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海外
しおりを挟む「あはははは」
「でさぁ!」
また居酒屋に来ている。
打ち上げだが、シオンとカエデは仲良くなったようだ。
それにしても楽しそうだな。
「モクレンは結構飲むのか?」
「いや、俺は姉ちゃんみたいになりたくないんで」
反面教師かよ。
「あ?モクレン?文句あるの?」
「ないからそっちで話しなよ」
「っとに弟っつーのはなんでこんなに可愛げがないんだろうね!」
「あはは、俺は一人っ子だから羨ましいけどな」
モクレンも大変だなぁ。
「で?うちのパーティーには入るのか?」
「うん!はいる!」
「役割もちょうどいいしね!」
「だそうです」
「そうか、なら良かった。俺はあまり参加できないからなぁ」
「そうだよ!ヤトが来なきゃダメだろ!」
「ヤトさんは『プライド』に用事があるんですか?」
「まぁ、そんなとこだな」
みんな錬金術師なのは分かってるからなぁ。
「そうだ!ポーチ!私もポーチが欲しいです!」
「俺は後衛だからバッグかな?」
「わかった、今度作っておく…と言うか好きなバック持ってこいよ?」
「じゃあ明日買いに行きますから!」
「そうだね!」
と『プライド』で約束してから居酒屋を後にし、カエデとシオンは二軒目に行った。
「モクレンはついて行かなくていいのか?」
「姉ちゃんに勝てる相手がいるとは思わないんで」
「だな!」
カレンだけタクシーに乗せて、モクレンと歩いて帰る。
「家は近いのか?」
「そうですね、ここら辺の物件は冒険者用が多いですから」
「そうか、んじゃ俺の家教えておくよ」
「はい!」
と2人で俺の家に帰り、
「飲むか?」
「そうですね!」
と2人でテレビを見ながらビールと酎ハイを飲む。
「一人暮らしっていいですね!」
「シオンと一緒か?」
「です、親から離れるのにそれが条件でしたから」
「あはは、心配性な親だが、いい親だな」
「姉ちゃんの子守りで大変ですよ!」
「「あはははは」」
「今度バッグはこっちに持ってこいよ」
「うん、わかったよ」
結構喋ってモクレンは帰って行った。
「うん、いい仲間が増えたな!」
テレビを見てると『プライド』が映っていた。
『こちらが今話題の冒険者専用ブランドのプライドです』
「おお!出てるなぁ」
『では中に入ってみましょう』
『いらっしゃいませ』
と如月が案内している。
『こちらはポーションが置いてあると言うことですが?』
『はい、品質はもちろん在庫も持っていますよ』
『凄いですね!ポーションはどのように作っておられるんですか?』
『それは企業秘密ですので』
とやんわり断っている。
『海外からの問い合わせもあるとか?』
『そちらも個人情報になりますので』
へぇ、海外からもねぇー。儲かってるみたいで良かったな!
『こちらの槍は値段が書いてないですが?』
『これは非売品になります。まぁ、買ったら億は超えますしね』
俺が売った槍はそんなにするのかよ!!
あとは雑談で終わったが、凄いな、テレビに出るほど人気なんだなぁ。
と思ってるとスマホが鳴る。
『もしもし?』
「どうした?如月?」
『海外から視察に来てる連中がいますので、当分は来ない方がいいですよ!』
「マークされてるのか?」
『仕入れをどうしてるのかを探ってるようです』
「そっか、在庫はあるのか?」
『ほどほどにあるのでそれがあるうちに帰ってくれると助かるんですけどね』
「分かったよ、まぁ、いざとなったら取りに来ればいいんじゃないか?それかどこかで渡すか」
『そうですね。そうならないようにしますので』
「分かったよ、しばらくは店に行かないからな」
『ありがとうございます』
と言って電話を切る。
しかし厄介だな。
海外組ってしつこそうだもんなぁ。
「まぁ、錬金しとくか」
いつでも渡せるようにしておけばいいだろ。
低級ポーションに上級、TSに視力と魔力も作ってバッグに入れておく。
翌日『プライド』の前を通ると外車がちらほら停まっている。
はぁ、大変だなぁ。
とりあえず素通りしてスーパーに買い物に出かける。最近は出来合いばかりだからたまには自分で作らないとな。
一人鍋をするように具材を買ってコンロなんかも買っておく。ダンジョンで作るのもいいかもな。
家に帰って鍋の準備をしてビールを取り出す。
「一人鍋はいいね!好きなものしか入れないしな!」
鍋をつつきながらテレビを見ていると、アルケミスト斉藤がテレビで謝罪していた。
流石に海外に連れて行かれるのはヤバいと思ったんだろうな。
それより自分のことだな…そんなにヤバいのか?ちょっと心配になってきたぞ。
て言うか錬金術師って他にいないのか?
虹玉で出たけどさぁ、他にいてもいいと思うんだがな。
気になってスマホで調べてみると、やはりいないようだ。と言うか俺の画像が出ているじゃないか!!
『プライド』に頻繁に通う謎の男?
錬金術師か?
やめてくれ!俺の画像が出てるってことはここもバレそうだな。
まぁ、入って来れないから出なきゃいいか?
って、俺も外に出たいよ!
ちょっとどうにかしないといけないな!
変装なんてしたことないし、まぁ、自衛手段はあるからなんとかなるか?
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