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Tokyo
5.
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約束のバーに、オレは1時間前から来ていた。3人で待ち合わせするといつも、比呂の方が先に来てるって気づいてたから。時間ギリギリに飛び込んで来るのも、遅れることがあるのも匠の方だ。
オレの読みどおり、比呂は約束の30分前に店に来て、カウンターで飲んでるオレに気づくと頬を緩めてとなりに座った。
そんな態度を見て、他の奴らはきっと、オレが比呂の恋人だと思うだろう。確かにこれからホテルでエッチするんだけど、つきあってるのはオレたちじゃない。
「ねぇ、比呂。もうオレとつきあっちゃおうよ?」
10分くらい雑談して、比呂が2杯目を頼んだところで、オレはそのゴツい手に自分の手を重ねた。
「匠は絶対ネコにはならないタイプだし、オレ比呂とだったら毎日でもエッチできるよ? そろそろ売りとか辞めたいし……比呂はオレのこと、自分だけのものにしたいとか思わないの?」
太くて長い指に、上から指を絡ませる。一本でかき回すだけで圧迫を感じさせるその無骨な指を、オレは結構気に入ってる。
わざと少し低い位置から上目遣いに見るオレを、比呂が真顔で見返した。
「ミカオ、おまえを抱いてる時でも、俺はずっと匠を見てる。匠はどうかわからないけど、俺はこの形がいいんだよ」
諭すように言われて悲しくなった。
「バカじゃねえの、おまえら。匠もおんなじことオレに言ったよ。ホント失礼極まる奴らだな」
「匠が……?」
聞き返した比呂が、嬉しそうに目を細める。
匠は比呂に言ってなかったのか、オレが前に匠を誘ったこと。
匠らしいな……チャラそうな見た目の割に、考えてるんだ、いろいろ。いつも気遣ってくれて、LINEとかのやりとりも細やかで、そんなとこを好きになったのに。
「匠の方がもっと、言葉選んでくれたけどな!」
オレの読みどおり、比呂は約束の30分前に店に来て、カウンターで飲んでるオレに気づくと頬を緩めてとなりに座った。
そんな態度を見て、他の奴らはきっと、オレが比呂の恋人だと思うだろう。確かにこれからホテルでエッチするんだけど、つきあってるのはオレたちじゃない。
「ねぇ、比呂。もうオレとつきあっちゃおうよ?」
10分くらい雑談して、比呂が2杯目を頼んだところで、オレはそのゴツい手に自分の手を重ねた。
「匠は絶対ネコにはならないタイプだし、オレ比呂とだったら毎日でもエッチできるよ? そろそろ売りとか辞めたいし……比呂はオレのこと、自分だけのものにしたいとか思わないの?」
太くて長い指に、上から指を絡ませる。一本でかき回すだけで圧迫を感じさせるその無骨な指を、オレは結構気に入ってる。
わざと少し低い位置から上目遣いに見るオレを、比呂が真顔で見返した。
「ミカオ、おまえを抱いてる時でも、俺はずっと匠を見てる。匠はどうかわからないけど、俺はこの形がいいんだよ」
諭すように言われて悲しくなった。
「バカじゃねえの、おまえら。匠もおんなじことオレに言ったよ。ホント失礼極まる奴らだな」
「匠が……?」
聞き返した比呂が、嬉しそうに目を細める。
匠は比呂に言ってなかったのか、オレが前に匠を誘ったこと。
匠らしいな……チャラそうな見た目の割に、考えてるんだ、いろいろ。いつも気遣ってくれて、LINEとかのやりとりも細やかで、そんなとこを好きになったのに。
「匠の方がもっと、言葉選んでくれたけどな!」
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