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4-1 この街でエルフが目立たない服装
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「セレ……どしたんだよ、その格好……」
翌日の昼。茶でも汲もうとキッチンに出たところで、俺はセレを見つけて思わず眉を寄せてしまった。
昨日から様子のおかしかったセレは、今日も心ここに在らずという感じだったけど。しかも今目の前にいるセレは、ますますおかしかった。
まずはその頭に、白い布製の、めちゃくちゃつばの広い帽子をかぶっている。なんとセレの肩よりも広い。絶対邪魔だろと思う。
服装も服装だ。セレはいつもローブを着ていたけど、今はそれをめちゃくちゃ豪華にしたようなやつを身につけている。刺繍だらけの、なんだか光る宝石まみれのやつだ。どこの王侯貴族か、結婚式かコスプレパーティーかって感じの、薄いベージュのローブ。
その上から、露出は絶対0にするという意思を感じる、くすんだ緑のマントまで羽織っている。革のロングブーツまで用意していて、まるでおとぎ話に出てくるエルフだ。いや、エルフなんだけど……。
そこまでは百歩譲ってまあ、いい。問題はその状態でセレが顔の半分ぐらい隠れそうなデカめのサングラスをかけてることだ。怪しいことこの上ない。
「ホントに、どしたの?」
「どうしたとはなんだね、見ればわかるだろう。外出するのだよ」
「……その恰好で?」
俺はセレの上から下までをもう一度見てから尋ねた。セレは怪訝な顔で「そうだが」と即答する。
「なにか、問題があるか?」
「いや……どういうコンセプトなのかなって……」
「ふむ。この姿なら、下等な他種族で溢れるうるさい街でも目立たないだろう」
「本気で言ってる?」
思わず被せ気味に聞いたが、セレがピンときてなさそうだから、わかってしまった。本気で言ってるんだと。
「……セレってさ。悪目立ち、って言葉知ってる?」
「なにを馬鹿な。そんなのは幼子でも知っている。…………」
セレはしばらくの間を置いて、俺に尋ねた。
「私が悪目立ちしている、と言いたいのか?」
「そうだよ」
「どっ、……どこがだね?」
「全部だよ! まずはその服!」
「なっ、これは伝統的なエルフの外出着だよ、なにも目立つことなど有りはしないだろう」
「まずエルフの数が少ないのに、伝統的な外出着で歩いてたらなおさら目立つに決まってるだろ! 目立たないってコンセプトと真逆!」
「し、しかし、街なかにはフリルのついた古めかしいドレスを着た人間やマナランダーもいたよ」
「それは自己表現で着てるんであって、目立たない目的で着てるんじゃないの! もっとありふれた服にしないと……それでその帽子をサングラスは!?」
「森に包まれていない外界は眩しすぎる。日除けだ」
「じゃあそんな感じじゃなくてもいいよな、そんなデカイ帽子付けてる身長高いエルフが歩いてたら、ここにエルフがいますよって自分から言ってるようなもんだよ。もっと、もっとさぁ……」
「だが、持ち合わせはこれしかない。しかし私は外出しなければならない」
その言葉に、俺はしばらく考えて、恐る恐る口を開いた。
「……俺の服、着る?」
そしてセレは、長い間無反応だった後で、今まで見たことがないぐらい困惑した表情を浮かべた、んだと思う。サングラスで目は見えなかったから、口をあんぐり開けていただけだった。
「いい感じじゃん!」
数分後、リビングにはすっかりエルフらしくなくなったセレが立っていた。
きれいめのシャツに、グレーのコート。俺より脚が長いもんだから濃いめの色のスラックスは脛まで見えちゃっているけど、ロングブーツで隠れてくれそうだ。サングラスはそのままに、頭に乗せてるのは普通のハットになった。金色の長い髪は、耳を隠すようにしつつひとまとめに結んでいる。
ダサいかダサくないかはおいといて、さっきよりは随分とその辺にいそうな紳士だ。それでも長身だし顔が整いすぎてるから人目にはつくかもしれないが、悪目立ちはしないだろう。
「いい感じ、なのか」
セレは腑に落ちないって顔を口元だけで訴えている。やっぱり元の格好になる、とか言いださないように、俺は大きく頷いた。
「そうだよ、もうその辺歩いてても全然目立たないって!」
セレはしばらく自分の姿を見ていたけれど、そのうち溜息を吐いて、俺を見る。
「……君が言うのなら、そうなのだろう。世話になった」
「別に世話なんてしてないけど……ん? セレ、首のそれはなに?」
エルフの服じゃなくなったことで、セレの首元になにか煌めくものがあるとわかった。尋ねてみると、「ああ」とセレは少し襟を広げて見せてくれる。それは金属で作られた繊細なチョーカーのようだった。中央にはセレの瞳と同じ、晴れ渡った空みたいな深みのある青い宝石が埋め込まれている。
それはラフな服装には少し不似合いだけど、セレにはとてもよく似合っていた。
「これはプリュネルだ」
「プリュネル?」
「ああ……君たちになんと伝えたらいいか。これは、私を守るものであり、見つめているものでもあり……」
セレによれば、そのチョーカーを身に着けていると、危険が迫った時には同胞へ報せが飛ぶのだとか。俺たちでいうところの、防犯カメラやブザーみたいなものだろうか? セレの場合は、エルフ郷の親族へ連絡されるそうだ。
「私の家族は……少々、過保護でね。人間の街へ出る際に、いくつか条件を提示した。そのうちのひとつが、このプリュネルを肌身離さずにいることだ」
「そうなんだ……ん? でも今日初めて見た気がするけど」
「無論だ。部屋にいるときは付けていない。矮小で愚かな君が私に危害を与えられるはずがないからね」
にこ、と微笑んでいる。これはたぶん、信頼しているっていう意味なんじゃないかと思う。なんともむず痒い気持ちになりつつ、「そ、そう」と曖昧に頷いた。
そうか。特別考えたこともなかったけど、セレにだって家族……親兄弟がいたりするんだな。俺と同じように──。そう考えたところで、嫌なことを思い出しかけ小さく首を振る。
そうだ、全ての家族のことが良い話とも限らない。さっきセレ自身が「過保護」だって言ってたし。詮索したりするのはよそう。そう思うんだけど、それでも気になるものは気になる。セレはこれまでどんな風に暮らしてきたんだろう。これを問う為には、俺も語らなければならない。俺はそれがどことなく好きではなくて、セレ以外ともなかなかそうした話ができないでいる。
そんな俺の思考は、セレの声が一旦止まった。
「ではアズマ、私は出かけてくる。帰りは……夕飯までには、」
「あ」
夕飯、で思い出した。俺も今日は予定があるから、セレに伝えなきゃと思ってたんだ。
「ごめん、セレ。今日は友達と飲み会の約束しててさ。夕飯は一緒にとれないんだ」
「……そう、か。そうか。君たち愚かな短命種にとって、友人との無駄な時間も捨てがたいものだろうからね。好きにしたまえ」
今日もエルフ節が冴えわたってるなあ、と感心する。一体何をどうしたら、この言い回しで好意的なことを伝えようとしてるんだろう。本当に好意的なのか疑いそうになるレベルだ。
でも俺は、セレの言うことをいちいち真に受けないことにしたから、笑顔で頷いた。
「ごめんな、明日の朝飯はちゃんと一緒に食えるように起きるから。じゃ、気を付けて行ってこいよ。いいか、信号は青になってから渡るんだぞ」
「…………」
セレは俺に何か言いたげに口を開いたけど、結局無言のままブーツを履いて、革のバッグを手に取る。恐る恐る玄関を開くと、まずは顔だけ外へ出して様子を伺い、それからのろのろ出かけて行った。まるで小動物だなとも感じる。
しんと静まり返ったリビングに取り残されて、一瞬なんだか寂しい気持ちになった。よく考えたら、俺の服を貸してしまった。大丈夫かな、匂いとか。人間の食べ物は臭いとか前に言ってたし、めちゃくちゃ服が臭いと思われてないといいけど……。
そう考えると、なんだか恥ずかしいような不安なような気持ちになった。だけど、考えてもしかたない。すぐに切り替えて自分の部屋へ戻る。
今日は久しぶりの飲み会だ。俺も楽しんでこないと。
翌日の昼。茶でも汲もうとキッチンに出たところで、俺はセレを見つけて思わず眉を寄せてしまった。
昨日から様子のおかしかったセレは、今日も心ここに在らずという感じだったけど。しかも今目の前にいるセレは、ますますおかしかった。
まずはその頭に、白い布製の、めちゃくちゃつばの広い帽子をかぶっている。なんとセレの肩よりも広い。絶対邪魔だろと思う。
服装も服装だ。セレはいつもローブを着ていたけど、今はそれをめちゃくちゃ豪華にしたようなやつを身につけている。刺繍だらけの、なんだか光る宝石まみれのやつだ。どこの王侯貴族か、結婚式かコスプレパーティーかって感じの、薄いベージュのローブ。
その上から、露出は絶対0にするという意思を感じる、くすんだ緑のマントまで羽織っている。革のロングブーツまで用意していて、まるでおとぎ話に出てくるエルフだ。いや、エルフなんだけど……。
そこまでは百歩譲ってまあ、いい。問題はその状態でセレが顔の半分ぐらい隠れそうなデカめのサングラスをかけてることだ。怪しいことこの上ない。
「ホントに、どしたの?」
「どうしたとはなんだね、見ればわかるだろう。外出するのだよ」
「……その恰好で?」
俺はセレの上から下までをもう一度見てから尋ねた。セレは怪訝な顔で「そうだが」と即答する。
「なにか、問題があるか?」
「いや……どういうコンセプトなのかなって……」
「ふむ。この姿なら、下等な他種族で溢れるうるさい街でも目立たないだろう」
「本気で言ってる?」
思わず被せ気味に聞いたが、セレがピンときてなさそうだから、わかってしまった。本気で言ってるんだと。
「……セレってさ。悪目立ち、って言葉知ってる?」
「なにを馬鹿な。そんなのは幼子でも知っている。…………」
セレはしばらくの間を置いて、俺に尋ねた。
「私が悪目立ちしている、と言いたいのか?」
「そうだよ」
「どっ、……どこがだね?」
「全部だよ! まずはその服!」
「なっ、これは伝統的なエルフの外出着だよ、なにも目立つことなど有りはしないだろう」
「まずエルフの数が少ないのに、伝統的な外出着で歩いてたらなおさら目立つに決まってるだろ! 目立たないってコンセプトと真逆!」
「し、しかし、街なかにはフリルのついた古めかしいドレスを着た人間やマナランダーもいたよ」
「それは自己表現で着てるんであって、目立たない目的で着てるんじゃないの! もっとありふれた服にしないと……それでその帽子をサングラスは!?」
「森に包まれていない外界は眩しすぎる。日除けだ」
「じゃあそんな感じじゃなくてもいいよな、そんなデカイ帽子付けてる身長高いエルフが歩いてたら、ここにエルフがいますよって自分から言ってるようなもんだよ。もっと、もっとさぁ……」
「だが、持ち合わせはこれしかない。しかし私は外出しなければならない」
その言葉に、俺はしばらく考えて、恐る恐る口を開いた。
「……俺の服、着る?」
そしてセレは、長い間無反応だった後で、今まで見たことがないぐらい困惑した表情を浮かべた、んだと思う。サングラスで目は見えなかったから、口をあんぐり開けていただけだった。
「いい感じじゃん!」
数分後、リビングにはすっかりエルフらしくなくなったセレが立っていた。
きれいめのシャツに、グレーのコート。俺より脚が長いもんだから濃いめの色のスラックスは脛まで見えちゃっているけど、ロングブーツで隠れてくれそうだ。サングラスはそのままに、頭に乗せてるのは普通のハットになった。金色の長い髪は、耳を隠すようにしつつひとまとめに結んでいる。
ダサいかダサくないかはおいといて、さっきよりは随分とその辺にいそうな紳士だ。それでも長身だし顔が整いすぎてるから人目にはつくかもしれないが、悪目立ちはしないだろう。
「いい感じ、なのか」
セレは腑に落ちないって顔を口元だけで訴えている。やっぱり元の格好になる、とか言いださないように、俺は大きく頷いた。
「そうだよ、もうその辺歩いてても全然目立たないって!」
セレはしばらく自分の姿を見ていたけれど、そのうち溜息を吐いて、俺を見る。
「……君が言うのなら、そうなのだろう。世話になった」
「別に世話なんてしてないけど……ん? セレ、首のそれはなに?」
エルフの服じゃなくなったことで、セレの首元になにか煌めくものがあるとわかった。尋ねてみると、「ああ」とセレは少し襟を広げて見せてくれる。それは金属で作られた繊細なチョーカーのようだった。中央にはセレの瞳と同じ、晴れ渡った空みたいな深みのある青い宝石が埋め込まれている。
それはラフな服装には少し不似合いだけど、セレにはとてもよく似合っていた。
「これはプリュネルだ」
「プリュネル?」
「ああ……君たちになんと伝えたらいいか。これは、私を守るものであり、見つめているものでもあり……」
セレによれば、そのチョーカーを身に着けていると、危険が迫った時には同胞へ報せが飛ぶのだとか。俺たちでいうところの、防犯カメラやブザーみたいなものだろうか? セレの場合は、エルフ郷の親族へ連絡されるそうだ。
「私の家族は……少々、過保護でね。人間の街へ出る際に、いくつか条件を提示した。そのうちのひとつが、このプリュネルを肌身離さずにいることだ」
「そうなんだ……ん? でも今日初めて見た気がするけど」
「無論だ。部屋にいるときは付けていない。矮小で愚かな君が私に危害を与えられるはずがないからね」
にこ、と微笑んでいる。これはたぶん、信頼しているっていう意味なんじゃないかと思う。なんともむず痒い気持ちになりつつ、「そ、そう」と曖昧に頷いた。
そうか。特別考えたこともなかったけど、セレにだって家族……親兄弟がいたりするんだな。俺と同じように──。そう考えたところで、嫌なことを思い出しかけ小さく首を振る。
そうだ、全ての家族のことが良い話とも限らない。さっきセレ自身が「過保護」だって言ってたし。詮索したりするのはよそう。そう思うんだけど、それでも気になるものは気になる。セレはこれまでどんな風に暮らしてきたんだろう。これを問う為には、俺も語らなければならない。俺はそれがどことなく好きではなくて、セレ以外ともなかなかそうした話ができないでいる。
そんな俺の思考は、セレの声が一旦止まった。
「ではアズマ、私は出かけてくる。帰りは……夕飯までには、」
「あ」
夕飯、で思い出した。俺も今日は予定があるから、セレに伝えなきゃと思ってたんだ。
「ごめん、セレ。今日は友達と飲み会の約束しててさ。夕飯は一緒にとれないんだ」
「……そう、か。そうか。君たち愚かな短命種にとって、友人との無駄な時間も捨てがたいものだろうからね。好きにしたまえ」
今日もエルフ節が冴えわたってるなあ、と感心する。一体何をどうしたら、この言い回しで好意的なことを伝えようとしてるんだろう。本当に好意的なのか疑いそうになるレベルだ。
でも俺は、セレの言うことをいちいち真に受けないことにしたから、笑顔で頷いた。
「ごめんな、明日の朝飯はちゃんと一緒に食えるように起きるから。じゃ、気を付けて行ってこいよ。いいか、信号は青になってから渡るんだぞ」
「…………」
セレは俺に何か言いたげに口を開いたけど、結局無言のままブーツを履いて、革のバッグを手に取る。恐る恐る玄関を開くと、まずは顔だけ外へ出して様子を伺い、それからのろのろ出かけて行った。まるで小動物だなとも感じる。
しんと静まり返ったリビングに取り残されて、一瞬なんだか寂しい気持ちになった。よく考えたら、俺の服を貸してしまった。大丈夫かな、匂いとか。人間の食べ物は臭いとか前に言ってたし、めちゃくちゃ服が臭いと思われてないといいけど……。
そう考えると、なんだか恥ずかしいような不安なような気持ちになった。だけど、考えてもしかたない。すぐに切り替えて自分の部屋へ戻る。
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