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睦月のむつごと
24.
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「それな。でもそれも、作戦なんだろうなって、ときどき思うわけ。自分に尽くして世話をさせるために、可愛くてか弱くて守られるべき存在だってアピールしてるんかなって」
打ち解けた津田は、驚くほど表情が豊かだ。いたずらっぽい顔で最愛の幼子を語り、喉の奥で笑う。
かつて彼の泣き顔に劣情を刺激されたことを恥ずかしく思っていた乾だが、やっぱり笑顔の方が好きだな、と改めて思った。
「まるでダミアンですね」
「そうそう、お前、若いのに話分かんな」
「若いって、同じ30代ですけど…… 」
以前は津田に若者扱いされると、未熟さを指摘されているようで内心反発した。でも今は、それを利用してでも彼とともにある未来を考えたい。津田にもそれを、考えて欲しい。
もっと時間をかけて考えてから提案しようと思っていたことだが、若気の至りで見切り発車してもいいのかもしれない。
乾はそう考え、気づかれない程度に姿勢を正した。
「でも、そうですね…… まだ若いから、新しい生活を始めることだって、そんなに難しくないと思うんです」
食べ終えたプリンのスプーンを持ったまま、津田がきょとんとした顔で見つめている。
「津田さん、一緒に暮らしませんか?」
打ち解けた津田は、驚くほど表情が豊かだ。いたずらっぽい顔で最愛の幼子を語り、喉の奥で笑う。
かつて彼の泣き顔に劣情を刺激されたことを恥ずかしく思っていた乾だが、やっぱり笑顔の方が好きだな、と改めて思った。
「まるでダミアンですね」
「そうそう、お前、若いのに話分かんな」
「若いって、同じ30代ですけど…… 」
以前は津田に若者扱いされると、未熟さを指摘されているようで内心反発した。でも今は、それを利用してでも彼とともにある未来を考えたい。津田にもそれを、考えて欲しい。
もっと時間をかけて考えてから提案しようと思っていたことだが、若気の至りで見切り発車してもいいのかもしれない。
乾はそう考え、気づかれない程度に姿勢を正した。
「でも、そうですね…… まだ若いから、新しい生活を始めることだって、そんなに難しくないと思うんです」
食べ終えたプリンのスプーンを持ったまま、津田がきょとんとした顔で見つめている。
「津田さん、一緒に暮らしませんか?」
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