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”アイドル篇”
【敗北変化】
しおりを挟む芥川のアゴは完全に回復して、包帯も取れ、新しいインプラントも装着。
ついでに義眼も新品を買い、キュッとはめている。
しかし、稽古に来た新樹は気がついてしまった。
(・・・・・・ずいぶんと痩せた・・・・・・)
包帯で隠れていたが、頬がこけている。
目の下には隈もできている。
敗北のショックは計り知れないようで、セツナの懸命な訴えにより自傷行為こそやめたが、それでも生活に支障を来すレベルでは引きずっている。
あれからというもの、芥川は剣道の研究に熱中している。
近くの剣道の師範たちに報酬を出すと言って、道場に呼び、試合をする。
今のところ芥川の全勝だ。
だが、まだ彼は納得していない。
終いには警察官を捕まえて「剣道してますよね? 戦ってみませんか?」と声をかけて逆に職務質問を受けたりいている始末だ。
そんなある日ーーーー
「お二人はテレビを見ますか?」
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