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第40話 お邪魔します
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急ぎ伴さんのお店に戻って、もう一度金垣内さんから副署長さんに連絡してもらうつもりだ。
恐らく副署長さんから更に政府の方に働きかけてもらうことになるだろう。
何故かというと怪物化したところは無限にリスポーンする(ゲーム的にはモンスターが無限にリポップすると言った方が正確だろうか)状態なので基本的に制圧は不可能だ。
私のように異次元収納を持っているなら話は別だが、これまでに何もしてなくてこれから一万ポイントを貯めるなんてどれほどの時間がかかるか分かったものではない。
そして一万ポイント貯めたからといって必ずしも異次元収納が入手できるとも限らない。
もしかして先着一名様の特典品だったりするかもしれない。
なので現状で打てる最善の方法はダンジョンマスター同士で折り合いをつけて一方がもう一方に降ることだ。
そうすることで拠点数が2以上になったダンジョンマスターの拠点周辺の広域連携を妨害することができると考えている。
既に成立してしまった広域連携までは解除できないかもしれないが、それ以上の連携は阻止できるかもしれない。
さっきの取り壊し物件の様子を思い出す限りではそんなに直ぐには連携が完了しないと思われるので、今晩中に連携できればその周囲は割と安泰な状態を保てるとも思っている。
ただ問題はとりあえず二人ずつダンジョンマスターを組ませるとしても、どちらがどちらに降るかで相当揉めるんじゃないだろうかということだ。
なので公的機関に出張ってもらってうまく事を進めてほしいというのが私の想いだ。
最悪は私が脅しをかけて制圧することになるかもしれない展開だが、それだけは絶対に避けたいと思っている。
なぜならば私は別に人を支配したいわけではないし、悪目立ちもしたくないし、取り敢えず身内の安全を確保したいだけなのだから。
「多田さん、お帰りなさい。SNSではかなりの勢いで情報が広まっていて、敷地から出られない人が随分減っているみたいです。」
「それは良かった。こっちは最悪の予測が当たっちゃったみたいです。」
「えっ?娘さんが私と多田さんの結婚を認めてくれなかったんですか?」
そんなことは一度も話していないと思うんですけど。
「多田さんがおっぱいがでかいだけのちょっと顔のいい若い女と結婚するわけないじゃないですか。多田さんは私と結婚するんですから。」
「私は籍なんて入れなくてもいいんですよ。ひっそりでいいので二人で幸せに暮らしましょうね。」
「多田さん、私が守りますから安心してください。この人、家探ししてハンコを見つけようとしてますから気を付けてください。」
「ちっ。」
なんかいつかどこかで見たような光景なんですけど。
とりあえず話を進めませんか。
「どうやらダンジョンは成長することを優先している節があります。」
「ダンジョンは大きくなって何をするつもりなんですかね。」
「何を目的にしているかまでは今のところは判りませんが、ダンジョン同士が繋がって巨大ダンジョンを形成しようとしていることは確認できました。」
「えっ?個々のダンジョンが大きくなるんじゃなくて、ダンジョンが結合して大きくなるんですか?」
「そうなんです。あの取り壊し物件を制圧してきたんですが、その設定が「広域連携」っていうのになっていて別のダンジョンと地下というか異空間で繋がろうとしていたんです。」
その後にタワマンを制圧して上から見た光景から推測したことを説明して、連携を阻止するべく動いた方がいいという私の考えを聞いてもらう。
「なるほど。ダンジョンがこれ以上大きくなるのを邪魔するんですね。」
「「多田さんとの愛を邪魔する女子大生みたいなことするんですね。」っていうのは余計なのですわ。」
「何のことかしら。」
「しれっと、あのランドマークを制圧してきたなんてことを言う方も言う方だし、流す方も流す方で大した人たちね。」
なぜそこで余計な火花を散らすのか。
だがしかし、こういうのは華麗にスルーが鉄則だ。
「ということで、実働は公的機関にお任せしたいので、金垣内さんからもう一度副署長さんに連絡してもらえますか。」
「構わんがまた説明は頼むぞ。半分ぐらいしか理解できとらんと思うのでな。」
「お任せください。というか私も丸投げするだけで、実際にどうするかは先方に一任するつもりです。」
副署長さんと話し始めると最初に警察官や消防官、自衛官を寮や官舎から出せたことにお礼を言われたがそんなことはどうだっていい。
今は少しでも早くダンジョンの成長を邪魔する必要があるので、副署長の謝意もそこそこにこちらの情報を与えて後のことはよろしくお願いしてしまおう。
ダンジョンが成長するために地上の建物をどうにかしてしまい空き地っぽくなっていること。
妙な入り口だけが存在していると思われ、その先には怪物がいるはずなので有効な攻略手段を持たない人には近寄らせないこと。
特にスキルを持たない一般人は敷地内に入るだけで取り込まれて怪物化する恐れがあることも付け加えておく。
成長するダンジョンへの対応手段として拠点数が2以上のダンジョンマスターを多く作らないといけないこと。
拠点数を増やすために一方が他方を抹殺する方法はさすがに憚られるので、降伏による方法を採用してほしいのだが、他人の下風に立つことを良しとしない人は多いだろう。
だが、それが嫌だからと言ってダンジョンの成長を放置しておけば、この先何が起こるか分かったものではない。
是非ともたくさんの人の安全を守るためにも知恵を絞って何とかしてほしいものだ。
