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第4章 迷宮探索(ダンジョン・アタック)
第19話 我が名はオルフェリア
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「やっと抜きおったか」
魔剣が声を上げた。甲高い女性の声だ。
「へ?」
「はい? 今の声って……」
「まさか知性持つ魔剣?」
「ほう、初めて見るな。知性持つ魔剣とは」
ヴァルとコーンズが間の抜けた声を出し、ミスティファーとイスカリオスが状況を正確に把握する。
そして抜いた当の本人、ロウドはキョロキョロと辺りを見回していた。
目の前の魔剣から発せられた声だと認識できていないらしい。
「何処を見ておる! 目の前におるじゃろうが! 妾じゃ、妾!」
再度発せられた声にびっくりして、目の前の魔剣を凝視するロウド。
「喋ってる……剣が」
呆然とした表情で、呟くロウド。
「何じゃ、剣が喋るのがそんなに珍しいか?」
魔剣の言葉にコクコクと頷くロウド。
知性持つ魔剣など、吟遊詩人の歌にもそうそう出てはこない。
そういう物があるということは知ってはいたが、まさか実際に目にすることになるとは思わなかった。
「全く、今の時代はどうなっておるのじゃ! あのビヤ樽どもも、妾が喋った途端にギャーギャー騒ぎおってからに!」
時代がかった尊大な口調で文句を垂れる魔剣。
「そもそも、知性を持ち喋る事のできる武器など、他にも幾らでもおるじゃろう。あの忌々しい天の栄光を始め、オルダネイ帝国の選帝の剣、白銀の義手王と言われし山人王ドゥガンの不屈の鉄鎚、不老不死の賢者シリカのお喋り短剣等々……」
魔剣は、知性ある武器の名を連ね始めた。
天の栄光、選帝の剣、不屈の鉄鎚、お喋り短剣はどれもが吟遊詩人に歌われる伝説級の武具だ。
五百年もの昔、太陽神が勇者に遣わした聖剣・天の栄光。
これは今はキタンの法王庁に厳重に保管されている。
二百年前まで存在したオルダネイ帝国の皇帝の象徴であった選帝の剣。
時の皇帝崩御の後、残された二人の皇子のどちらも選ばなかったことから継承戦争が始まり、結果オルダネイ帝国はグレイズ王国とファナンシュ王国の二つに分かれて、消滅した。
マサグは、その十年にわたる内乱の末、行方知れずになっている。
不屈の鉄鎚。
竜に食われた左腕を真銀の義手にした山人王ドゥガンが所有する巨大な戦鎚である。炎と鍛冶の神の祝福を受け知性と意思を持つに至り、百年経つ今も王の友として脇にある。
お喋り短剣。
百五十年ほど前に霊薬を作り上げ不老不死となった錬金術師シリカの持つ短剣。
錬金術により擬似的な生命を与えられており、二つ名の通りにぺちゃくちゃと喋りまくる。
行方をくらまして放浪中のシリカの腰にあるのだろう。
「あのね、貴方の記憶がいつの時点で止まってるかは知らないけど、七十年前の第五十二次人魔戦役で双方共にボロボロになって、至高の魔法品と呼ばれるような物は破壊されるか行方知れずになったのよ。知性持つ魔剣のほとんどもそう」
ミスティファーが女性格の魔剣に今の時代の状況を説明する。
「だ、第五十二次? いつの間に人魔戦役がおきていたのじゃ! しかも、それが七十年前とは! ということは少なくとも妾は七十年は眠っていたと言うことか?」
ショックを受けている様子の魔剣。
そんな魔剣に恐る恐るロウドが話しかける。
「あの~、失礼ですけど、お名前は? あ、僕はロウド・ファグナーと言います」
そう、知性持つ魔剣は、人と同じように固有の名前を有する。
ロウドはそれを聞いたのだ。
「うむ、人に名を聞くときは自分から名乗る。礼儀を知ってる坊主じゃな。妾の名はオルフェリア! 名前を呼ぶことを許そう!」
あくまでも偉そうに名乗り、名前を呼ぶことを許可する魔剣オルフェリア。
