!そんなに笑うことないじゃない!もしかしたらもうあなたが戻ってこないのかとずっとドキドキしていたと言うのに!それに、これでも一生懸命頑張ったのよ!」
うっすらと涙目を浮かべながら夢の世界で再会を果たした夕とダリア。
「あぁちゃんと見ていたとも。よくズボンを履けたね。」
「あ、当たり前でしょ?いつもあなたのこと見ているのだから。」
恥ずかしながら怒るダリアの頭を撫でながら「よく頑張ったね」と褒める夕とそれに顔を赤らめるダリア。
「それにしてもなぜこんなことに。」
考え込むダリアに夕は夜空を仰ぎみながら「新月、、、」と呟いた。
「え?」
「いや、今夜が新月なのが気になってね。もしかしたらそれが関係しているのかもと。」
「しん、、げつ?」
夕の言葉に首を傾げるダリアに「月が見えない日の事だよ。今夜はやけに暗かったろう?」と説明をしてやる。
「た、、、たしかに。でも今までこんなことは!」
「うん、それにこれからも同じことが起こるのか分からないからね。新月が近くなったらレイヴンに君を護衛するように伝えておくよ。魔法上手く使えるか分からないだろう?」
「つ、使ってみようと思ったけど、、、まだ怖くて。」
不安そうに俯くダリアに「心配ないよ」とレイヴンを常に出しておくことを伝えた。
その事にホッとしたのか小さく頷くダリア。
「ずっと見ているだけではつまらないだろう?時の砂について探している間、楽しんでおいで。」
ダリアの頬に手を添えて優しく微笑む夕にダリアも嬉しそうに笑みを浮かべるのであった。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌌
ダリアが12歳になった時変化が訪れた。
「本当のダリア」と「夕」が入れ替わったのだ。
「本当のダリア」が目を覚ますとよく見知った天井が視界に入る。
手を伸ばすと成長した細い指、そして体を起き上がらせた時に感じた髪の軽さ。
手を後頭部に伸ばすと感じたことの無い髪の短さに驚きを隠せないでいた。
(、、、、、?!え、、、これ。)
すぐさまドレッサーに飛びつき鏡を覗き込むと久しぶりに見た成長した自分の顔。
(こ、これ、、、夕だわ!)
見慣れているはずなのにあまりにも見慣れない自分の姿にダリアはペタペタと触りながら鏡を凝視していた。
(この髪型、、、確かに似合ってるかも。)
短くなった自分の髪をひとつまみしながら夕との会話を思い出す。
~夢の中~
「ごめんね、君の綺麗な髪を勝手に切ってしまった。」
申し訳なさそうに表情を歪ませる夕にダリアは静かに首を横に振った。
「いいえ、夕にはとてもお似合いだもの。それにわたしこそこんな世界にあなたを呼んでしまって。あなたの人生を奪ったようなものだわ。」
すると夕はダリアの長い髪を手に取って優しく微笑みながら
「じゃあこれでおあいこにしよう。」
と言った。
~~
現在
夕の言葉を思い出して嬉しそうに微笑んでいた。
すると部屋の外からメイドが朝食が出来たことを告げに来た。
何故今になって心が入れ替わったのかは知る由もないが今はともかく「今のダリア」になりすまさなければならないと思ったダリアはあたふたしながらも今までの夕の口調を真似て返事をしてみることにした。
「あ、あぁ。今行くよ。」
ダリアはその後、「今のダリア」として懸命に振る舞いつつなんとか「体調不良」ということでなるべく自室に閉じこもるようにしていた。
そんなことをしているとあっという間に夜になり緊張していたせいかすぐに眠りについてしまった。
「ぷっ!くっ、、、くははっ!あはははっ」
「もう!ユウったら!そんなに笑うことないじゃない!もしかしたらもうあなたが戻ってこないのかとずっとドキドキしていたと言うのに!それに、これでも一生懸命頑張ったのよ!」
うっすらと涙目を浮かべながら夢の世界で再会を果たした夕とダリア。
「あぁちゃんと見ていたとも。よくズボンを履けたね。」
「あ、当たり前でしょ?いつもあなたのこと見ているのだから。」
恥ずかしながら怒るダリアの頭を撫でながら「よく頑張ったね」と褒める夕とそれに顔を赤らめるダリア。
「それにしてもなぜこんなことに。」
考え込むダリアに夕は夜空を仰ぎみながら「新月、、、」と呟いた。
「え?」
「いや、今夜が新月なのが気になってね。もしかしたらそれが関係しているのかもと。」
「しん、、げつ?」
夕の言葉に首を傾げるダリアに「月が見えない日の事だよ。今夜はやけに暗かったろう?」と説明をしてやる。
「た、、、たしかに。でも今までこんなことは!」
「うん、それにこれからも同じことが起こるのか分からないからね。新月が近くなったらレイヴンに君を護衛するように伝えておくよ。魔法上手く使えるか分からないだろう?」
「つ、使ってみようと思ったけど、、、まだ怖くて。」
不安そうに俯くダリアに「心配ないよ」とレイヴンを常に出しておくことを伝えた。
その事にホッとしたのか小さく頷くダリア。
「ずっと見ているだけではつまらないだろう?時の砂について探している間、楽しんでおいで。」
ダリアの頬に手を添えて優しく微笑む夕にダリアも嬉しそうに笑みを浮かべるのであった。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌌
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