そんじょそこいらのたぬ記

月澄狸

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自然との距離感

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 本当の生き物好きとは、どういう人だろう。

 犬や猫をいっぱい飼っているような人?
 いやいや、犬や猫だけにこだわらず、色んな種類の生き物を飼っているような人?
 いやいや、生き物を閉じ込めて「飼う」のは人間のエゴだから、飼わずに旅して自然観察しているような人?
 いやいや、もはやどの生き物が好きとかいうレベルではなく、この地球の環境を守りたいと活動しているような人?
 いやいや、もう持続不可能な現世に愛想を尽かし、自然をモチーフにした創作をしているような人?

 私は上手く仕事ができないし、働きたくない。自然な暮らしをしたいのかといえば、農業も無理そうだ。虫の駆除とかが無理……といっても昔、生き物に興味を持って育てようとして、植物も枯らしまくったし生き物も死なせまくったが。
「育てる」というのが全然ダメなのだ。だから子育ても絶対無理。「育てる」に限ったことじゃないけど。

 働きたくないけどお金は得なきゃいけない。どうする。生き物の写真を使ったグッズを販売してみたり、生き物の絵や漫画を描いて収益化しようとしたり。

 結果、どれも全然ダメ。お金にもなっていないけど。カメラを持って近づくと、生き物が怖がって逃げたりする。こんなことしていて本当に生き物好きと言えるのだろうか。疑問が沸き、「生き物が好き」と言うのにちらほら引っかかるようになった。

 本当に生き物が好きなら、無闇やたらと生き物に近づいて、生活を妨害したり、生き物を使って創作して儲けようなどと思わないのではないか。

 自信喪失。生き方模索中。
 自然との距離感が分からない。
 人間との距離感も分からない。

 好きな人がいたら、他の人を押しのけ、そして相手の時間を多く奪ってでも自分のものにしたい……。なんて、そんな「好き」は「愛」と言える?


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