男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)

月澄狸

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性に合わない

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 思うに、まだまだ私は子どもでいたかったんだろう。性の対象、パートナー対象、つまり「大人」と見られるんじゃなく、清らかでただ守られ愛される、子どもに憧れたんだろう。

 けれど私自身、そんな清らかな人間像には程遠く。もう若くもなく、肉体はどんどん子どもから離れていく。
 でもまだ、脳内お子ちゃま。……だって人間関係築いてきてないから、幼稚園児の頃から何も成長していないもんね。うちの親族もちょっとおかしい人が多いので、みんな子どもなのかも。


 職場の男性がすごく優しくしてくださる。趣味も合う気がする。
 冗談でか、本気でか、「一緒に出かけようか」みたいなことをほんのりおっしゃったので、軽くスルーした。
 どうしよう。また誘われたら。それ、どういう意味なんだろう。


 流されるところまで流されたとき、どのような不都合があるか。
 相手の人は優しく、趣味も合う、おまけにイケメン。こんな人、今まで会ったことない。

 相手に問題は今のところない。問題があるのは私だ。優柔不断で、無責任で。

 別に私に問題がなければ、どこへ流されようが、何も起こらなかろうが、まぁ良いのだ。
 友達のようになるならそれも良し。ただの仕事仲間と思われていても良し。わりと本気で誘われているとしても、私の人間性に不都合がなければOKしたかも。


 なんかカミサマ、いや運命っていつも意地悪なんだよな。


 私がすごく友達が欲しかった頃は、友達ができなくて。すごく話したいのに、相手がいなくて。けどその後、「もういいや。今は一人が好き」となってから、急に職場の同期との、断れない付き合いが増えた。時間は取られるわ、馬の合わない人がいるわ、断るのが苦手で流されるわで、ただでさえ毎日残業で疲れるのに、休日まで人付き合いせねばならず、すごく疲れた。「友達が欲しい」と心の底から思っていた、あのモードのときならば、人付き合いも「これこそ私が求めていたものだ」と頑張っただろうに。


 恋愛だって。ちょっぴり、憧れた時期もあった。
 私が男性が苦手なのは、集団でいじめてきたり、怒鳴ったり乱暴したり、急にキスしてきたり、そういうヤツばかり、会ったり話に聞いたりしたからだ。
 そうでない人がいたら。出会えたら。そんな風に思ったこともあった気がする。そのモードのときだったら、自分も相手に合わせて頑張ろうと思えたかもしれない。どこへ話が向かうとしても、向かわないとしても、楽しもうと余裕を持てたかもしれない。さらに、「子どもいらない」同士の結婚ならばアリだったかもしれない。


 でもダメだ。
 今更急にこんな優しい人が現れて、しかも趣味も合って。
 っていったって、今まで性的なことになってしまった二人も、趣味の合う人だったんだけど。

 何なんだろう。好きになってしまったら、どうやって断るんだろう。何のために断るんだろう。好きなのに断るとか、自分も相手も傷つくし。

 何もないと思ったら急に来るから、「何もないだろう」と楽観視してもいられない。「一緒に出かけようか」みたいなアレはジョークなのか? 誘ってるのか? もう何がなんだか。


 私は煩悩を断ち切らなきゃ。
 家庭なんて、結婚なんて、恋なんて、どうせろくなことがないんだ。そんなこと私にできやしないんだ。無理なんだ。

 人類が滅亡して地球が救われればいい。
 それより私は一人で最後まで生き抜けるのか? 老後のお金は?
 何にせよ、もっとマシな世の中になってほしいもんだ。
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