放課後シリーズ 妄想暴走な先輩×鉄拳の後輩

ヒイラギ

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番外編:学校でkissをする

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act. 授業中の廊下     



心電図と胸部レントゲンをとりおえて、
健康診断が行われていた東校舎1階の会議室から、自分の教室がある西校舎へと、ひとりで戻ってる途中の渡り廊下で、ボクの目の前に巨大な物体が現れた。
なんてのは、ウソで、
東校舎から渡り廊下を通って、西校舎の1階へ入る寸前に、何かの気配を感じて、足と止めたボクの視界の約80%に、
「陸っ!」
沢垣先輩・・。
明るい声でボクの名前を呼びかけ、白い歯をきらりと見せた笑みを浮かべて立っているけど、
「先輩!?」
一般の道路だったら、そのいかにもスポーツやってます的にがっしりとした身体つきと威圧的なオーラが通行の邪魔になってそうだ。
「よっ」
おどろくボクに、無駄ににっこりな笑顔を見せてるけど、さ。
「・・先輩、授業中だよね?」
身長や体重、それから視力聴力を調べる健康診断は高校に入学した4月にあったけど、病院から機械を持ち込んで専門の技師の人が検査する心電図と胸部レントゲンは今日まで持ち越されていた。
検査初日の今日は、1学年が検査を受ける日で、一クラスずつ検診が行われる会議室へ行き、終わった生徒から教室に戻ることになっている。
だから、他の学年は、普通に授業時間のはずだ。
確かに、先輩のクラスはボクが向かっている西校舎の1階だけど、自由に出歩けるわけが・・、
って考えてたら、
「俺のクラス、今、自習なんだ。ヒマしてたら、渡り廊下を歩いてる陸の姿が見えたから、」
俺、廊下側のいちばんうしろの席だからな、と先輩が屈託なく言った。
「自習でもダメだろ、教室抜け出したりしたら」
「まあ、そうだけど。陸に会いたくてな」
ボクは、うっと息を飲んだ。
先輩は、いつもまっすぐだ。
まっすぐに、想いの丈をそのまんまボクに放って寄こすから、ボクは時々どうしていいかわからなくなる。
ニラムようにして、先輩を見上げてると、先輩がボクに近づいて来た。
(アっ、)
やばい、と思って、うしろにさがったのは、今、ボクが体操服を着ているから。
次の授業が体育だから、どうせ、ってことで、クラスのみんなと同じように体操服に着替えていたけど、ここで先輩と遭遇するとわかってたら、やめてたのに。
半袖に短パン・・、先輩に脚をさわられる確率、高し!!
気を抜いて、このカッコウで先輩のそばに居ると、ぺたぺたとあちこちをさわってくるから、すっごく、こまる。
何度も、学校でそんなことしないでよ、って言ってるのに効果ナシだし。
(すぐに、先輩に甘い顔しちゃうボクもだめなんだろうけどさー)
人目を気にしてないようで、さりげなく用意周到的に抜け目なく周りを伺ってる先輩は、ある意味、さすが県下で常にトップ争いの位置にいるバスケ部のキャプテンだ、と感心しないわけでもないけれど、――――。
(そんな技は、バスケだけに使えばいいのに・・)
なんてことを考えてるスキにボクが後退した以上のリーチで、先輩が間合いをつめてきた。そして、あっというまに壁際に追い詰められた。
「心電図とってきたのか?」
リノリウムの廊下を音も立てずに俊敏に移動して、ボクにぴたっとくっつきそうなくらい近くから、先輩がそう聞いてきた。
ボクは、先輩の左右、どちらかを抜けられないものかと、目をきょろきょろさせながら、
「うん」
と、うなずいたら、
「男か?」
と、眉根にシワを寄せて、ちょっと怖い顔をして、先輩が聞いてきた。
「え?」
なんだろうイキナリ、なんで機嫌わるくなってんだ、先輩・・。
「心電図の検査したヤツ」
「うん、若い男の看護師さんだったよ」
(うち、男子校だからなー、女の看護師さんだとなんかマズイと思われたのかも)
でも、なんでそんなこと知りたいんだよ先輩、って言おうとしたら、
先輩が、さっと手を伸ばしてきて、
うゎ! っと思う間もなく、
ボクが着ている体操服を、ぺらっとめくりあげた。
「俺の陸にアトをつけやがって!」
威嚇する勢いで先輩がボクの肌に視線をぶつけてきた。
たしかに、心電図を取るために、胸のあたり6ヶ所に吸盤をつけたから、そのアトがうっすら赤く残っている。
じゃなくてっ! 
ボクは、はっと我に返って、
「センパイっっ!!」
おさえた声で早口に言うと、ばっと体操服を下におろした。
いくら両側がコンクリの壁に囲まれている渡り廊下とはいえ窓があるし、ボクの次に検査が終わったクラスのやつだって来るだろうし、
それに渡り廊下と校舎のさかいの角っこに隠れて見えないけど、もうすぐそこには教室がならんでいて、普通に授業が行われているはずだ。
なのに、先輩はボクの慌てぶりを気にもとめてないふうで、
「上書きしないとな」
なんて唸るから、そーゆーことは学校の渡り廊下で言うことじゃないだろ!! って、瞬間的に手が出てしまうのは、しょうがない、―――― ってゆーか、
先輩、じつはそれを狙ってたりしない?
ボクがコブシを入れたお腹を両手でおさえながら、
「陸ぅー、痛ぃーー・・」
なんて情けない声で言う顔がちょっとうれしそうに見えるのはボクの気のせい?
(先輩、ちょっと、Mなのかも・・・)
ぢと、っと疑わしい目を向けると、
眉毛を下げて、ご主人様に叱られた大型犬みたいな目でボクのこと見てくるけど、
いやいや、先輩の腹筋は鋼鉄だから! そんな泣きそうな顔にはもう騙されないから!
ふたりっきりのときに、そんな顔にうっかりほだされて、甘い顔しちゃったら、ベッドの上で本当に泣かされたのはボクのほうだったし。
「先輩、廊下でヘンなことしないでよね」
声を潜めてキッパリと言ったついでに、ボクは先輩の横をすばやくすり抜けて西校舎へと足を踏み入れた。そのまま、目の前にある階段で3階まで昇れば、ボクのクラス ――― 1年3組へと行ける。 
ボクは、足早に階段へと向かった。
(まったく、先輩にはつきあってられないんだから!)
ま、でも、「その看護師、カッコよかったか・・・?」って妄想を暴走させて、しゅんとしないだけマシになったかも、と思いながら、身体半分ふり返って、
ボク、教室に戻るから、と言おうとしたら、
「ああ、そうだな。廊下じゃ、あれだし、―――― そしたら、ここで、」
って、腕を強い力でつかまれた。