特に警察官や消防官、自衛官などと違い現場に直接出向かなくても本領を発揮できるはずの政治家にはその能力を十二分に発揮してほしいものだ。
恐らく副署長さんから更に政府の方に働きかけてもらうことになるだろう。
何故かというと怪物化したところは無限にリスポーンする(ゲーム的にはモンスターが無限にリポップすると言った方が正確だろうか)状態なので基本的に制圧は不可能だ。
私のように異次元収納を持っているなら話は別だが、これまでに何もしてなくてこれから一万ポイントを貯めるなんてどれほどの時間がかかるか分かったものではない。
そして一万ポイント貯めたからといって必ずしも異次元収納が入手できるとも限らない。
もしかして先着一名様の特典品だったりするかもしれない。
なので現状で打てる最善の方法はダンジョンマスター同士で折り合いをつけて一方がもう一方に降ることだ。
そうすることで拠点数が2以上になったダンジョンマスターの拠点周辺の広域連携を妨害することができると考えている。
既に成立してしまった広域連携までは解除できないかもしれないが、それ以上の連携は阻止できるかもしれない。
さっきの取り壊し物件の様子を思い出す限りではそんなに直ぐには連携が完了しないと思われるので、今晩中に連携できればその周囲は割と安泰な状態を保てるとも思っている。
ただ問題はとりあえず二人ずつダンジョンマスターを組ませるとしても、どちらがどちらに降るかで相当揉めるんじゃないだろうかということだ。
なので公的機関に出張ってもらってうまく事を進めてほしいというのが私の想いだ。
最悪は私が脅しをかけて制圧することになるかもしれない展開だが、それだけは絶対に避けたいと思っている。
なぜならば私は別に人を支配したいわけではないし、悪目立ちもしたくないし、取り敢えず身内の安全を確保したいだけなのだから。
「多田さん、お帰りなさい。SNSではかなりの勢いで情報が広まっていて、敷地から出られない人が随分減っているみたいです。」
「それは良かった。こっちは最悪の予測が当たっちゃったみたいです。」
「えっ?娘さんが私と多田さんの結婚を認めてくれなかったんですか?」
そんなことは一度も話していないと思うんですけど。
「多田さんがおっぱいがでかいだけのちょっと顔のいい若い女と結婚するわけないじゃないですか。多田さんは私と結婚するんですから。」
「私は籍なんて入れなくてもいいんですよ。ひっそりでいいので二人で幸せに暮らしましょうね。」
「多田さん、私が守りますから安心してください。この人、家探ししてハンコを見つけようとしてますから気を付けてください。」
「ちっ。」
なんかいつかどこかで見たような光景なんですけど。
とりあえず話を進めませんか。
「どうやらダンジョンは成長することを優先している節があります。」
「ダンジョンは大きくなって何をするつもりなんですかね。」
「何を目的にしているかまでは今のところは判りませんが、ダンジョン同士が繋がって巨大ダンジョンを形成しようとしていることは確認できました。」
「えっ?個々のダンジョンが大きくなるんじゃなくて、ダンジョンが結合して大きくなるんですか?」
「そうなんです。あの取り壊し物件を制圧してきたんですが、その設定が「広域連携」っていうのになっていて別のダンジョンと地下というか異空間で繋がろうとしていたんです。」
その後にタワマンを制圧して上から見た光景から推測したことを説明して、連携を阻止するべく動いた方がいいという私の考えを聞いてもらう。
「なるほど。ダンジョンがこれ以上大きくなるのを邪魔するんですね。」
「「多田さんとの愛を邪魔する女子大生みたいなことするんですね。」っていうのは余計なのですわ。」
「何のことかしら。」
「しれっと、あのランドマークを制圧してきたなんてことを言う方も言う方だし、流す方も流す方で大した人たちね。」
なぜそこで余計な火花を散らすのか。
だがしかし、こういうのは華麗にスルーが鉄則だ。
「ということで、実働は公的機関にお任せしたいので、金垣内さんからもう一度副署長さんに連絡してもらえますか。」
「構わんがまた説明は頼むぞ。半分ぐらいしか理解できとらんと思うのでな。」
「お任せください。というか私も丸投げするだけで、実際にどうするかは先方に一任するつもりです。」
副署長さんと話し始めると最初に警察官や消防官、自衛官を寮や官舎から出せたことにお礼を言われたがそんなことはどうだっていい。
今は少しでも早くダンジョンの成長を邪魔する必要があるので、副署長の謝意もそこそこにこちらの情報を与えて後のことはよろしくお願いしてしまおう。
ダンジョンが成長するために地上の建物をどうにかしてしまい空き地っぽくなっていること。
妙な入り口だけが存在していると思われ、その先には怪物がいるはずなので有効な攻略手段を持たない人には近寄らせないこと。
特にスキルを持たない一般人は敷地内に入るだけで取り込まれて怪物化する恐れがあることも付け加えておく。
成長するダンジョンへの対応手段として拠点数が2以上のダンジョンマスターを多く作らないといけないこと。
拠点数を増やすために一方が他方を抹殺する方法はさすがに憚られるので、降伏による方法を採用してほしいのだが、他人の下風に立つことを良しとしない人は多いだろう。
だが、それが嫌だからと言ってダンジョンの成長を放置しておけば、この先何が起こるか分かったものではない。
是非ともたくさんの人の安全を守るためにも知恵を絞って何とかしてほしいものだ。
特に警察官や消防官、自衛官などと違い現場に直接出向かなくても本領を発揮できるはずの政治家にはその能力を十二分に発揮してほしいものだ。
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