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結婚式
しおりを挟む今日は晴れていてとても清々しい。
結婚式は晴れやかに行われた。
ゼロやサヤ、カレン達も嬉し涙を流していた。
ウェディング姿のアーシャは美しく、以前と同じまで伸びた髪は綺麗に整えられている。
ゼロが父親役でアーシャを連れてくる。
「アーシャをよろしく」
「あぁ、わかった」
誓いの言葉を言い、
ヴェールを上げると、やはり綺麗だな。
緊張しながらキスをする。
知り合いのS級冒険者達が大泣きしている。
何故だ?
まぁいい、俺も感動で泣いているからな。
アーシャは涙を見せずニコリと笑う。
マリアも来ていた。
妹の結婚式には出るようだな。
長いつき合いになるであろう、レアルとガーナは手を叩いて喜んでいた。
相棒は俺の親代わりだと言って張り切っていたな。
白い教会で白のタキシードの俺とウェディング姿のアーシャは今日から夫婦となった。
役所には届け出をだした。
どこからか戸籍をマリアが持って来てくれたので出すことができた。
眩しい陽の光に照らされて外に出ると、写真をいっぱい取られて、でも全員笑っている。
こんな幸せなことないな。
披露宴では青蘭なんかに絡まれるし、岩井には女を紹介しろと言われる。
まぁ、無視だがな。
お色直しは一回だけだ。
さすがにそんな多く着替えるのはアーシャも嫌だと言った。
多少動きやすい格好で出て行くとまた大騒ぎになる。
だが、これでいい。
俺たちらしい結婚式だ。
ブーケトスは黒井が取っていた。
披露宴が終わり、二次会に行く。
「疲れたか?」
「うん、少しだけ。それよりあなたと一緒になれたことが嬉しい」
「そうか、俺もだよ」
二次会ではみんな大騒ぎしている中で泣いてるカレンとサヤ、二人にアーシャが寄っていき抱き合っている。
「俺の結婚式にも来てくれよな!」
と青蘭が言う。
「誰と結婚すんだよ?」
「そ、それは」
「私だよ!」
と腕を組むのは黒井?
「なんで二人が?」
「まぁ、リーダー同士色々あってな」
「まじか!またS級同士の結婚かよ!」
と岩井が叫ぶ。
「ガハハ!次は誰が結婚だ?」
「だー!俺らはいつ結婚できんだよ!」
うるさいが楽しい。
「よう、結婚おめでとう」
「荒木、ありがとう」
「ハハッ!メンテに行く暇もなく結婚式だったな!」
「悪いな!でも今なら預かるぞ?」
「そんな不粋ではないからな、また今度だ!」
「あぁ、悪いな!」
と今度はマリアが来る。
「妹をよろしくね」
「おう、ロシアはどうだ?」
「あなたのレシピは貰ったわ!多分もっとあるのでしょう?でも危ないから教えない?」
「そうだな、教えたところで素材がないしな」
「そう、ならこれでいいのよ。妹も幸せそうだしね」
「幸せにするさ」
マリアとはここでお別れらしい。
車に乗って帰って行った。
岩井たちが悲しんでたがな。
「今日はありがとう!今後もよろしくな!」
「「「「おう!」」」」
と最後はみんなで写真を撮って別れる。
ドレスは買い取っているのでそのまま帰宅だ。
テンも今日だけはレアルのところでのんびりしてもらう。
これからは二人でゆっくり進んで行けたらいい。
「あら?テンがいないと寂しそうね?」
「あはは、そんなことはないよ。いつでもアーシャと一緒だろ?」
「そうよ?もう離さないんだから」
抱きしめてくるアーシャを抱きしめる。
「私がお婆さんになっても仕方ないことだからね?」
「あはは、まだまだ先の話だろ?」
「未来の話よ?」
「俺も錬金術師だ。老化薬でも探してみるよ」
「それはいいわね!二人でいっしょに探してみましょう!」
今日はもらったシャンパンを開けて乾杯する。
「ふふん!色々あったわね」
上機嫌のアーシャ。
「だな、殺しにきたもんな」
「それも思い出よ?」
「そうだな」
と言って二人でソファーに座る。
「私の錬金術師は世界一なんだから!」
「酔ってるな?水でも持ってこようか?」
「本当のことよ!でも水は貰うわ」
「はいはい」
と尻に敷かれそうだな。
翌日は快晴で異世界に来ている。
ポーションの在庫は大量に作ってレアルのインベントリに入れてもらった。
『にゃー!いくにゃ!』
「新婚旅行についてくるなんてな」
「いいのよ、これからはテンも家族なんだし」
『ニャハハハハ!ニャーも家族にゃ!」
「じゃあ、『転移』」
と新婚旅行は異世界だ。
「ここからいくのね?」
「あぁ、人間の街を回って見ようか?」
『そんにゃ面白くもにゃいにゃ』
「まぁ、そんなこと言わずにな!」
この世界で人間の街をぐるっと回る。
足はこの前買った車で移動する。
『まずはアメリの街に行くにゃ!』
「ナビ頼むぞ?」
『任せるにゃ!』
と車を走らせるが馬車が邪魔だな。
と思ったら横にずれて止まってくれた。
「ありがとう」
「いえいえ、貴族様にそんな」
と貴族と間違われながら走ってアメリの街に到着した。
車は少し遠くでインベントリにいれる。
前来たのだが髪型も違うしバレないだろ。
歩いて門まで行くと、
「身分証はあるか?」
「いえ、この街で作る予定です」
「では銀貨一枚預かるぞ?身分証ができたら見せに来れば返すからな」
「はい、ありがとうございます」
と銀貨を渡して門をくぐる。
テンはハイドコートを着てもらってるから見えないだろう。
身分証といえば冒険者ギルドかな?
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