や、ちょっと、とテイコウしたけど、
ぐぐ、っと壁際に押さえつけられた。
「ゃだ」
先輩に連れ込まれたのは、階段の左側 ――― 校舎の突き当たりにある書道用の教室。
芸術の選択科目の時間にしか使われていない書道教室は無人で、
開けっ放しだったドアを先輩に腕をつかまれて、押し込まれるようにして入ると、前の時間に授業があったのか、教室は墨汁のかおりが色濃くのこっていた。




「だめ・・、せんぱい」
「大きな声出すと、誰か来るぞ」
階段をはさんだその向こうには2学年の教室がずらりと並んでいる。
当たり前だけど、こんなところを誰にも見られたくない。
ボクは、ばかぢからー、ばかぢからー、と、心の中で叫びながら、
先輩の両肩を手でつかんで、渾身の力を込めて先輩の身体を押し返すけど、全然、ビクともしない。
先輩は、ボクの抵抗なんかものともせずに、教室の壁に寄りかからせたボクの身体を熱心に吸ってくる。
これからぐんぐん成長することを見越して購入したワンサイズ上の体操服はぶかぶかで、
その中に、床にヒザ立ちになった先輩が頭をもぐりこませて、「上書き」をしている。
胸元を這う濡れた舌が、
くすぐったくて、
そして、
おぼえのある感覚を呼び覚まされそうになってきたから、
ボクは両手で自分の口をおさえた。
先輩の行為を止める言葉を言う前に、ヘんな声がでそうだったから。


