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マスクを外したい
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現在、世界中で流行している新型のウイルスにより、外出時のマスク着用が義務付けられている。
そんな中、身に着けているだけで、あらゆるウイルスからの感染を守れるという下着が開発された。その名も「守るんナー」、守るインナーの略なのだろう。これによって、ある男の願いが叶った。
泰造。彼は、恋人を作るときの絶対条件に顔をあげている。まあ人間、第一印象は大体顔で決まってしまうのだから、泰造のそうな人も珍しくはない。
このウイルス禍で、男女関わらず誰もが経験したことがあるだろう。それは、マスクを取ったら別人だった事件だ。マスクをしていると目元までしか顔の判別ができない。目だけを見れば、この人可愛い、かっこいい、なんて人はたくさんいるはずだ。だからこそ、マスクを外して、それでも可愛いのか、あるいはかっこいいのかを確認したくなる。
現代の恋愛はデジタル化しており、LINEやインスタグラム、ツイッターなどのSNS上で恋人が出来る時代だ。そんな時にウイルスが流行したことによって、SNSに投稿される写真がマスクを着用したままになったのだ。雰囲気や目元だけでいいかもと思ってメッセージを送り、マスクをしていない写真が見たい、だなんてことを言うと、「結局顔かよ」と思われてしまいメッセージはそこで終了となる。
泰造は悩んだ。
「どうすればいいんだ、ナンパしようにも顔がはっきりとしない人に声をかけて、イメージと違ったからという理由で誘うのをやめるわけにもいかんし…」
そんな時に開発された「守るんナー」の上げで、マスクをしなくてもウイルスから身を守れるようになり、素顔を見せる人が増えた、「よし、これで何の心配もなく自分のタイプの子にアタックできるぞ!」
そして、泰造は恋人が出来た。インスタグラムで見つけて、アタックし続けてデートすることになった。数回デートした後に付き合うことになった。守るんナー最高!そう思っていたのに…。
同棲を始めて、初めて彼女のすっぴんを見た。その時の驚きを泰造は忘れない。
なんと、まったくの別人なのだ。ぱっちり二重だった目は一重に、顔もなんだから丸く感じる。なんてことだ。
そう、化粧をして一重を二重に、顔の輪郭を少しシャープに変えていたのだ…。
そんな夢を見て目が覚めた。
そうか、女は化粧もしてるのか。盲点だったわ。
「女こわっ」
そんな中、身に着けているだけで、あらゆるウイルスからの感染を守れるという下着が開発された。その名も「守るんナー」、守るインナーの略なのだろう。これによって、ある男の願いが叶った。
泰造。彼は、恋人を作るときの絶対条件に顔をあげている。まあ人間、第一印象は大体顔で決まってしまうのだから、泰造のそうな人も珍しくはない。
このウイルス禍で、男女関わらず誰もが経験したことがあるだろう。それは、マスクを取ったら別人だった事件だ。マスクをしていると目元までしか顔の判別ができない。目だけを見れば、この人可愛い、かっこいい、なんて人はたくさんいるはずだ。だからこそ、マスクを外して、それでも可愛いのか、あるいはかっこいいのかを確認したくなる。
現代の恋愛はデジタル化しており、LINEやインスタグラム、ツイッターなどのSNS上で恋人が出来る時代だ。そんな時にウイルスが流行したことによって、SNSに投稿される写真がマスクを着用したままになったのだ。雰囲気や目元だけでいいかもと思ってメッセージを送り、マスクをしていない写真が見たい、だなんてことを言うと、「結局顔かよ」と思われてしまいメッセージはそこで終了となる。
泰造は悩んだ。
「どうすればいいんだ、ナンパしようにも顔がはっきりとしない人に声をかけて、イメージと違ったからという理由で誘うのをやめるわけにもいかんし…」
そんな時に開発された「守るんナー」の上げで、マスクをしなくてもウイルスから身を守れるようになり、素顔を見せる人が増えた、「よし、これで何の心配もなく自分のタイプの子にアタックできるぞ!」
そして、泰造は恋人が出来た。インスタグラムで見つけて、アタックし続けてデートすることになった。数回デートした後に付き合うことになった。守るんナー最高!そう思っていたのに…。
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そう、化粧をして一重を二重に、顔の輪郭を少しシャープに変えていたのだ…。
そんな夢を見て目が覚めた。
そうか、女は化粧もしてるのか。盲点だったわ。
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