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世に情けはない!
しおりを挟む「ようするに金は出さないが治せと?虫が良すぎるな」
「わ、わかったわよ!いくら払えばいいのよ!」
「金貨10枚」
「た、高すぎるわよ!」
「…それじゃあな」
「ま、待って!払う!払うから!」
女は払うと言ったので馬車から降りて、金をもらう。
「確かに!」
「こっちよ!早く!」
「…」
歩いてついて行く。
「なに歩いてるのよ!走ってよ!」
「…」
「くぅぅ!早く!!」
歩いてたどり着いたところは立派な家だ。
中に入ると床に伏せた村長がいたのでヒールをかけてやる。
「…じゃあな」
「あ、お、お父さん!」
「お、お前さえいなければ!くそっ!」
まだ起きれないのか体を起こしたが辛そうだ。
「全て誰かのせいにしないと気が済まないのか?」
「ああっ!ふざけるなよ!お前の仲間のせいだろうが!」
「まぁいい、毎度!」
「は?なに!お前は金を払ったのか!」
「だってお父さん死にそうだったじゃない!」
「い、いくらだ!」
「き…金貨10枚」
「ヌオォォォ!ワシの娘からゼニ取りやがって!この畜生が!」
「それはお前の命と引き換えだからな。安いもんだろ?」
「だ、誰の命が安いだ!」
「…殺すぞ?」
「ひ、ひえぇぇ」
俺は馬車に乗り込むと村を後にした。
「だ、大丈夫でしたか?」
「…気にするな」
「大丈夫ですよ、どうせ最後はケント様に負けるんですから」
(ん?そう言う問題か?)
「…何にせよお前ら2人は旅に出たんだ、良かっただろ?」
「「はい」」
2人の旅は短く、次の街で何とかやって行くみたいだ。
「それではありがとうございました」
「ありがとうございます」
「…達者でな」
「バイバーイ」
「バイバーイ」
ネアとノアも手を振るが、俺たちもここ街の宿に泊まるんだぞ?
宿に泊まると夕飯がここは美味いな。
長く食べてなかったがセイランが言うには醤油味だそうで、おかみさんに聞いていた。
ここには醤油と言う名前のものはないそうだが似た調味料があるそうで明日買いに行く。
(これで飯に醤油味のものが出てくるな!)
次の日はセイランとともに聞いた場所に行ってみると醤油があった!これで刺身が食える!
そして味噌もあった!あまり売れないらしいので売れるだけ買うといいほとんど買い占めてしまった。
「ありがとね」
「こちらこそ」
と去ろうとしたところで、
「おばちゃん!また買いに来た!」
「ごめんね、後少ししかなくてねぇ」
「えー!そんな!なんで?」
「あれ?日本人?」
醤油を買いに来たのは日本人顔をしていた。
「え?うそだ!俺だけじゃなかった!」
「…偶然だな」
「そうだね!」
「ぉ、ぉ、俺はクオン!柴田久遠だ!」
「私は星野青蘭です」
「…ケントだ」
「ふ、2人とも何してるの?で何でこんなところに?もしかして2人って」
「…喫茶店にでも行こう」
「はい!」
「あ、はい!」
近くの喫茶店に入ってこれまでのことを話した。
「そ、そうだったのか!みんなあの時に撃たれたんだ!で犯人はほとんどケントさんが?」
「ケントでいい、俺がやっておいた」
「そっか!ならいいや!ってか帰る方法はやっぱり」
「ないですね、私達一回死んじゃってるんで」
「だよね、で2人はスローライフを送るために?」
「…そうだ、旅してる」
「そうなんだ!俺はここで拾われて料理をしているよ」
「何のスキルをもらえたんだ?俺は剣術極、収納、鑑定に回復魔法だ」
「俺は料理、槍術、回復魔法です」
「へえ、いいなぁ」
「それを言ったらケントが一番いいだろ?」
「…まぁな」
「あははは」
「どうだ?クオンも一緒に来ないか?」
「え!いいの?」
「俺はいい。日本人同士だしな」
「私も賛成!」
「あ、でも親方になんて言うかな?」
「…そこはまかせよう」
「そうだね、一緒に来たくなったら宿に来てよ!どれくらいこの街にいる?」
「まぁ、3日位でいいんじゃないか?」
「わかった!かんがえてみるよ!」
と喫茶店の前で醤油を渡して別れる。
「…くるといいな」
「ですね!これで4人目!」
「…あいつはいなかったことにしよう」
「あはは。ですね」
「アヒャヒャヒャ!ケント達の仲間か」
「いいやつだったんでしょ?ならいいね」
とボン婆とルビーもいいと言っているので、仲間が増えるのはいいな。
“ギィ”
と扉が開くと投げ入れられたのはクオンだった。
「クオン!」
「キャアァ」
「フルケア!!」
「ぐ、ガフッ!」
「何も喋るな、ダウン!」
「あいさ!」
とダウンがクオンを持って部屋に向かうと、
「誰だ?」
「おいおい、俺の大事な子分を無断でスカウトはひでえんじゃねーか?」
「ひっ!」
女将が怯えている。
「…熊の獣人?」
「当たりだ、このあたりを仕切ってるグラムってもんだが、クオンは俺が見つけたんだよ!俺の物だ!だから俺の言うことを聞いてりゃいいのによ?」
「…人をもの扱いか」
「俺のものだからしょーがねぇだろ?」
(こいつとは絶対合わないな)
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