23 / 33
本編
16歳-8
しおりを挟む
如何に疲労困憊だとしても、学園は俺に併せてはくれない訳で。
「無理しないで休めば良いよ」
とデイヴィッドは言うが。
セックスで疲れたので休みます。……って言えるか!最後までしてないから余計言えねえよ!
寝不足の顔に良く冷やした濡れタオルで無理やり覚醒を促して、馬車に揺られて学園に来ましたとも。
学園に着けば、俺と同じ寝不足の顔した奴がもう一人居た。ジェームスである。
その隣にはツヤのある良い笑顔のエヴァンがジェームスの腰を支えてた。
「ジェームス……」
憐みと文字通りの同情を込めて名前を呼べば、ジェームスはぐったりした体でゆっくりこっちを見た。
うん。俺って全然元気だわ。ごめんジェームス。全然同じじゃ無かった。
「やあ、エヴァン。君もお楽しみだった様だね」
「お陰様で」
謝罪代わりにそっとジェームスの腰に回復魔術を掛けてる間に、デイヴィッドとエヴァンがヤリ切った良い笑顔で挨拶を交わしてた。
「有難う御座います。もう、大丈夫です」
「おう」
大丈夫とは言っても疲労まで治せる訳じゃないからな。ジェームスも体裁を保てる程度には回復してても疲労の色は未だ抜けてない。
ていうか何処まで何をどの様にシたんですか。エヴァンさん。
非難の目で見てやれば、良い笑顔で白い歯を輝かせて親指立てて来た。ニカっじゃねーよ。ニカっじゃ。
「とっとと教室行こうぜ」
座ってりゃちっとは楽だと思って提案すれば、ジェームスもあからさまにホッとした。
教室に着いて直ぐに席に座ると、俺とジェームスの前をデイヴィッドとエヴァンが陣取った。
「座らんのか?」
「まだ授業も始まって無いし(視界の防波堤の為に)立ってるよ」
「そうだな、今のジェームスの顔は他のヤロー共には見せらんねえ」
エヴァンに言われて納得する。
確かに今の扇情的なジェームスは思春期の男女には刺激が強すぎるよな。
ウンウンと納得すれば、デイヴィッドには何か言いたそうな笑顔を向けられ、エヴァンには莫迦を見る目で見られ、ジェームスには呆れた目で見られた。
なんやねん。
「知らぬは本人ばかりか」
「良いんだよ、アレクはそれで。僕が他の誰にも近寄らせないからね」
「何だよ、言いたい事があるなら言えよ」
釈然としない思いで口を尖らせれば、デイヴィッドはただ俺を見つめて微笑むだけだ。
余りにキラキラしい微笑みに俺の方がだんだんと居たたまれなくなって視線を逸らした。
横ではエヴァンとジェームスが互いの視線を交わしてヤレヤレとジェスチャーしてる。
だからなんやねん。
「おはようございま~す♪」
俺ばっか意味が判らず疎外感に憮然としてたが、底抜けに明るい演技で入って来たモーリス男爵令嬢によって気が抜けた。
昨日の今日で良くそんなに馬鹿みたいにニコニコ出来るな。
とは思うものの、よく見れば目元が赤かった。あと心持隈もある。
「あの娘割と強かだなー」
感心してモーリス男爵令嬢を凝視してたら目が合った。
およ?いつもと反応が違う?
俺と目が合ったモーリス男爵令嬢は、何時もみたいにスルーせず若干頬を赤らめて視線を逸らした。
こ、これわ!
「アレ~ク?」
昨日の敵は今日のモテ期だとワクテカしてたら、デイヴィッドに視線を遮られた。
しかも怖い時の良い笑顔だ。
「え?え?なんでそんな急に怖い顔してんだよっ」
「お前な……。最愛の婚約者の浮気現場目撃したら誰だって怒るっつの」
意味が判らず焦ってれば、エヴァンに心底莫迦にした顔で窘められた。
最愛……!
そのフレーズに思わずデイヴィッドの目を見れば、確かに嫉妬を感じた。
瞬間、照れた。
うわわわっ。何だコレ!?嬉しい!?
こんなに怖い目で見られてるにも関わらず、俺は心がムズムズとして面映ゆく思う自分に狼狽した。
鏡見なくてもわかる。多分今俺相当赤い。
思わず両手で顔面を覆えば、デイヴィッドから優しい吐息が聞こえた。
「嬉しい。何だか今報われてる気がするよ」
見なくても判る。満面の笑みを湛えてるデイヴィッドが。
何故なら今、抑えきれない幸福の感情が魔力から溢れて包まれたからだ。
しかも何も魔術を発動していないにも関わらず、その魔力は桃色に見えた。
「うわ。魔力って感情が高ぶっても色変わるんだ」
余りにも嬉しく、恥ずかしく、居た堪れなかった。
だから頓珍漢な事を言って場の空気を変えたかった。
「今すぐ連れ帰っても許される気がする」
「駄目だからな!?サボり。ダメ。絶対!」
かなり本気の声で宣うデイヴィッドに、俺の純尻の危機を感じて全力で否定する。
かなり残念そうな顔をして、直ぐ悪い顔で「いっそ全休に……」とか言い始めた所で担任がやってきて事無きを得た。危ねぇ、危ねぇ。
怖い事に嫌だとは思えなかった。
「ヤヴァイ。俺のタチとしての自尊心が揺らぎかけておる……」
「ソリャ結構ナコトダナ」
俺が焦燥感に打ち拉がれてると、エヴァンに白けた目で片言で言われた。味方はいないのかっ。
魂が抜けた状態でも授業を滞りなく終わらせた放課後。
何時もの如く剣術棟でエヴァンと打ち合いをしていた。
一日授業を受けてる間に冷静に戻ってくれたデイヴィッドに安堵を隠せない。
デイヴィッドは一日中機嫌よくニコニコ愛想を振りまいて、今もまだニコニコしながら見学してる。
エヴァンに一本取られた所で一旦休憩に入ると、フワフワと幸せの花でも咲き誇らせそうな笑顔でデイヴィッドがタオルで汗を拭ってくれる。
「もう直ぐアレクの誕生日だね。
パーティーのドレスは受け取って貰えたかな」
幸せそうに俺の汗を拭う、これでも一応一国の王子。いいのかそれで。と思わなくは無いが、本人が幸せそうだし好きにさせとく。
それよか先日届いたドレスのが問題だ。
母さんが嬉しそうに顔を染めて乙女の如くキャーキャー言ってたドレス。それを思い出し、思わず呆れた溜息が出た。
「あれな。あまりに自己主張と独占欲が凄くて一瞬時が止まったぞ」
デイヴィッドカラーのそのドレスは、当日までクローゼットの中で眠っている。
因みに父さんも反発して俺のドレスを買おうとしたから母さんに止めて貰った。
今年は最終学年という事もあって、デイヴィッドの婚約者(仮)として大々的に行われるらしい。
殆どの貴族が顔を見せる事になるけど、はてさてどうなる事やら。
「無理しないで休めば良いよ」
とデイヴィッドは言うが。
セックスで疲れたので休みます。……って言えるか!最後までしてないから余計言えねえよ!
寝不足の顔に良く冷やした濡れタオルで無理やり覚醒を促して、馬車に揺られて学園に来ましたとも。
学園に着けば、俺と同じ寝不足の顔した奴がもう一人居た。ジェームスである。
その隣にはツヤのある良い笑顔のエヴァンがジェームスの腰を支えてた。
「ジェームス……」
憐みと文字通りの同情を込めて名前を呼べば、ジェームスはぐったりした体でゆっくりこっちを見た。
うん。俺って全然元気だわ。ごめんジェームス。全然同じじゃ無かった。
「やあ、エヴァン。君もお楽しみだった様だね」
「お陰様で」
謝罪代わりにそっとジェームスの腰に回復魔術を掛けてる間に、デイヴィッドとエヴァンがヤリ切った良い笑顔で挨拶を交わしてた。
「有難う御座います。もう、大丈夫です」
「おう」
大丈夫とは言っても疲労まで治せる訳じゃないからな。ジェームスも体裁を保てる程度には回復してても疲労の色は未だ抜けてない。
ていうか何処まで何をどの様にシたんですか。エヴァンさん。
非難の目で見てやれば、良い笑顔で白い歯を輝かせて親指立てて来た。ニカっじゃねーよ。ニカっじゃ。
「とっとと教室行こうぜ」
座ってりゃちっとは楽だと思って提案すれば、ジェームスもあからさまにホッとした。
教室に着いて直ぐに席に座ると、俺とジェームスの前をデイヴィッドとエヴァンが陣取った。
「座らんのか?」
「まだ授業も始まって無いし(視界の防波堤の為に)立ってるよ」
「そうだな、今のジェームスの顔は他のヤロー共には見せらんねえ」
エヴァンに言われて納得する。
確かに今の扇情的なジェームスは思春期の男女には刺激が強すぎるよな。
ウンウンと納得すれば、デイヴィッドには何か言いたそうな笑顔を向けられ、エヴァンには莫迦を見る目で見られ、ジェームスには呆れた目で見られた。
なんやねん。
「知らぬは本人ばかりか」
「良いんだよ、アレクはそれで。僕が他の誰にも近寄らせないからね」
「何だよ、言いたい事があるなら言えよ」
釈然としない思いで口を尖らせれば、デイヴィッドはただ俺を見つめて微笑むだけだ。
余りにキラキラしい微笑みに俺の方がだんだんと居たたまれなくなって視線を逸らした。
横ではエヴァンとジェームスが互いの視線を交わしてヤレヤレとジェスチャーしてる。
だからなんやねん。
「おはようございま~す♪」
俺ばっか意味が判らず疎外感に憮然としてたが、底抜けに明るい演技で入って来たモーリス男爵令嬢によって気が抜けた。
昨日の今日で良くそんなに馬鹿みたいにニコニコ出来るな。
とは思うものの、よく見れば目元が赤かった。あと心持隈もある。
「あの娘割と強かだなー」
感心してモーリス男爵令嬢を凝視してたら目が合った。
およ?いつもと反応が違う?
俺と目が合ったモーリス男爵令嬢は、何時もみたいにスルーせず若干頬を赤らめて視線を逸らした。
こ、これわ!
「アレ~ク?」
昨日の敵は今日のモテ期だとワクテカしてたら、デイヴィッドに視線を遮られた。
しかも怖い時の良い笑顔だ。
「え?え?なんでそんな急に怖い顔してんだよっ」
「お前な……。最愛の婚約者の浮気現場目撃したら誰だって怒るっつの」
意味が判らず焦ってれば、エヴァンに心底莫迦にした顔で窘められた。
最愛……!
そのフレーズに思わずデイヴィッドの目を見れば、確かに嫉妬を感じた。
瞬間、照れた。
うわわわっ。何だコレ!?嬉しい!?
こんなに怖い目で見られてるにも関わらず、俺は心がムズムズとして面映ゆく思う自分に狼狽した。
鏡見なくてもわかる。多分今俺相当赤い。
思わず両手で顔面を覆えば、デイヴィッドから優しい吐息が聞こえた。
「嬉しい。何だか今報われてる気がするよ」
見なくても判る。満面の笑みを湛えてるデイヴィッドが。
何故なら今、抑えきれない幸福の感情が魔力から溢れて包まれたからだ。
しかも何も魔術を発動していないにも関わらず、その魔力は桃色に見えた。
「うわ。魔力って感情が高ぶっても色変わるんだ」
余りにも嬉しく、恥ずかしく、居た堪れなかった。
だから頓珍漢な事を言って場の空気を変えたかった。
「今すぐ連れ帰っても許される気がする」
「駄目だからな!?サボり。ダメ。絶対!」
かなり本気の声で宣うデイヴィッドに、俺の純尻の危機を感じて全力で否定する。
かなり残念そうな顔をして、直ぐ悪い顔で「いっそ全休に……」とか言い始めた所で担任がやってきて事無きを得た。危ねぇ、危ねぇ。
怖い事に嫌だとは思えなかった。
「ヤヴァイ。俺のタチとしての自尊心が揺らぎかけておる……」
「ソリャ結構ナコトダナ」
俺が焦燥感に打ち拉がれてると、エヴァンに白けた目で片言で言われた。味方はいないのかっ。
魂が抜けた状態でも授業を滞りなく終わらせた放課後。
何時もの如く剣術棟でエヴァンと打ち合いをしていた。
一日授業を受けてる間に冷静に戻ってくれたデイヴィッドに安堵を隠せない。
デイヴィッドは一日中機嫌よくニコニコ愛想を振りまいて、今もまだニコニコしながら見学してる。
エヴァンに一本取られた所で一旦休憩に入ると、フワフワと幸せの花でも咲き誇らせそうな笑顔でデイヴィッドがタオルで汗を拭ってくれる。
「もう直ぐアレクの誕生日だね。
パーティーのドレスは受け取って貰えたかな」
幸せそうに俺の汗を拭う、これでも一応一国の王子。いいのかそれで。と思わなくは無いが、本人が幸せそうだし好きにさせとく。
それよか先日届いたドレスのが問題だ。
母さんが嬉しそうに顔を染めて乙女の如くキャーキャー言ってたドレス。それを思い出し、思わず呆れた溜息が出た。
「あれな。あまりに自己主張と独占欲が凄くて一瞬時が止まったぞ」
デイヴィッドカラーのそのドレスは、当日までクローゼットの中で眠っている。
因みに父さんも反発して俺のドレスを買おうとしたから母さんに止めて貰った。
今年は最終学年という事もあって、デイヴィッドの婚約者(仮)として大々的に行われるらしい。
殆どの貴族が顔を見せる事になるけど、はてさてどうなる事やら。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話に、真紀ちゃん(攻)視点を追加して、倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる