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久しぶりって凄いな……
受けて来た感覚を知ってるから、与えられる感覚から無意識にそれを追おうとして身体が反応する…
「ぁ…」
足元で刀貴が動く…与えられてる快感は知った物だけど、目を開けてそれを直視する勇気がまだ無い……
チュッと音を立てて口を離したと思ったのに、そのまま舐め上げられて更にもっと刺激が欲しいと腰が揺れる。
「楓矢、声を我慢しなくて良い…」
「……っ!」
熱り立った物を舐め上げられた後に口元を先端に持ってきてそんな事を言う…
「ふ……っ…ぁ…」
気持ち良いって事はよく知ってるさ。俺だって男だ…!けど、他人に舐められる行為は慣れてない…!
それに…間隔が空いてたからか、いつもよりも敏感になってる気がして、恥ずかしいから余計に声を殺してしまう。
「こんなに反応して喜んでるのに…無理して我慢しなくて良いんだぞ?」
ゆるゆると力加減を変えながら扱かれて、熱い舌と口腔内で包まれ舐められ吸い上げられる。
「………んっぅ!!」
こんなの、耐えられるわけねぇじゃん…こちとら経験浅すぎるのに……
刀貴は最後まで搾り取る様に、扱きながら吸い上げる。達したばかりの身体を震わせて、快感に溶けそうになる思考の中で刀貴の名前を呼ぶ。
寂しかったんだ…刀貴本人には言わないけど、こっちはこうして学校では触れ合えないのに赤の他人がベタベタと刀貴に触ってくるもんだから……
俺のもんなのにって、触るなって…
言いたかった……
「楓矢…まだしてて良いか?」
夕食、前だったな…そういえば。今夜は辛口の鍋だって……
ボウッとしている頭の中で冷静にそんな事を考えている一画がある。
「まだ、止めるな……」
これは、俺のだ………!誰にも触らせない!
自分から刀貴の襟首を押さえてキスをする。
刀貴の熱い舌に、大きな手、力強い腕に、その匂い……全部、全部俺のもの…
そのまま刀貴を押し倒して自分から刀貴の上に乗り上げる。
「楓矢…」
刀貴は目をすがめて愛しそうに楓矢を見つめ楓矢にされるがままになっていて…
俺の……
薄くて形がいい、柔らかくて熱い唇も…
鍛え上げられてて意外と逞しい胸も、引き締まった腹筋やしなやかな筋肉がついた脚…丁寧にキスを落としながら楓矢は自分の物だと言わんばかりに好きにし始めた。
「楓矢…」
好き勝手動く楓矢の頭を愛おしそうに撫でつつ、刀貴は一切抵抗しない。
「うっ……」
今までこんな事した事なかった…頼まれもしなかったからかもしれないけど。だけど自分の物だと主張し始めたらここも可愛がりたくなったんだ……
自分自身に言い訳をしながら刀貴の熱い昂りを躊躇せずに口に含んでいた。
熱い、熱くて時々ピクリと反応する…刀貴の……両手で扱いて舌を絡めると、どんどん硬く張り詰めていく。
これは俺の……欲しい…これが欲しい…
刀貴に顔を持ち上げられるまで、楓矢は必死になってむしゃぶりついていた…
「楓矢…」
刀貴の息が上がってる…いつもならこんな時に、こんなに見つめ合わないのに、今日は目が、合う…
欲しい、刀貴は俺のだ………
刀貴を押し倒してその上に乗って…そこから良く覚えていない。ただいつもの行為が恥ずかしいよりもずっと、自分から欲しくて欲しくて堪らなくて…我慢なんて出来なかった…それしか覚えてない…
「楓矢、起きた?」
現在夜の21時…あれから何時間経ったのだろうか?
気がついた時には布団の上で、密着している刀貴からはしっとりと刀貴の匂いと互いの汗と行為の匂いが漂ってる…もちろん後ろには満ちたりた圧迫感と充足感が今も満ち満ちて俺を揺さぶって来る…
「ぁあ……ん……」
こんな声、知らない。今まで必死に噛み殺してきた声ばかりだったのに…!
「楓矢……」
刀貴の低くて掠れた声に腰から力が抜けて、更に奥へと刀貴を誘う。
「あっ…はぁっ……やっ……」
「楓矢?」
力が全然入らない……何が嫌なのかも分からない位に、気持ちいい波に襲われる。
「奥は、嫌か?」
「やっ…ぁあ…奥……ひぁっ」
刀貴が動く度に自然に声が上がってしまうのを止められない。
「奥、止める?」
そんな事を聞いても絶対に止める気はないだろう事は繋がっている所からヒシヒシと伝わってくる。
だって、さっきから刀貴は動きをちっとも止める気配も見せやしないから。
「やぁ…っ!や、め…ぁんっ…ない…で…」
止めないで…!止めないで欲しい!なんならずっといてくれてもいい………!
「楓矢……楓矢…楓矢!」
「ん………」
声、出ない………思いがけないほど喉がひりつく…
「やり過ぎた…すまない…大丈夫か?」
物凄く困った心配そうな刀貴の顔が覗き込んできた。
「とう…き?」
「そう、目が覚めたな?」
ほぅ…と安堵のため息を一つ吐いて、刀貴は額にキスをする。
「俺……どうした…?」
少なからずガラガラの声で、事の顛末を聞いてみる。
「ごめん…余りにもいつもより良さそうだったから…つい、調子に乗ってしまった…」
刀貴が真剣に申し訳なさそうな顔をしてくる。それを見たこっちの方が申し訳ない。
「嫌じゃ、無い…全然嫌じゃ無い…」
まだウトウトとしている様な楓矢はスリスリと刀貴に擦り寄っていく。
「そうか。」
「うん……眠い……」
身体は十分に満たされて、事後の疲労感が半端ない…あ……何、食べるんだっけ…?
その後の刀貴の言葉も聞き取れないまま深い夢の中へ落ちていく……
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