［完結］先祖返りの幼妻、さらに赤子に帰ります！

6 調子いいです！

　調子がいいと、めんどくさい仕事が楽しくて楽しくて！

　一気に洗濯を終わらせれば、そのまま皆んなのベッドマトレスを下ろしてきて日干し、それから窓拭き！！ちょっと目を離すと、汚れるのよねぇ…ここが！！

　使っていない衣装箱をひっくり返しては着れない衣類の分別とウエス作り。そのまま納屋に行って家族が使う道具や機材の手入れと点検。
　
「う～～～ん！！爽快！！何この充実感！！」

　やってやった！やり切った充足感に満足満足。毎日の主婦業と言うより最早大掃除の域にはいっているけど、サクサク熟す。
　これだけ動いても腰も肩も痛くないっていいよねぇ～。

　皆んなの服の繕い物も、冬物の編み物も、山の様にあっても恐ろしくないから不思議だわ。

　さて、一通り終わったところで一服しましょう！よく働いた自分自身の今日のご褒美に、完熟甘～いベリーにナッツを合わせてヨーグルトと一緒にいただきます！
　このベリーなかなか完熟するまでが時間が掛かって採るの大変なのよね。それをご褒美にふんだんに使う贅沢な一品！

　充分に自分自身を労ってあげたら、また家族の為に働くのです。

　深い森の中には凶暴な動物もいて、それらの動物から身を守るための匂い袋作りに…

「あら、薬草が足りない？」

　干しておいた薬草のストックが切れたのね？幸いにもこの薬草、日の当たる所で生息しているため森の中というより、こちら側家の周辺の方が良く採れるのでありがたい。

　なんでだか、私は森には入れない…昔から何度か入ろうとして見たけれど、やっぱり森の入り口に向かうと、胸元を誰かにグゥッと押されてるみたいに押し留められてしまって…動けなくなる。何度考えてもわからない事はもう考えない様にしているけど、ずっと前から疑問には思っている事。ま、入れないんなら入れる人がやればいいってんで、我が家族が森の中担当なのです。