選ばれた者 おっさんの気ままな冒険

盾乃あに

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第3章 ダンジョンとおっさん

チリツカ帰還

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チリツカは突然帰ってきた
秋が過ぎ冬、今年も終わる頃に
「カズト!北海道に行きますよ!」
「まぁ、待て!理由とこんだけキョウを放ったらかしにしてた訳と、おかえり!」
チリツカは落ち着いたようで
「ただいま帰りました!ごめんね遅くなって、キョウの事は創造神様も忘れてるから帰るときに連れてくよ。あと北海道ダンジョンでランクBがでて、対処出来ないらしい」
ランクBか、それなりに戦ったけどあいつらズル賢いと言うかまぁ、強いんだけど
「チリー!俺っちの事忘れてたのかよ?ダメだぜー!そんな事じゃ!」
「だれこれ?」
チリツカが聞いてくるのも分かるが遅すぎたんだよ。
「キョウだ」
「チリー!忘れたってのか!俺っちは悲しいぜ。」
演技口調のキョウ、髪型もなんか片側編み込んであって顔にペイントまでしてる、服装も変わって口調まで・・・長曾我部化してる。
「な、何故だ?何があったんだ!どうしてこんなことに?」
チリツカが慌ててる、今更遅過ぎる
「リンリンがやってる戦国バチェラー知ってるだろ?」
「あー、あのゲームですか!私はやりません!」
「分かってるよ!てかやってたらビックリドン引きだ!で、そのリンリンがやってる奴の本体、テレビでやるゲームにどハマりしたらこうなった。」
「リンリンには言えませんね」
「同感だ!」
「キョウはゲームして来なよ?今日はチリツカと仕事してくるから」
「分かったぜ!なんかあったら俺っちを頼るんだぜ!」
去って行くキョウ、あんなに可愛かったのに
「お前が遅いからあーなったんだからな?」
「人のせいにしないで下さい!そんなもの与えるからでしょう!」
「仕事も残さず何もやる事無ければ暇にもなるだろ!あんな子、外に出してみろ!何するかわかんないだろ!」
「監督責任です!貴方のせいです!」
「忘れてた奴がよく言えたな!」
「喧嘩しないの!あれでも中身は変わってない優しいキョウちゃんなんだから!」
美羽が入ってきて止めた
「ふぅ、熱くなりすぎたわ悪いな!」
「いえ、私こそ遅くなり過ぎてすいません」
と二人で謝って、コーヒーを飲みながらこれまでの事を聞いたら

チリツカが日本に来てから全く仕事をしなくなったリンリンが創造神様に怒られたがチリツカのせいにしてしまったお陰でそれまで残ってた仕事をリンリンと二人でやるはめになったら今迄かかったらしい
ダメリンリンだな
「それで?北海道ダンジョンはどうしてる?」
「ランクBが出るのは二十層らしいが怖くて入れなくなった冒険者が多くてどうにかして欲しいらしいです、死者は最初に入った五人パーティーだけだそうですけど」
「何層まであるんだ?てか北海道って死者は出てなかったとこじゃないか?」
コーヒーを一口飲み
「そうなんですよ、私の考えだとダンジョンマスターがあまりにもDPが無くてそんな事してると思うんですが」
そっか、DPないと何も出来ないよな
「DPの支給は?ないのか?」
「ありますね、一月に一度あったはずです地球もちゃんと魔素を吐き出す為にDPにしてダンジョンに入れてるはずですから」
ふーん、地球がダンジョンにDPを入れる?
「なんで地球はダンジョンにDPを入れるんだ?魔素をそのまま出してるんじゃないのか?」
またコーヒーを飲み
「地球も魔素だけを吐き出す事は出来ないんですよ、一度吸収した物を出すには人間と一緒ですよね」
「きったな!汚物がDPってことかよ?」
「違いますよ!呼吸と一緒ってことですよ!誰が地球が食事してるっていいましたか!」
あぁ、そうか。そーだよな、
「悪りぃ、循環させて吸収出来ない魔素を吐き出すのにDPに変えて出す必要がある・・・のか?」
「魔素を吐き出す為にどうやって効率を良くするかですがダンジョンを深くすればそれだけ排出するのに地球は楽になります。ダンジョンを深くするにはモンスターを強くして生物を殺してDPにしなければいけない、入ってくる動物なんて人間くらいですから人間がより入って来るようにマスターとコアはダンジョンを運営する。それにはまずDPが必要、だから地球はDPを作れるように適応したって事ですね」
適応って魔素に適応するだけじゃなかったのかよ
「その作ったDPを使って深くすりゃいいじゃん」
「作れるDPに限りがあります、一つのダンジョンだけならいいですが日本だけで六ヶ所、世界中になるととてもじゃないけど地球の作るDPでは足りません、だからコアを作りマスターを決めて働かせてるんですね。」
「んじゃマスター次第ってことか、マスターってどーやって決めてんだ?」
「魔素に対応してた生物をランダムですね」
うわー、最悪だな
「その中に人間は?」
「居ませんよ、だってステータス取らせないと魔法すら使えなかったじゃないですか!いまなら変われますけどね」
「最初から魔素に対応出来た生物って?」
「妖怪とか知識ある生物ですかね?」
「あー、吸収鬼とかか?初級にいたな!」
冷めたコーヒーを飲み干す
知識あるならどうしてそうしたか聞くのもありか?
「んじゃ最下層まで行って聞いてみるか」
チリツカはビックリして
「聞いてどうするんですか?貴方がマスターに?」
「ちがう!今でも地球に問題ないんだろ?だったらなんでDPが必要かを聞くんだよ」
「あー、ビックリした。そうですね、今では地球は魔素を吐き出すのに十分なダンジョンを作りましたから何故DPが必要か聞いてみるのもいいかもしれませんね。」
「だろ?DPが少なくて困ってるんなら助けてやれるかも知れないしな」
チリツカは呆れた顔で
「そうですか、まぁ、いいですけど」
「なんだよ!なんかあんのか?」
「いいえ、なんでもありませんよ」
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