熱に潤んだ身体ぜんぶを奪われてしまいそうだから、
それだから、ぜんぶあげてしまいたくなる。








はぁ、と熱い息が喉元をなでた。「上書き」を終えた先輩が立ち上がって、ぺたりとボクに身体を寄せてきた。
ボクの両脇に腕をついて、壁際にボクのことを囲い込んで、身動きできないようにしてから、
「今日、うちに来るよな?」
って、聞いてくるのはずるいと思う。
昨日は、行かないって返事した。
先輩があんまり楽しそうに部活仲間としゃべってたから。
ボクといっしょのときよりも、やんちゃやれて楽しそうだったから。
でも、ホントは、ふたりっきりになりたかったんだよ。
だから、正直な気持ちそのままを、濡れてかすんだ視線を上に向けて、
「い・・く、」
と、そう答えたら、なんでか険しい表情になった先輩がタイミングをはかる間もつくらずに顔を近づけてきた。






キスはすごく荒々しくて、何度も歯がぶつかって、抑えきれない何かをボクに伝えてこようとする。
「陸、」
熱のこもった声に泣きそうで溺れそうで必死に先輩にしがみついた。
わかってよね。
いつだって、どこでだって、
くっついて居たい、んだよ、ボクだって。
でも、先輩みたいに、そんなに直球で言えないんだから。
(―――― ボク、すっごくつまんないことで、シットとかするんだから)
昨日、冷たくしてゴメン。
って、あとでちゃんと言えるかな・・。









「・・あー、怒ったか?」
書道室のうしろの扉をこそり、と開いてボクと先輩は廊下へでた。
他のクラスが授業中なのを慮ってか、先輩が幾分、抑えた声で、そう言ったけど、
ボクは先輩に背を向けて、廊下をひっそりと歩きはじめた。
どこかのクラスで英語の授業が行われているのか、生徒らしき声でたどたどしく英文を読み上げる声が、かすかに廊下にひびいている。
教室で先輩にキスされている間に、足音を聞いた。
絡んできている舌にさらわれて、感覚に溺れてゆきそうになっていると、
静かな校舎の気配の中、足音がこっちの方に近づいてくるのを耳がキャッチした。
リノリウムの廊下を上履きでひきずるように歩く音。
あき時間の先生か、もしかしたら、ボクの次に検査を受けたクラスメイトか・・。
カギのかかってない教室の扉、もし、足音のその誰かがひょいと開けたら、
そう考えると心配で、先輩の肩を押しやったのに、
声が出そうになった。
くちびるを甘く噛まれて。
ボクの不安をよそに、足音は、まっすぐに階段を昇って行くと、そのまま聞えなくなっていったけど、
ようやく先輩がボクの身体をはなしたのは、二人目の足音が聞こえてきて、そして、遠ざかってからだった。
それは多分、お互いにあらぬところに熱が凝こごりそうになっていたからだ。
「おこってないよ、全然っ」
ボクは、先輩の問いにぼそっと答えた。
恥ずかしいから、まともに顔を見られないだけだよっ!
「―――― 怒ってるんだな・・」
先輩がボクの横にならんだけど、顔をあげられなくて、わざと反対方向を見た。
(先輩のばか)
好き、なんだけど、すごくすごく好きなんだけど、
ときどき、すっごくまっすぐな先輩にいぢわるしたくなる。・・のは、やっぱり、ボクのせーかくがワルイからかなあ?
だからさ、
「なぁ、陸ー」
そんなに、心配で余裕がなさそうな声で呼ばないで欲しい。
ほんの冗談みたいなふりして、気持ちそのまんまのキスを、
「陸・・!」
したくなっちゃうじゃないか。







( おわり )




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