王霞珠玉

盾乃あに

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第1章 異世界乱舞

鑑定と霞嵐の刀

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「だー、終わった!」
霞月が不安な顔をしている、終わって無いみたいだ。
「どっちだ?」
「左、今までより強い、勝てないかも」
生き残るのが最優先だろ?
「逃げるか?」
「二人なら何とがなるでしょ!」
笑いながら霞月が言うが、手が震えてる。

「逃げるぞ!急げ!」
と走り出す、着いてくる霞月はマップを見ながら指示してくる、街道に出ると一息ついて、
「危ない敵とはなるべく戦わない」
霞月は分からない顔をするが、
「死んだら終わりなんだろ?なら安全に行くに決まってんだよ」
「勿体無かったなぁー、解体終わってなかったでしょ?」
「あと一匹だけな!俺のスピード舐めんなよ!」
流石俺!あれだけの数を解体して、バックに詰め込んできたからな、
「あの数を?解体レベルまた上がったでしょ?」
「あんだけ同じのやりゃ早くもなるぞ!」
と何とか逃げ切り帰る、本当は逃げたくなんかねーけど命をかけるなら逃げるが勝ちだ!

町に着いてギルドで換金、ランクも上がってランクDになった。
オークの肉は美味いらしいから、売ってないのを土産に持って帰る。

途中で足りない下着や道具を買って帰ると、
「おかえりー!」
という声が聞こえてくるから、
「ただいま」と一応返す。
今まで一人で暮らしてたからなんか新鮮な感じだな、霞月も同じらしい。
まぁ、オークの肉を渡して、俺らは部屋で身体を拭く。
その後スキルで色々と話し合う、
「コレからの旅で必要なスキルは料理、魔法、あとはアイテムボックスみたいなのがあればベストなんだけど」
「アイテムボックスってなんだ?このカバンじゃ無いのか?」
「このカバンは盗られる危険性がある、アイテムボックスは魔法みたいなもので、異次元に物を入れておけるんだよ」
よく分からんが盗られる心配が無いんだな、

「俺は色々知りたいな、敵の名前とか」
すると霞月が思い出したような顔して、
「鑑定!必要だよ!よく知ってたね!」
「んじゃ鑑定とアイテムボックスと魔法と料理、料理?ってなんでだ?」
え?って顔してるけど、
「美味しい物食べたいよね?」
「そらな」
「なら必要でしょ!」
「料理くらいできるだろ!」
「スキルレベルを体感しといてそれは無いわー」
んー、たしかに解体のスピード、仕上がりはレベルが上がれば綺麗で速い。

「んじゃ一応料理もな」
「そうこなくっちゃ!値段の確認しに行こうか?売ってるか分からないけど」
「だな、バカツキと顔突き合わせてるよりマシか!」
「だからキングは一言多いよ?」

二人は町に出てこの前の巻物屋に行く、
あるにはあるが高いな、
アイテムボックス  1金貨
鑑定  50銀貨
魔法各種初級で一つ  3銀貨
料理  1銀貨

外に出て、
「たけーよ!おい!高すぎて手が出せねーじゃねーか!」
「僕もコレ程とは思わなかったよ、アイテムボックスなんて100万だしね、あっち帰れば買えるけど・・・」
二人で落ち込んで家に帰るといい匂いが、
「あ、おかえり、ご飯もうすぐ出来るよ」
「お、おうただいま」
やっぱ慣れないなぁ、卒業してから一人だからな、とりあえず部屋に戻る。

霞月がバックを漁りだした、何してんだろーと見ていたら、高価そうな袋を取り出し中を見て興奮してる。
「お爺ちゃん!ありがとう!」
「どうした?」
「キング見て見て」
と布団の上にひっくり返すと金貨が3枚に銀貨が20枚くらいか?すげぇじゃん!そー言えば少ないけど入れとくって言ってたな!
「コレでアイテムボックスを2つ買ってあと鑑定も2つ、魔法関係は後にしよう!」
と興奮気味のバカツキ、まー無いよりあった方がいいからな、買うのは明日でいいか!

次の日は朝飯食べてから巻物屋へ、鑑定を2つ買って路地裏で習得、鑑定のレベルを上げる為に色んなものを鑑定して周り、色々分かった事がある、まずは人、鑑定すると性別だけだったのが今度は種族、名前とレベルが上がるにつれて鑑定で出る結果が増えていく、二人とも面白くて鑑定しまくってLv5まで上がった。

そして本題のアイテムボックスの巻物を鑑定してみると、巻物にもLvがあることが分かった、これはまだ買うのはやめようという事になり、今日はギルドにいって簡単な薬草取りの依頼を受けて外に出る。

鑑定しながら歩いて回ると薬草にも効果やLvがあり、取り方でも変わる事が分かる、楽しくなってきた。

薬草を取り終え、ギルドに渡すとやはり買取のおっさんには鑑定を持ってるらしく、褒められて少し色を付けてもらった。

武器屋なども物色しながら鑑定して行くと、霞月がふと一本の刀を見て止まってる、俺も鑑定してみると、霞嵐の刀と名前しか出てこないが霞月にはピッタリだろう。
「買えよ!」
「いや、でもコレ買うとアイテム「買えばいい!気になるんだろ?なら買え!」・・・はい!」

大事そうに抱えている霞嵐の刀、まぁ、金は貯めればいいし、こういうのは出会いだからな!

「キングありがとう!」
「んだよ、自分の金で買ったんだろ、俺に何か言う必要ない!」
「でもありがとう」
「あー、わかったわかった!どーいたしまして!」
二人で家に戻る。
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