72 / 104
マリア・北条
しおりを挟むマリア事件から一週間、俺は豊田ダンジョンには入り、一応間引きをしている。ブレイク起こされたらこまるからな。て言うかもう極まであげて無くしてしまった方がいい気がする。
よし、豊田ダンジョンを無くしてしまおう!
「ようマリア、赤い素材が欲しくないか?」
「え?ありますの?欲しいです!」
「なら豊田ダンジョンに取りに来い」
「え?またあそこですの?」
「来るのか来ないのか?」
「い、いきますわ!」
「ヨシ!んじゃ、ちゃんと装備はしてから来いよ」
これで準備万端だ。
「よし来たな!」
「来るように言ったのは小太郎ではなくて?」
「そんじゃ入るぞ」
「え?わたしでは歯が立たないですが」
「俺の後をついてくればいい」
「なんですのそれは!」
「嫌ならいいんだが」
「やるわよ!やります!」
豊田ダンジョン一階層から走り回り敵を倒していく。ドロップ品はマリアに任せてある。
「ちょっ!ちょっと速すぎますわ!
「ついてこいよ!」
「ドロップが多すぎて袋が足りませんの!」
仕方がないのでマジックバックを貸してやった。
「これでついてこれるな!」
「すこし遅くてもよろしくてよ」
「あっそ!」
三十階層で飯にしてドロップ品を回収する。
「このバックいいですわね、買い取りますわよ?」
「だれが売るかよ」
「売って下さい」
「やだね!そろそろつぎいくぞ!」
「ねぇ、もうちょっと休んでからでも」
「いくぞ!」
つぎは六十階層が目標だ。
「多いですの!ドロップ品が多すぎですの!」
「泣き言言ってる暇があれば一つでもドロップを取れよ!」
「鬼ですの!悪魔ですの!」
六十階層に着いた頃にはベソかいてるマリアにクレープを渡して元気を出させる。
「レベルも上がってるはずだ、これもマリアのためだろ?」
「はい、がんばりますの」
「よし、いい子だ」
次は九十階層を目標に今日は帰る。
「明日も朝からだからな」
「はいですの!」
「マジックバックはこれが終わったらやるから頑張れよ」
「は、はいですの!」
ちょろいぜ!
「ほら足が止まってるぞ!」
「はい!」
「そんなんじゃ敵に囲まれる」
「はい!」
少しは強くしないといけないから戦い方を教えている。レベルだけあげてもしょうがないからな。
「後ろも気をつけろ」
「はい!」
九十階層にようやく着いたのは夕方だ。やはり教えながらは大変だった。
「つぎは明日だ」
「今日はクレープはありませんの?」
「あぁ、ほれ」
「あぁ、甘い物は欠かせませんわね」
「なら自分で買ってこいよ」
「これは頑張ったご褒美ですから!」
「そんなもんかね」
「そうですの!」
次の日は百五十階のボスを目標だ。
「いくぞマリア!」
「はいですの!」
ようやく動けるようになって来たマリアにドロップ品をまかせて俺はひたすらモンスターを斬る。
「大丈夫か?」
「はい!大丈夫ですの!」
なんとか今日中に百四十九階層まで来た。
「はあ、はあ、まだ行けるか?」
「後ろで守りを固めておけばいいんですよね」
「そうだ。けっして前に出てくるんじゃないぞ」
「わかりましたわ」
豊田ダンジョン 百五十階層
バフォメット……顔はヤギ、頭に角が四本あり翼が生えた人間のような体をしている。
「『グラビティ』&『サンダーボルト』」
グラビティで動けなくしてサンダーボルトで感電狙いだが、それを避けられる。『ダークボール』を投げられるが、避けるとマリアに当たってしまうので自分からあたりに行く。
「ぐあっ!たぁ!」
ダークボールをアスカロンで斬ってバフォメットに肉薄すると逃げようとするので至近距離でグラビティをかますと下にへばりつく。あとはアスカロンで首を斬った。
「よし!明日からが本番だ!」
ドロップ品を拾うマリアが呆けている。
俺はさっさと宝箱を開けると『マジックバック(腕輪型)』『グランディウス』と言う剣が入っていた。“ゴゴゴゴゴ”と地響きがなる。
「マリア、明日はここで待っていてくれ」
「は?着いて行かなくてもいいのですか?」
「こっからはマジで危ないからな」
「それでは明日は」
「そう、足手纏いだから置いていく。だが、俺は目立ちたくないので全部マリアがやったこととする」
「それはいくらなんでも!」
「これは強くなったらだれでもできることだ、マリアがここまできたらいいだけの話だ」
「私にそこまで出来るでしょうか?」
「俺も協力したろ?まだまだ冒険者やるんだからつよくなるって!」
「でも」
「じゃあ、百五十階層までクリアしたら無くなったって言ってくれればいい」
「無くなるのですの?」
「あぁ、二百階層まで攻略するとダンジョンはなくなる。だから強くなりすぎたダンジョンは無くさないとブレイクしたら被害が大きくなるからな」
「は、はい!わかりました。それでは明日は百五十階層で待ってますので」
「それと、これをやる。いま宝箱から出て来たのだがマジックバックの腕輪型とグランディウスと言う剣だ。あとは赤竜の皮。明日は朝以外で会うことはないと思うから今のうちに渡しておくな!」
「は、は、はい」
「泣くなよ。ちゃんと、二百階層まで攻略してくるから、地響きがなったらちゃんと退避しろよ?」
「はい!」
あとは二百階層まで突っ走るだけだな!
20
あなたにおすすめの小説
勇者パーティのサポートをする代わりに姉の様なアラサーの粗雑な女闘士を貰いました。
石のやっさん
ファンタジー
年上の女性が好きな俺には勇者パーティの中に好みのタイプの女性は居ません
俺の名前はリヒト、ジムナ村に生まれ、15歳になった時にスキルを貰う儀式で上級剣士のジョブを貰った。
本来なら素晴らしいジョブなのだが、今年はジョブが豊作だったらしく、幼馴染はもっと凄いジョブばかりだった。
幼馴染のカイトは勇者、マリアは聖女、リタは剣聖、そしてリアは賢者だった。
そんな訳で充分に上位職の上級剣士だが、四職が出た事で影が薄れた。
彼等は色々と問題があるので、俺にサポーターとしてついて行って欲しいと頼まれたのだが…ハーレムパーティに俺は要らないし面倒くさいから断ったのだが…しつこく頼むので、条件を飲んでくれればと条件をつけた。
それは『27歳の女闘志レイラを借金の権利ごと無償で貰う事』
今度もまた年上ヒロインです。
セルフレイティングは、話しの中でそう言った描写を書いたら追加します。
カクヨムにも投稿中です
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!
カタナヅキ
ファンタジー
ステータ画面は防御魔法?あらゆる攻撃を画面で防ぐ異色の魔術師の物語!!
祖父の遺言で魔女が暮らす森に訪れた少年「ナオ」は一冊の魔導書を渡される。その魔導書はかつて異界から訪れたという人間が書き記した代物であり、ナオは魔導書を読み解くと視界に「ステータス画面」なる物が現れた。だが、何故か画面に表示されている文字は無茶苦茶な羅列で解読ができず、折角覚えた魔法なのに使い道に悩んだナオはある方法を思いつく。
「よし、とりあえず叩いてみよう!!」
ステータス画面を掴んでナオは悪党や魔物を相手に叩き付け、時には攻撃を防ぐ防具として利用する。世界でただ一人の「ステータス画面」の誤った使い方で彼は成り上がる。
※ステータスウィンドウで殴る、防ぐ、空を飛ぶ異色のファンタジー!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる