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74、婚約するという事 2 *
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「あっ……なん、何ですか?」
もう少しで達する所をヒュンダルンが離れてしまって、ウリートの腰が揺れてしまうのを宥めるかのように、ヒュンダルンはウリートの大腿にキスを落としながらトロリとした物を垂らしてきた。
暖かい様な、不思議な感覚の物が流れて、そしてヒュンダルンの指だろう物がありえない所に当たり、ウリートはやや混乱する。
「大丈夫…力を抜いて…」
混乱しても、大好きなヒュンダルンの優しい低い声が何度も宥めてくれて、ウリートもヒュンダルンの髪を撫でながらその声に応えた。
「ウリー…愛してる…」
真剣な声に心が締め付けられる。
僕だって、愛してる…
何度も何度も心の中で繰り返した。
「力、抜いてて…」
「はっ…ぅ!」
くすぐる様にオイルを塗りつけながらウリートの後口の入口で遊んでいたヒュンダルンの太い指が、ツプ、と中に差し込まれて来た。
誰にも触られた事のない所である。自分が触れるのとはまた別の感覚で…もちろん、その後口の奥にあるものの感覚なんて知りようはずもなかったものだ。
「ヒュ……ヒュン…!」
愛しているけど、信じているけど、それとこれとは状況が違ってて、びっりして身体が固まる。
「ウリー…良い子だから、力を抜いて…」
身体の緊張を逃す為にヒュンダルンはもう一つの小瓶を開けた。
「…ぅ…あ、何?」
また先ほどの様なトロリとしたものが身体にかけられた…
「じっとして…」
身体を捩って逃げたくても、未だにヒュンダルンの指が、中に入っていて…動くとどんな刺激が来るのか分からなくて怖くてできない。
ヒュンダルンはウリートの身体に垂らした物を片手で舐めとった。
「…甘いな………」
甘い?オイルなのでは…と思った視線の先には、ベッドにそっと置かれた蜂蜜の瓶…
蜂蜜…をかけたのですか?今の今まで蜂蜜はお茶に入れる物だと………
「あ…ヒュン…!」
上半身から下半身にかけて、ウリートはヒュンダルンに蜂蜜だらけにされる。これでは寝具もドロドロになってしまう、と思っていた所で、ヒュンダルンがそのかけた蜂蜜を舐め取り始めた。
「ふ……」
愛撫目的と言うより、ただ舐められてる?どっちか分からないけれど、擽ったくてつい身を捩る。それでも止まらないヒュンダルンの舌は、立ち上がっているのに最後までされずに置き去りにされていたウリートの陰茎をもう一度包み込む。
「んぅんん~~っ」
ビックリする程の感覚が襲って来てウリートの背はしなる。濃厚な蜂蜜が陰茎を包んでいたからだろうか、垂らした蜂蜜を余す所なく舐めとろうとしていたヒュンダルンの舌技の所為だろうか。いつもの感覚とは違う、ねっとりと吸い付く様な快感に引きずられて、直ぐに果ててしまった……
肩で息を整えながらも後ろの違和感が拭えなくて落ち着かない。
まだ、指………
「力、抜けてきたな…?」
「ふぇ………」
返事がまともに出来ない所に、グッと後ろの圧迫が強くなった。
「あっ…!な…ぁ…」
ヒュンダルンが差し込んでいた指を奥へと進めたのだ。達したばかりで弛緩していた身体は容易く奥まで受け入れる。
「やっ…まっ…て…!」
ゆっくりと身体の中でヒュンダルンの指が動く。怖くて逃げたくても、時折ザワザワと上がってくる感覚に、自分でも信じられないのだが、また身体が反応して来て…
「痛くは無いか?」
熱のこもった、でも少し心配そうなヒュンダルンの瞳が、涙でうるむウリートを覗き込んでくる。
「痛く、はない、です…でも、変……」
「変?」
クチュ、と音がする。ヒュンダルンが指をゆっくりと抜き差ししているからだ。
「あ…は、い!…動かす、の…待って…」
情けなくもフルフル震える手をヒュンダルンの腕にかける。
「痛くないのなら、もう少し我慢だ…ウリー……」
優しく頭を撫でられ、キスを降らせてくるけれど、ヒュンダルンの指は止まってくれない。ゆっくりと確かめる様に、中の壁を撫で上げてくる。
「ふぅん…ん!」
痛みとも、擽ったいのとも違う感覚にビクビク身体が反応する。
「あ!…そこ、いや…!」
いつもは敬語のウリートも、慣れない感覚の前には取り繕うことも出来ずに身悶える。
「ここ?」
「や…!…やぁっ…」
知らない感覚に、勝手にゾワゾワと反応する身体…怖くないわけが無い。
涙目になってしまっているウリートをヒュンダルンは何度もキスをして宥めて落ち着かせる…
「ヒュン……」
どうして良いかわからず、ただウリートはヒュンダルンをすがる様に見つめた。
「はぁ…ウリー…」
見つめてくる瞳はヒュンダルンの方が熱いのでは無いのだろうか…身体が苦しいのはウリートなのに、なのに時々ウリートを呼ぶヒュンダルンの声の方が苦しそうに聞こえる。
「今なら、まだ…まだ止めてやれる…ウリー。俺と婚約するという事は、分かっていると思うが、こういう事も勿論入る…嫌になったか?」
自分よりも苦しそうな声をして、吐き出す様にヒュンはそんなことを聞く……
僕、言いませんでしたっけ?
「愛してます。ヒュン…愛してるんです…」
僕の持っている物なら、全部あげたいと思った程に…
もう少しで達する所をヒュンダルンが離れてしまって、ウリートの腰が揺れてしまうのを宥めるかのように、ヒュンダルンはウリートの大腿にキスを落としながらトロリとした物を垂らしてきた。
暖かい様な、不思議な感覚の物が流れて、そしてヒュンダルンの指だろう物がありえない所に当たり、ウリートはやや混乱する。
「大丈夫…力を抜いて…」
混乱しても、大好きなヒュンダルンの優しい低い声が何度も宥めてくれて、ウリートもヒュンダルンの髪を撫でながらその声に応えた。
「ウリー…愛してる…」
真剣な声に心が締め付けられる。
僕だって、愛してる…
何度も何度も心の中で繰り返した。
「力、抜いてて…」
「はっ…ぅ!」
くすぐる様にオイルを塗りつけながらウリートの後口の入口で遊んでいたヒュンダルンの太い指が、ツプ、と中に差し込まれて来た。
誰にも触られた事のない所である。自分が触れるのとはまた別の感覚で…もちろん、その後口の奥にあるものの感覚なんて知りようはずもなかったものだ。
「ヒュ……ヒュン…!」
愛しているけど、信じているけど、それとこれとは状況が違ってて、びっりして身体が固まる。
「ウリー…良い子だから、力を抜いて…」
身体の緊張を逃す為にヒュンダルンはもう一つの小瓶を開けた。
「…ぅ…あ、何?」
また先ほどの様なトロリとしたものが身体にかけられた…
「じっとして…」
身体を捩って逃げたくても、未だにヒュンダルンの指が、中に入っていて…動くとどんな刺激が来るのか分からなくて怖くてできない。
ヒュンダルンはウリートの身体に垂らした物を片手で舐めとった。
「…甘いな………」
甘い?オイルなのでは…と思った視線の先には、ベッドにそっと置かれた蜂蜜の瓶…
蜂蜜…をかけたのですか?今の今まで蜂蜜はお茶に入れる物だと………
「あ…ヒュン…!」
上半身から下半身にかけて、ウリートはヒュンダルンに蜂蜜だらけにされる。これでは寝具もドロドロになってしまう、と思っていた所で、ヒュンダルンがそのかけた蜂蜜を舐め取り始めた。
「ふ……」
愛撫目的と言うより、ただ舐められてる?どっちか分からないけれど、擽ったくてつい身を捩る。それでも止まらないヒュンダルンの舌は、立ち上がっているのに最後までされずに置き去りにされていたウリートの陰茎をもう一度包み込む。
「んぅんん~~っ」
ビックリする程の感覚が襲って来てウリートの背はしなる。濃厚な蜂蜜が陰茎を包んでいたからだろうか、垂らした蜂蜜を余す所なく舐めとろうとしていたヒュンダルンの舌技の所為だろうか。いつもの感覚とは違う、ねっとりと吸い付く様な快感に引きずられて、直ぐに果ててしまった……
肩で息を整えながらも後ろの違和感が拭えなくて落ち着かない。
まだ、指………
「力、抜けてきたな…?」
「ふぇ………」
返事がまともに出来ない所に、グッと後ろの圧迫が強くなった。
「あっ…!な…ぁ…」
ヒュンダルンが差し込んでいた指を奥へと進めたのだ。達したばかりで弛緩していた身体は容易く奥まで受け入れる。
「やっ…まっ…て…!」
ゆっくりと身体の中でヒュンダルンの指が動く。怖くて逃げたくても、時折ザワザワと上がってくる感覚に、自分でも信じられないのだが、また身体が反応して来て…
「痛くは無いか?」
熱のこもった、でも少し心配そうなヒュンダルンの瞳が、涙でうるむウリートを覗き込んでくる。
「痛く、はない、です…でも、変……」
「変?」
クチュ、と音がする。ヒュンダルンが指をゆっくりと抜き差ししているからだ。
「あ…は、い!…動かす、の…待って…」
情けなくもフルフル震える手をヒュンダルンの腕にかける。
「痛くないのなら、もう少し我慢だ…ウリー……」
優しく頭を撫でられ、キスを降らせてくるけれど、ヒュンダルンの指は止まってくれない。ゆっくりと確かめる様に、中の壁を撫で上げてくる。
「ふぅん…ん!」
痛みとも、擽ったいのとも違う感覚にビクビク身体が反応する。
「あ!…そこ、いや…!」
いつもは敬語のウリートも、慣れない感覚の前には取り繕うことも出来ずに身悶える。
「ここ?」
「や…!…やぁっ…」
知らない感覚に、勝手にゾワゾワと反応する身体…怖くないわけが無い。
涙目になってしまっているウリートをヒュンダルンは何度もキスをして宥めて落ち着かせる…
「ヒュン……」
どうして良いかわからず、ただウリートはヒュンダルンをすがる様に見つめた。
「はぁ…ウリー…」
見つめてくる瞳はヒュンダルンの方が熱いのでは無いのだろうか…身体が苦しいのはウリートなのに、なのに時々ウリートを呼ぶヒュンダルンの声の方が苦しそうに聞こえる。
「今なら、まだ…まだ止めてやれる…ウリー。俺と婚約するという事は、分かっていると思うが、こういう事も勿論入る…嫌になったか?」
自分よりも苦しそうな声をして、吐き出す様にヒュンはそんなことを聞く……
僕、言いませんでしたっけ?
「愛してます。ヒュン…愛してるんです…」
僕の持っている物なら、全部あげたいと思った程に…
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