魔女の弟子ー童貞を捨てた三歳児、異世界と日本を行ったり来たりー

盾乃あに

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リア

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 屋敷にもう一度戻る。
 また客間に通され、ミーサと会うが、
「ここは自由国家なので、その子の自由です」
「いや、俺が困るんだが」
「それなら私はここで自死します」
「いやまて!わかったよ。ならなんでもするんだな?」
「はい!」
 女はリアと言い、若草色の髪が後ろで束ねられている。顔はおっとりとした美人なのに頑固だな。
「じゃあ、リアは連れて行くぞ?」
「はい、自由ですので」
 自由が全てではないと思うが、まぁ、連れて行くのはしょうがないか。
 また門までいくと、
「すいませんでした。私なんでもしますので、よろしくお願いします」
「分かったって、大丈夫だから一緒に行こうか」
「はい!」
「とりあえず服はそのままでいいね」
「はい!」
 とりあえずは替えの服を買いに行くか。
「ここら辺は詳しいの?」
「はい。私はここで育ちましたから」
「なら服屋を案内して」
「わかりました」
 リアは俺より少し低いくらいかな、一緒に歩いてると目がよく合う。
「どうした?」
「い。いえ」
 少し歩くと服屋があったので、
「ここでいかがでしょうか?」
「いいんじゃないかな?リアの替えの服なんかを見繕ってくれないか?」
「わ、わたしのですか?」
「そうだよ。それしかないなら買っとかないとね」
「あ、ありがとうございます」
 店員さんと二人で話しながら服を選んでいく。
「この二着でお願いします」
「他のものも買いなよ?女ものはわからないからさ」
「は、はい」
 それからまた時間がかかり、全部選び終えたらしい。
 金を払い、アイテムボックスに入れておく。
「あと魔法屋はあるかな?」
「あります。案内しますね」
 ようやく、すこし砕けて来たみたいだ。

 魔法屋に着くといつも通りオススメを聞いて、あとは特殊な魔法玉かスクロールを聞いてみる。
「いまは遠目と暗視があるよ」
「んじゃそれをくれ」
 二つで十万ゼルだ。
 
「リアは戦うことができるのか?」
「はい!冒険者をしてました。弓師です」
「そうか!なら防具も買おう!」
「え、そんな服も買ってもらったばかりなのに」
 遠慮するリアは俺の目を見つめる。
「大丈夫。これでも稼いでるし、戦うこともしてもらうからさ」
「は、はい」

 そのあと防具屋、武器屋と周り小腹が空いたので近くのベンチでハンバーガーを食べる。
「またこんな贅沢なものを」
「いいから食べな。贅沢じゃないしさ」
 涙目で食べるリアは少しやつれていたが、いまから元気になっていくだろう。
 周りを見渡すと獣人やエルフなども多くみられる。本当に異世界感が半端ないな。
「じゃあリア、ハッピーキャラメルって店は知ってるかい?」
「たぶんわかると思います」
 テクテクとリアの後をついて行くと、看板にデカデカとハッピーキャラメルと描いてあった。

「ちわっ、ルーの使いできたんだが」
「ん?どこのルーだい?」
「黒の魔女だ」
「あぁ、あれね。待ってな」
 持って来たのは多分タバコだ。
「これを渡しておくれ。お代は百万ゼルだ」
「俺が出すのかよ!まぁいいけどさ」
「まいど!」

 ハッピーキャラメルを出たらあとはやることがなくなってしまったな。
「一旦家に帰ろうか」
「家があるのですか?」
「おう!じゃあ手を握って」
「は、はい」
『転移』

 家に帰ってきた。が入りにくい。
「ただいま」
「おっかえりー」
「おかえりー」
「あれ?だれ?」
 ユフィとルージュの目が冷たい。
「自由国家で仲間になったリアだ」
「仲間?」
「その辺は後で話すから風呂に入れてくれるか?着替えはだすから」
「はーい」
「リア、俺の彼女達だ」
「はい、奥様方よろしくお願いします」
「奥様だなんてそんな」
「でへへ」
 だらしなく笑うユフィは可愛い。
「ほらこっち来て」
「はい」
 ふぅ、なんとかなったな。
「あとでちゃんと聞くからね?」
「ふぁい」
 ルージュが怖い。

 と言うわけでリアが仲間になりました。
「ゔーリアちゃん」
「そういうことならしょうがないわね」
 分かってもらえよかった。
 それとリアはハーフエルフだった。
 俺よりも年上だ。それもうんと。
「これからよろしくお願いします」
「砕けた口調でいいよ」
「そうそう、俺なんて最初からこんなだから」
 ユフィが久しぶりに俺を使う。
「はい!」
 ここが日本という国ということは言ってある。まぁ、慣れてもらうしかないか。
 久しぶりにダンジョンも行きたいとこだがリアに日本の良さを分かって貰わないとな。
「んじゃリアは上の部屋を使うといいよ」
「そんな部屋だなんて」
「余ってるから使ってよ」
「は、はい」
 恐縮しているリアにルージュとユフィがゴニョゴニョ言っているが聞かないことにする。
「んじゃ朝食がてら街に行こうか」
「「賛成!」」
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