おっさん、本でチートスキルを得る

盾乃あに

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大地震

決断

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 俺はそれだけ本気だ。
「おまえ、少し横暴じゃないか?」
 と青黒髪の男が口を出すが、
「あ?」
「やめたまえ、分かった。こちらでも解析して全ギルドに報告をする」
「その解析ってのはいつだ?明日か?明後日か?一年後か?」


「なるべく早く」
「おい、俺は冗談でここに来てるわけじゃない!最悪俺らだけ海外に逃げてもいいんだぞ?」
「な、その手段があるのか!」
「あるから言ってる」
「わ、私をひぃ!」
 一人逃げたい奴がいるみたいだが、俺の顔を見て悲鳴を上げる。

「俺は気が短い、明日には全ギルドに伝えてレベル上げをさせろ!」
 執行人はこちらを見ている。
「嘘だと思ってるなら日本は終わるぞ?」
 ただレベルを上げるんじゃなくてスタンピードに備えてだ。
「……全ギルドに通達、5年後のスタンピードに備え、各自レベルアップと街の強化を!」
 と執行人は判断したらしい!

「よし!それでいい!」
 これでいいんだ、あとは一番でかいダンジョンの攻略を、
「貴方はどうするんですか?」
「富士のダンジョンが一番でかいらしいからそこを潰すためにレベルアップだな」
 執行人は知ってたようでビックリしている。

「じゃあ、それだけだ」
 と席を立つと刃が襲ってくるのを大剣を出して受け止める。
「なんの真似だ?」
「本気でやったんやけど、強いね」
「は!それが本気?」
「あー、やばいなぁ」
 と狐目の男は汗をかいている。
「まぁいい。無礼なのは承知している。気分を害して悪かったな」
「普通に喋れるん!」
 とビックリしているが人をなんだと思ってるんだ?

「これが普通だ、だが、危機感の足りないギルドには少しお灸が必要だろう?」
「どう言う事だ?」
 と他の男が言う。
「ここから南東にギルドがあるのは知ってるな?」
「あぁ、近い場所か?」
「そうだな、そこは刑務所から出て来たやつに支配されてた」
「「なっ!」」
 初めて知ったようだな。
「俺らが行った時には女しかいなかった。男は皆殺されてた」
「……」
「だれも悪くないが、ギルドが確認しに行くのが普通じゃないのか?」
 と言うと皆が下を向く。
「悪かった」
 と執行人が頭を下げる。
「俺に謝っても仕方ない。だがこの3人はそこから来た、俺の言葉を信じて力を貸してくれる」
 3人は胸を張っている。
「分かった、ギルドの落ち度だ、悪かった」
「分かればいいさ、今後こんなことがないようにすればいい」
 悪いのは刑務所から脱走してきたあいつらだが、ギルドの名を使ってるならそれくらいはしなきゃな。
「じゃーな!」
「あぁ、また来て助言を頼む」
「もう来ないかも、俺らは旅の途中だ」
「そうか、そうだな。我らがなんとかしなければいかんのだよな」
「そーゆー事だね」
 と言うと俺たちは出て行く。

「待ってくれ!海外に逃げれるのか?」
 とさっきまで円卓にいた男が叫ぶ。
「あぁ、行きたいのか」
「そうだ、金もある!私は逃げたい!」
「そうか、生きてたらな」
「え?ひぃぃ!」
「円卓会議での発言と今の発言でアウトだ!相応しくない者は去れ!」
 青黒髪の短髪の男がぶん殴ると階段を落ちて行きヨロヨロしながら、
「ふ、ふじゃけるなよ!おりぇがいなくなればこまりゅのはおまいぇらだ」
「誰も困らぬ」
「ひ、ひいぃ!」
「おい、あいつの家に行って全て差し押さえろ!」
「「「「は!」」」」
 と兵士が走って行く。
「すまんな、見苦しくて」
「どこにでもいる。気にするな」
 まぁ、いいやつもいるからな!
 笑いながら下に降りて行く。
「ここに宿のような場所はあるか?」
 と受付で聞くとあるらしいので場所を聞いて行ってみる。

 ビジネスホテルだな。
「すまんが六部屋借りたい」
「肉はあるのかい?」
「あるが、どんなもんだ?」
 とオーク肉を出して行くと、
「こ、こんなに多く貰えないよ、これで十分さ」
「よし、じゃあ、連泊するからこれも取っといてくれ」
「わ、分かったよ!こんだけあれば1ヶ月は持つね!」
 と奥に持っていき出て来たら鍵を渡される。
 久しぶりにベッドで寝れるようだな。
 みんなにクリーンをしてから各自部屋に入って行く。
「シックス?一人部屋だから邪魔になるんだよ?」
 と同じ部屋に入ろうとするシックスに鍵を渡す。
『わかりました、では』
 と分かってくれたようで部屋に入って行く。

 最後に俺が部屋に入ると、シャワールームにベッドにテーブル、椅子と、久しぶりの人間の生活だナ。
 シャワーは冷たいがこれが気持ちいい!久しぶりに体を洗いジャージにロンTで椅子に座るとビールを出す。

 “カシュッ”といい音を立て口に持って行くと口の中で弾け喉を通って行く。

「くっはぁー!美味い!久しぶりに飲んだぞ!」

 “ドンドンドン”
「なんだよ?俺の至福の時を邪魔するのは」
 扉を開けると雪崩れ込んでくる四人。

「なんだなんだ?」
「私にビール分けなさいよ!」
「わ、私たちも喉が渇きました」
「うんうん」
 はぁ、仕方ないから出してやる。
「ングングングング」
「ぷはぁ!」
 冷たい炭酸にビールを飲む四人は蕩けている。
「も、もう一杯!」
「ダメに決まってるだろ」
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