おっさん、本でチートスキルを得る

盾乃あに

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大地震

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 腹が減るのは人間だから当たり前の事だ。
 流石にビジネスホテルでは食事が出ないので外を借りて料理をする。
 今回は『パーティー料理』の本を『発現』する。
 テキパキと動いてできたのは『オーク肉のカレー』だ。
 米も炊き立てがあるのでみんなでカレーを頬張る。
「美味い」
「ングングングング」
「食ってからしゃべりなよ」
「おっいしー」
 とみんなから好評だが、街のみんながこちらを見ている。
「お、すごい豪華やね!これで食わせてくれへん?」
 と円卓にいた狐目の男がやってくると酒だな。
「いいだろう、そこの男は?」
 と青黒髪の男だ。
「俺もこれでいいか?」
 と大事そうに飴玉の袋を出す。
「まぁいいだろう」
 と2人に注いでやると、
「美味っ!これオーク肉やないですか!」
「カレーなんて久しぶりだ」
 とガッツいて食べている。
「おかわりは自分でよそえよ?」
「んー!ング」
 と食いしん坊のサヤカが一番乗りだな。
 まぁ、ご飯も10合は炊いたから足りるだろうと思ったら足りないだと!
 しょうがないから継ぎ足しで作ってやる。
「はぁ、満腹だ」
「食ったな、ありがとう」
「もう食えない」
「一緒」
 とみんな満足したようだな。
 片付けはクリーンで終わるから楽だ。
「お兄さん幾つスキル持ってるん?」
 と狐目の男が聞いてくるが、
「そりゃ秘密だ」
「そりゃそっか」
 と腹を抱えて笑ってる。
「俺はガイ、コイツはオトだ」
 と青黒髪のガイは名乗る。
「俺はトキトだ。あとはシックス、ルリ、サオリ、サヤカ、ダイヤだな」
「いーねー、ハーレムパーティー」
「そうか?そうでもないぞ?」
「まぁ、そう言うタイプじゃなさそうやしね」
 どう言うタイプだよ、佐伯みたいなやつか?寒気がする。

「よっと、ごっつぁんでしたわ」
 と立ち上がるオト。
「あぁ、ご馳走様」
「おう、またな!」
 と言って2人は帰って行く。
「普通にいい人だったね」
「まぁ、あの中じゃ普通だったな」
「えー、階段から突き落としてましたよ?」
「あはは、それはあの男が悪いだろ」
 サオリが言うので一応擁護しといた。
 飯も終わって部屋に戻る。
 久しぶりに本を読む。
 今後使えそうな『パーティー経験値2倍のこの俺を追放するなんて、でもS級冒険者に拾われました』と言う本を読んで『発現』する。
 これでパーティーの経験値は2倍になるだろう。
 
 まぁチートだから、あ!あれを忘れてたな!
 『俺だけショップで物を買えるので終末世界でも楽勝です』を読んで『発現』。

 よし!ショップだ!
 ネットショップの画面が出て来てカードを入れるところがある!やったな!こっちの世界のカードが使えるからなんでも買えるな!
 俺が稼いだ金が使える。

 もう擦り切れたジーパンを黒のパンツに替え、ロンTも何枚か買って、久しぶりのスイーツも大人買い!
 っと、みんなにも教えるか。
 部屋の外に出て声をかける。
「おい!みんないるか?」
「はい!」
「どうしました?」
 とみんな近くだからすぐ呼べるのだ。
「俺の部屋に集合な」
 とみんな集まると買い物が始まる。
 まぁ、ルリやサオリ達も必要なものがあるだろうしな!

「ち、チートだ!」
「私も新しい下着が欲しかった!」
「さっさと選んでよ!」
「次のページ」
 とみんなを見ながらスイーツを食べる。
 いやぁ、気づかなかったのが惜しいなぁ。
 金は腐るほどあるのに買い物が物々交換だったからな。

「もう!早く決めようよ!」
「順番にやればいいぞ?」
「じゃあ私からね」
 とルリが選んでる間にこっちではスイーツを食べ、みんなは笑顔になる。
「でも、こんなスキルあったんですね?」
「まぁな、今発現したからな」
「そんな、チートですよ?」
「だな、でもこれで欲しい物は手に入るだろ?」
「やったー!好き」
 とダイヤはひっついてくる。
「よ、よし!決まったわ!」
「んじゃ『決済』を押す」
“ドン”と後ろに段ボールで届くとそれを開けて喜ぶルリと次の番が来たサオリ。
「い、いくらまでですか?」
「いくらでもいいぞ?残高あるだろ?」
「え!ひぃ!お、大金持ち!」
 と引いてる皆に、ルリが、
「私のカードも使えるの?」
「多分な」
「じゃあ、なくなったら言って、カード渡すから」
 と自分のものに夢中になってるが、話は聞いてるみたいだな。
 結局夜中までかかってみんなの注文は終わった。
 みんなが帰った後、俺が買い物してたのは調味料とビール!
 ビールはクール便にしたから冷えたまんまだ。
 これでいつでもビールが飲めるな!

 翌日は雨なので、『俺だけダンジョン』を出して、みんなで入りレベルを上げる。
 まぁ、30階層までで夜になったのでタイムオーバーだ。
 
 外を見ると恵みの雨なのか、みんな雨水を溜めているが、雷が鳴ってるから危ないぞ?

 晩飯はみんな弁当で済ませる。
 1人になると本を読む。
 今度は逆に『異世界ショップで現代はチートです』を読んで『発現』。

 さぁ、異世界ショップはどうかな?
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