「ど、どうも、よろしくお願いします。オルフェリアさん」
律儀に『さん』付けで魔剣を呼ぶロウド。
「うむ! ロウドとやら、ちと頼りなく見えるが礼儀正しいところが気に入った! 妾を使うが良い!」
ロウドの殊勝な態度が気に入ったのか、買うとも決めてないのに勝手にロウドに使用許可を出すオルフェリア。
「は、はい! ありがとうございます!」
完全に使う気になっているロウド。
そんな漫才じみたやり取りの後ろで、ヴァルたちはボンタックを問い詰めていた。
「おい、ボンタック。アレの性能は結局どうなの?」
ヴァルの問いに答えるボンタック。
「ん、まあ……せいぜい、+2といったとこかな」
ボンタックの答えに渋い顔になる面々。
+とは、魔剣《マナ・ソード》の強度を便宜的に表した数値の事だ。
+の数値が高いほど篭められている魔力が高いことになり、攻撃力や命中率などが良くなる。
「+2かぁ。悪かないけど、イマイチだな」
「知性持つ魔剣で、そのレベルか。期待外れだな」
コーンズとイスカリオスが落胆の表情を見せる。
ちなみに、太陽神の聖剣・天の栄光は+5相当と言われ、神聖術の太陽の刃が常時掛かっているという桁外れの代物である。
まあ、神が遣わした聖剣と比べるのはどうかと思うが、やはり期待外れの感は否めない。
だが、ミスティファーだけは違う方向からオルフェリアの性能に関して追究した。
「まあ、目に見える点では+2相当って事よね。で、それ以外に特殊な能力ないの?」
ミスティファーの問いに首を左右に振るボンタック。
「分からん。いつも通り、ワッチャに鑑定させたんだが、性能向上の魔力が+2相当ってことは分かったんだが、それ以外ははっきりせん」
ワッチャとは、ボンタック商店に雇われている風と商売の神の神官である。
風と商売の神の特殊な神聖術を使えば、品物の鑑定をする事ができるのだ。
しかし、それをしてもオルフェリアの全貌ははっきりせず、表向きの性能向上だけが+2相当だということが分かっただけ。
「ふ~ん、腐っても知性持つ魔剣か」
考え込むミスティファー。
「使うのはロウドなんだ。そのロウド自身が乗り気になってるから、買っていいんじゃね?」
「そうね」
「ま、いいか」
「そうだね。暇を見て研究させてもらおう」
ヴァルの一声でオルフェリアを買うことは決定した。
「で、幾らだ?」
値段を聞くと、
「知性持つ魔剣だから吹っかけたいとこだが、性能諸元のはっきりせん物を売るんだから勉強しとくよ。白金貨一枚だな」
とボンタックは言った。
「白金貨一枚ね。それ分割にならん?」
「ん?」
「武器ぐらいはアイツ自身の金で買わせてやりたいんだが、手持ちが金貨二十枚しかないんだよ」
「そういうことか。ま、他の奴らなら駄目だが、お前らなら良かろう」
帰ってこないこともあるので装備代の分割はしないのだが、実力者である〈自由なる翼〉の信用でOKとなった。
結果として、ロウドの新装備は以下の通り。
オルフェリア:知性持つ魔剣。性能向上は+2相当。他の詳細は不明。
黒い板金鎧:真銀の鎖帷子に真重鉄の板金で構成。
真銀の兜と凧型盾:文字通り。
まあ、見た目だけなら、いっぱしの重戦士となったロウド。
三階で携帯食糧や冒険者セット(背負い袋、水袋、毛布、松明、火口箱、ロープ、ナイフ)などを買い、いざ迷宮となった。
ボンタック商店を出る一行を店主ボンタック、店員レイザー、鎧職人のダックスが見送った。
「いや~、捌けたな。あの高すぎて誰も買わなかった鎧」
「竜鱗の鎧も買ってくれたしな!」
「まあ、儂も趣味に走りすぎたかと思っとったが、良かった良かった」
北門を抜けた先の小高い丘の麓に、洞窟とは違う人工的な入り口が口を開けていた。
床、壁、天井が材質不明の石材によく似た物によって構成され、少し歩くと先の見えない地下へと続く階段にぶち当たる。
「よし、行くぞ。ロウド、気ぃ引き締めて行けよ」
ヴァルの言葉にロウドは元気よく頷いた。
「はい!」
我が名はオルフェリア 終了
魔剣が声を上げた。甲高い女性の声だ。
「へ?」
「はい? 今の声って……」
「まさか知性持つ魔剣?」
「ほう、初めて見るな。知性持つ魔剣とは」
ヴァルとコーンズが間の抜けた声を出し、ミスティファーとイスカリオスが状況を正確に把握する。
そして抜いた当の本人、ロウドはキョロキョロと辺りを見回していた。
目の前の魔剣から発せられた声だと認識できていないらしい。
「何処を見ておる! 目の前におるじゃろうが! 妾じゃ、妾!」
再度発せられた声にびっくりして、目の前の魔剣を凝視するロウド。
「喋ってる……剣が」
呆然とした表情で、呟くロウド。
「何じゃ、剣が喋るのがそんなに珍しいか?」
魔剣の言葉にコクコクと頷くロウド。
知性持つ魔剣など、吟遊詩人の歌にもそうそう出てはこない。
そういう物があるということは知ってはいたが、まさか実際に目にすることになるとは思わなかった。
「全く、今の時代はどうなっておるのじゃ! あのビヤ樽どもも、妾が喋った途端にギャーギャー騒ぎおってからに!」
時代がかった尊大な口調で文句を垂れる魔剣。
「そもそも、知性を持ち喋る事のできる武器など、他にも幾らでもおるじゃろう。あの忌々しい天の栄光を始め、オルダネイ帝国の選帝の剣、白銀の義手王と言われし山人王ドゥガンの不屈の鉄鎚、不老不死の賢者シリカのお喋り短剣等々……」
魔剣は、知性ある武器の名を連ね始めた。
天の栄光、選帝の剣、不屈の鉄鎚、お喋り短剣はどれもが吟遊詩人に歌われる伝説級の武具だ。
五百年もの昔、太陽神が勇者に遣わした聖剣・天の栄光。
これは今はキタンの法王庁に厳重に保管されている。
二百年前まで存在したオルダネイ帝国の皇帝の象徴であった選帝の剣。
時の皇帝崩御の後、残された二人の皇子のどちらも選ばなかったことから継承戦争が始まり、結果オルダネイ帝国はグレイズ王国とファナンシュ王国の二つに分かれて、消滅した。
マサグは、その十年にわたる内乱の末、行方知れずになっている。
不屈の鉄鎚。
竜に食われた左腕を真銀の義手にした山人王ドゥガンが所有する巨大な戦鎚である。炎と鍛冶の神の祝福を受け知性と意思を持つに至り、百年経つ今も王の友として脇にある。
お喋り短剣。
百五十年ほど前に霊薬を作り上げ不老不死となった錬金術師シリカの持つ短剣。
錬金術により擬似的な生命を与えられており、二つ名の通りにぺちゃくちゃと喋りまくる。
行方をくらまして放浪中のシリカの腰にあるのだろう。
「あのね、貴方の記憶がいつの時点で止まってるかは知らないけど、七十年前の第五十二次人魔戦役で双方共にボロボロになって、至高の魔法品と呼ばれるような物は破壊されるか行方知れずになったのよ。知性持つ魔剣のほとんどもそう」
ミスティファーが女性格の魔剣に今の時代の状況を説明する。
「だ、第五十二次? いつの間に人魔戦役がおきていたのじゃ! しかも、それが七十年前とは! ということは少なくとも妾は七十年は眠っていたと言うことか?」
ショックを受けている様子の魔剣。
そんな魔剣に恐る恐るロウドが話しかける。
「あの~、失礼ですけど、お名前は? あ、僕はロウド・ファグナーと言います」
そう、知性持つ魔剣は、人と同じように固有の名前を有する。
ロウドはそれを聞いたのだ。
「うむ、人に名を聞くときは自分から名乗る。礼儀を知ってる坊主じゃな。妾の名はオルフェリア! 名前を呼ぶことを許そう!」
あくまでも偉そうに名乗り、名前を呼ぶことを許可する魔剣オルフェリア。
「ど、どうも、よろしくお願いします。オルフェリアさん」
律儀に『さん』付けで魔剣を呼ぶロウド。
「うむ! ロウドとやら、ちと頼りなく見えるが礼儀正しいところが気に入った! 妾を使うが良い!」
