モヤモヤすることについて検索したら余計にモヤモヤした。ホント、気持ちとか考え方とかについて検索するもんじゃないね。

モヤモヤすることについて検索したら余計にモヤモヤした。ホント、気持ちとか考え方とかについて検索するもんじゃないね。

　インターネットでネガティブな情報を見かけたときはすぐに閉じなければならない。
　自分の好きなものへの批判、誹謗中傷、世界の闇、グロ画像、アンチ板、誰かへの怨嗟……。

　テレビなら怪談であれ論争であれ多少加減してくれるし、あんまり過激なシーンは流さないし、同じ話がずっと続くこともないけれど、インターネットは底なし沼だ。ボーッと足を突っ込み続けるといつの間にか溺れてしまう。

　心の強い人なら良いだろう。ショッキングなものを見てもきっと冷静に考える。目にした情報を自分の力に変えられるかもしれない。でも私はダメだ。

　関連検索ワードにネガティブなもの（「◯◯　嫌い」「◯◯　うざい」など）があったら避ければいいのに、私は興味本位だか不安だか、なんらかの心理によってつい覗いてしまう。で、表では見かけないような過激な文章を読んで憂鬱な気分になる。

　ネガティブワード検索で出てくる情報は過激なものが多い。Googleも需要を分かっているのだろうか。

　表を見ていても時々ギョッとするものがあるけれど、表にせよ裏にせよ、嫌なものからすぐ離れれば大丈夫。不快なチャンネルは回せばいいし、消すことができないなら流せばいい。
　しばらく不快感が残るけれどそのうち忘れる。ずっと見続けていたらメンタルをやられそうだ。

　この間自分の考え方について検索したら反対意見が出てきてショックを受けたけれど、大体気持ちとか考え方について検索すると反対意見が出てくるものなのだ。
　虫の名前や道具の使い方など、ある程度答えが決まっているものを「情報」として求めるなら精神に打撃を受けることはあまりない。けれど気持ちや意見を検索するとバラバラだ。気の合わない意見はごまんとある。インターネットは使い手の気持ちに寄り添って優しい言葉だけを与えてくれたりはしない。

　みんなそれでもうまくやっているのだろうか。できるだけ人と争わず落ち込まず生きたいものだなぁ。

「実は私の意見はこうなんだ」なんてことは、人にぶつけずにここで書いてお金にしたい。
　誰かと喧嘩したって１円にもならない。ここで投稿すれば２円くらいにはなる。その２円を消費税の足しにでもしつつ楽しく暮らそう。

　と言いつついつも同じミスの繰り返し……。不快なワールドに自ら足を突っ込み気分を害し続ける。それが私の毎度のオチである。