護衛君は格上マフィアに捕まる

亀吉

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玩具なんて……ねぇ?

ココドコ?

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 あれから何時間たったんだろうか?
 そして、ここは何処だ?幹部様は?何処に行ったんだ……??

 目を覚ますと、両手首に違和感を感じた。
 …………何これ?

 それを仰向けに寝ていた自分の目線まであげてきた。すると、銀色の鎖と両手に嵌められた二つの輪っか。
 手錠ですね……。
 ん?なんで?

 俺が眠っていたベッドは真っ白でふかふかだ。明らかに自分のベッドじゃない。それに今俺が纏っているシャツは俺の体の丈にあっていない。
 それに、いつも着ているものより質がいいような……??いや気のせいなんかじゃない。このシャツは俺のじゃない。
 それに、なんかいい匂いがする……。
 一度冷静になってから、ベッドから起き上がって辺りを見渡す。
 一言で言うと、家具が高そう。
 うん、金持ちって感じだ。
 窓は天井から床までの高さがあって、この場所自体が高い所であるのが嫌でも分かる。
 そこから見える夜景は今まで見た何処よりも綺麗だった。

 俺はそこで悟った。
 あの男の仕業だと……。

 俺は諦めて再びベッドに体を預けた。
 ただ、また眠ることが出来なくて、ぼぅっとしていた。

 数分後、あの男が濡れた髪の毛をタオルで拭きながら入室してきた。
 その時まで俺は諦めていたが、その容姿をみた瞬間ポカンとしてしまった。
 「なんだ……起きてたのか。」

 幹部様なんかよりもずっとイケメンだった。凛とした美しい瞳に、冷淡な印象を持たせる淡い青色。
 黒髪は少し長めでやんわりパーマがかかっていた。
 ヤバい……。めっちゃタイプ!!!
 う、うわーー…髪の毛から垂れる水滴と綺麗な胸板が色っぽい。なんか、目のやり場に困る。でも、ずっとみていたいような……??
 俺ってもしかしてビッチなのか??
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