ロウドの殊勝な態度が気に入ったのか、買うとも決めてないのに勝手にロウドに使用許可を出すオルフェリア。
「は、はい! ありがとうございます!」
完全に使う気になっているロウド。
そんな漫才じみたやり取りの後ろで、ヴァルたちはボンタックを問い詰めていた。
「おい、ボンタック。アレの性能は結局どうなの?」
ヴァルの問いに答えるボンタック。
「ん、まあ……せいぜい、+2といったとこかな」
ボンタックの答えに渋い顔になる面々。
+とは、魔剣《マナ・ソード》の強度を便宜的に表した数値の事だ。
+の数値が高いほど篭められている魔力が高いことになり、攻撃力や命中率などが良くなる。
「+2かぁ。悪かないけど、イマイチだな」
「知性持つ魔剣で、そのレベルか。期待外れだな」
コーンズとイスカリオスが落胆の表情を見せる。
ちなみに、太陽神の聖剣・天の栄光は+5相当と言われ、神聖術の太陽の刃が常時掛かっているという桁外れの代物である。
まあ、神が遣わした聖剣と比べるのはどうかと思うが、やはり期待外れの感は否めない。
だが、ミスティファーだけは違う方向からオルフェリアの性能に関して追究した。
「まあ、目に見える点では+2相当って事よね。で、それ以外に特殊な能力ないの?」
ミスティファーの問いに首を左右に振るボンタック。
「分からん。いつも通り、ワッチャに鑑定させたんだが、性能向上の魔力が+2相当ってことは分かったんだが、それ以外ははっきりせん」
ワッチャとは、ボンタック商店に雇われている風と商売の神の神官である。
風と商売の神の特殊な神聖術を使えば、品物の鑑定をする事ができるのだ。
しかし、それをしてもオルフェリアの全貌ははっきりせず、表向きの性能向上だけが+2相当だということが分かっただけ。
「ふ~ん、腐っても知性持つ魔剣か」
考え込むミスティファー。
「使うのはロウドなんだ。そのロウド自身が乗り気になってるから、買っていいんじゃね?」
「そうね」
「ま、いいか」
「そうだね。暇を見て研究させてもらおう」
ヴァルの一声でオルフェリアを買うことは決定した。
「で、幾らだ?」
値段を聞くと、
「知性持つ魔剣だから吹っかけたいとこだが、性能諸元のはっきりせん物を売るんだから勉強しとくよ。白金貨一枚だな」
とボンタックは言った。
「白金貨一枚ね。それ分割にならん?」
「ん?」
「武器ぐらいはアイツ自身の金で買わせてやりたいんだが、手持ちが金貨二十枚しかないんだよ」
「そういうことか。ま、他の奴らなら駄目だが、お前らなら良かろう」
帰ってこないこともあるので装備代の分割はしないのだが、実力者である〈自由なる翼〉の信用でOKとなった。
結果として、ロウドの新装備は以下の通り。
オルフェリア:知性持つ魔剣。性能向上は+2相当。他の詳細は不明。
黒い板金鎧:真銀の鎖帷子に真重鉄の板金で構成。
真銀の兜と凧型盾:文字通り。
まあ、見た目だけなら、いっぱしの重戦士となったロウド。
三階で携帯食糧や冒険者セット(背負い袋、水袋、毛布、松明、火口箱、ロープ、ナイフ)などを買い、いざ迷宮となった。
ボンタック商店を出る一行を店主ボンタック、店員レイザー、鎧職人のダックスが見送った。
「いや~、捌けたな。あの高すぎて誰も買わなかった鎧」
「竜鱗の鎧も買ってくれたしな!」
「まあ、儂も趣味に走りすぎたかと思っとったが、良かった良かった」
北門を抜けた先の小高い丘の麓に、洞窟とは違う人工的な入り口が口を開けていた。
床、壁、天井が材質不明の石材によく似た物によって構成され、少し歩くと先の見えない地下へと続く階段にぶち当たる。
「よし、行くぞ。ロウド、気ぃ引き締めて行けよ」
ヴァルの言葉にロウドは元気よく頷いた。
「はい!」
我が名はオルフェリア 終了
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