売られた姉妹

時は戦国。
群雄は当時最先端の武器である火縄銃を求めて南蛮より数多くを輸入していた。
特に火薬の材料である硝石は貴重なものであり、南蛮貿易で如何に多くの硝石を集められるかが合戦の勝敗を左右すると言われていたほどである。
しかしその対価として南蛮商人は日本人の少女を奴隷として要求することが往々にしてあった。
彼女達は処女であり、若く、そして美貌に優れるほど高い値が付いた。

だが奴隷として売られた少女達の運命は過酷なものである。
言葉も通じぬ異国に連れ去られた彼女達は貴族や大商人に買われると黄色い肌の性奴隷として乱暴に扱われて、悲惨な末路を迎える者が大半であった。

これはそんな戦国の世において、奴隷狩りに遭い南蛮の奴隷商人に売り払われた仲睦まじい姉妹の物語である。
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