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二年生の授業に行くイーサンと別れて、俺たちは基礎の講座に向かう。
途中で、ふらふらしているリーフと合流した。勉強大好きの彼は体調を理由に抗議を休むということを思いつかないようだ。
いつものように一番後ろの隅のほうでおとなしく授業を受けていたつもりなのだけれど。
「あの、それはやめてもらえないかね」
三限目の精霊学の先生は、兄貴に注意をした。上半身裸の男が後ろで逆立ちをしているのだ。さすがに目に余ったのだろう。
同じ教室の生徒たちは前を向いて、そこに誰もいないように振舞っている。
さすがに三時間目となれば、奇行を繰り返す存在にも慣れたのだろう。
「こうすると、集中できるのです。どうぞ、続けてください」
兄貴は汗を垂らしながら、魅力的な笑みを浮かべた。同じように逆立ちをさせられている俺は笑みを返すどころではない。
先生はもう一度口を開きかけて、閉じた。兄貴が特別な留学生という話を聞いているのだろう。これが俺達だけだったら教室からたたき出されていた。
「そ、それでは……」
先生は咳ばらいをしながら、授業を続ける。
「先ほども言ったように、精霊学は魔道具の発展とともに進化を続け、かつてのような神秘としてとらえる傾向は減ってきている。しかし、それでもやはり精霊の力を制御することは難しいし、個人の力量にもかかわってくる。たとえば、この精霊剣」
先生は一振りの剣を俺たちに見せた。
「これは汎用品で、騎士であればだれでもその力を行使することができる。こんなふうに」
剣が淡く光った。
「柄の部分についている魔石の作用だね。しかし、北の蛮……戦士たちはどんな武器でもその力を込めて使うことができるといわれている。あのあたりはいまだに自分の生命力と引き換えに力を行使するという昔ながらの方法が使われていて、その効果は汎用品とは比べ物にならない。ただ、副作用もある。制御がおそろしく難しいこと、それ故に暴走する危険があるということだ」
先生はうねる筋肉の塊と化している兄貴をちらりと見た。
「何かここまでで聞きたいことは?」
誰も質問もしない。先生はつばを飲み込んで、思い切ったようにつけたす。
「あ、ああ一つ付け加えておこう。ここでは、帝国では、自分の生命力と引き換えに魔法を行使することは禁じられている。もちろん、精霊の力もだ。そういう力の使い方は、黒い魔法と分類される。みんなも、そんな使い方をしないように」
生徒たちはこっそりと振り返って兄貴のほうを見た。兄貴は、そんなことお構いなしにただひたすら床に汗の池を作っている。
兄貴に助言をするという勇気ある行為を行った先生は早々に授業を切り上げ、俺の逆立ち修行も終わった。
「ランス、体がなまっているぞ」余裕で汗を拭く兄貴は文句をつける。「次は柔軟運動の時間だ」
「すみません、兄貴。俺、次の授業はないんですよ」
俺は助かったと思いながら、丁重にお断りをした。
「リーフ、彼が多分同じ授業なので……案内して、くれるよな」
「う、うん」
リーフがうなずく。彼はそもそも逆立ちの体勢になることすらできなかった。
次は何をやらされるのか、リーフはびくびくしている。
「今は逆立ちができなくても、気にするな。一年も鍛えれば、ついてこれるようになる」
リーフの沈黙を誤解した兄貴が優しく励ます。
「い、一年も鍛える……は、はい、兄貴」いいえという選択肢はない。
恨めしそうに俺を見つめるリーフに手を振って送り出した俺は秘密の図書館に向かう。あそこで痛む筋肉を癒そう。
おかしな気配に気が付いたのは図書館近くに来たころだった。誰かが、後ろをついてきている。俺がさりげなく立ち止まると気配が止まり、歩き出すとまだ動き出す。
なんだ? 誰なんだろう?
昨日の話を思い出す。誰かがちょっかいをだそうとしているのか?
俺は神殿にむかった。あそこなら人目も少ない。つけてくる何者かとお話しするにもちょうどいい。
俺はまっすぐ行くと見せかけて、急に角を曲がった。それから、そばにある扉を開けて中に入る。
「あ、失礼しました」
間違えた。そこは合唱隊の練習所だった。生徒たちが円を作って並び、ドネイ先生が驚いたようにこちらを見ていた。
「おや、ラーク。どうしたのかな」
後ろの誰かの気配が扉の向こうで感じられた。
「すみません。ちょっと……」
「来てくれたのか」
「へ?」
「さぁさぁ、こちらへ」
先生は笑顔で俺を手招きする。俺はしぶしぶ先生のところに行く。先生は俺を自分の隣に招き入れた。隣の生徒が嫌そうに横によけた。
「歌が好きだったことを思い出したのか?」
「いや、そんなことは何も……」
「いいんだ。せっかくだから練習に参加しよう」
「え、それは、ご、ご迷惑なのでは」
「そんなことはない。また、君を指導できてうれしいよ。カリアス、本を貸してあげなさい」
カリアスが反対から近づいてきて、手にした本を俺に投げるように渡した。先生がよそを向くと、ものすごい顔で挑発してくる。
「さぁ、続きからだ」
歌が始まった。俺は指示されたところの頁を開く。扉の向こうにすでに人の気配はない。立ち去ったのだろうか。
俺は本に目を落とした。これが、楽譜なのか? 記号や黒い丸がたくさんちりばめられている頁を見て、俺はとほうにくれる。周りの生徒たちは、当たり前のように歌い始めた。
「ちょっと、この曲は新しい王太子を祝う歌ですよ。もっと、楽しそうに。晴れやかに歌って」
唯一読める歌詞を頼りに、俺は目で記号を負った。繰り返しの多い旋律なので、すぐに覚えられるのだけれど……
「はい、頭からもう一度」
生徒たちは再び歌い始める。複雑に入り組んでいるように見えて、単純な構造の歌が繰り返される。頭の中で言葉が回り始める。
癖になる旋律だ。
『我が王よ、輝ける王冠の主よ』
同じ歌詞がいくつにも分かれて重なっていく。俺は口の中で歌詞だけを唱えた。
『精霊の御恵みを。我らに繁栄を』
「我らが王、輝ける王冠の主……」
声が聖堂に響き渡る。反響する声が気持ちよくて、自分が音と一体になる感覚が幸せだった。
周りの人たちの想いが歌声に集約されていくのを感じる。歌の美しい世界に自分もほかの人たちもいざなわれる。
こちらに向けられた黒い瞳を探した。彼がこちらを見ている。そう思うだけで、
そう思うだけで?
誰も歌ってなどいない。
俺は床に座り込んでいた。見上げると、ドネイ先生が見下ろしている。
「すみません。音に酔ったみたいです」
俺は先生の手を取った。
「記憶が戻ったのですか?」
先生の声は平板で、その表情は複雑で読めない。
俺は首を振った。
「素晴らしい声でした。昔のあなたが戻ってきたように錯覚してしまいました」
俺は、歌っていたのか? いや、あれは……
俺は離れたところで混乱する頭を整理した。
歌っていたのは、俺じゃない。俺は服の上から緑色の石を握りしめた。いや、歌っていたのは俺だけれど、あれはローレンスの記憶だ。
練習が終わったあと、いつものように先生は心配してくれたけれど。
「また、来てくださいね」
熱を込めて勧誘されてしまった。もう、歌はこりごりだ。
途中で、ふらふらしているリーフと合流した。勉強大好きの彼は体調を理由に抗議を休むということを思いつかないようだ。
いつものように一番後ろの隅のほうでおとなしく授業を受けていたつもりなのだけれど。
「あの、それはやめてもらえないかね」
三限目の精霊学の先生は、兄貴に注意をした。上半身裸の男が後ろで逆立ちをしているのだ。さすがに目に余ったのだろう。
同じ教室の生徒たちは前を向いて、そこに誰もいないように振舞っている。
さすがに三時間目となれば、奇行を繰り返す存在にも慣れたのだろう。
「こうすると、集中できるのです。どうぞ、続けてください」
兄貴は汗を垂らしながら、魅力的な笑みを浮かべた。同じように逆立ちをさせられている俺は笑みを返すどころではない。
先生はもう一度口を開きかけて、閉じた。兄貴が特別な留学生という話を聞いているのだろう。これが俺達だけだったら教室からたたき出されていた。
「そ、それでは……」
先生は咳ばらいをしながら、授業を続ける。
「先ほども言ったように、精霊学は魔道具の発展とともに進化を続け、かつてのような神秘としてとらえる傾向は減ってきている。しかし、それでもやはり精霊の力を制御することは難しいし、個人の力量にもかかわってくる。たとえば、この精霊剣」
先生は一振りの剣を俺たちに見せた。
「これは汎用品で、騎士であればだれでもその力を行使することができる。こんなふうに」
剣が淡く光った。
「柄の部分についている魔石の作用だね。しかし、北の蛮……戦士たちはどんな武器でもその力を込めて使うことができるといわれている。あのあたりはいまだに自分の生命力と引き換えに力を行使するという昔ながらの方法が使われていて、その効果は汎用品とは比べ物にならない。ただ、副作用もある。制御がおそろしく難しいこと、それ故に暴走する危険があるということだ」
先生はうねる筋肉の塊と化している兄貴をちらりと見た。
「何かここまでで聞きたいことは?」
誰も質問もしない。先生はつばを飲み込んで、思い切ったようにつけたす。
「あ、ああ一つ付け加えておこう。ここでは、帝国では、自分の生命力と引き換えに魔法を行使することは禁じられている。もちろん、精霊の力もだ。そういう力の使い方は、黒い魔法と分類される。みんなも、そんな使い方をしないように」
生徒たちはこっそりと振り返って兄貴のほうを見た。兄貴は、そんなことお構いなしにただひたすら床に汗の池を作っている。
兄貴に助言をするという勇気ある行為を行った先生は早々に授業を切り上げ、俺の逆立ち修行も終わった。
「ランス、体がなまっているぞ」余裕で汗を拭く兄貴は文句をつける。「次は柔軟運動の時間だ」
「すみません、兄貴。俺、次の授業はないんですよ」
俺は助かったと思いながら、丁重にお断りをした。
「リーフ、彼が多分同じ授業なので……案内して、くれるよな」
「う、うん」
リーフがうなずく。彼はそもそも逆立ちの体勢になることすらできなかった。
次は何をやらされるのか、リーフはびくびくしている。
「今は逆立ちができなくても、気にするな。一年も鍛えれば、ついてこれるようになる」
リーフの沈黙を誤解した兄貴が優しく励ます。
「い、一年も鍛える……は、はい、兄貴」いいえという選択肢はない。
恨めしそうに俺を見つめるリーフに手を振って送り出した俺は秘密の図書館に向かう。あそこで痛む筋肉を癒そう。
おかしな気配に気が付いたのは図書館近くに来たころだった。誰かが、後ろをついてきている。俺がさりげなく立ち止まると気配が止まり、歩き出すとまだ動き出す。
なんだ? 誰なんだろう?
昨日の話を思い出す。誰かがちょっかいをだそうとしているのか?
俺は神殿にむかった。あそこなら人目も少ない。つけてくる何者かとお話しするにもちょうどいい。
俺はまっすぐ行くと見せかけて、急に角を曲がった。それから、そばにある扉を開けて中に入る。
「あ、失礼しました」
間違えた。そこは合唱隊の練習所だった。生徒たちが円を作って並び、ドネイ先生が驚いたようにこちらを見ていた。
「おや、ラーク。どうしたのかな」
後ろの誰かの気配が扉の向こうで感じられた。
「すみません。ちょっと……」
「来てくれたのか」
「へ?」
「さぁさぁ、こちらへ」
先生は笑顔で俺を手招きする。俺はしぶしぶ先生のところに行く。先生は俺を自分の隣に招き入れた。隣の生徒が嫌そうに横によけた。
「歌が好きだったことを思い出したのか?」
「いや、そんなことは何も……」
「いいんだ。せっかくだから練習に参加しよう」
「え、それは、ご、ご迷惑なのでは」
「そんなことはない。また、君を指導できてうれしいよ。カリアス、本を貸してあげなさい」
カリアスが反対から近づいてきて、手にした本を俺に投げるように渡した。先生がよそを向くと、ものすごい顔で挑発してくる。
「さぁ、続きからだ」
歌が始まった。俺は指示されたところの頁を開く。扉の向こうにすでに人の気配はない。立ち去ったのだろうか。
俺は本に目を落とした。これが、楽譜なのか? 記号や黒い丸がたくさんちりばめられている頁を見て、俺はとほうにくれる。周りの生徒たちは、当たり前のように歌い始めた。
「ちょっと、この曲は新しい王太子を祝う歌ですよ。もっと、楽しそうに。晴れやかに歌って」
唯一読める歌詞を頼りに、俺は目で記号を負った。繰り返しの多い旋律なので、すぐに覚えられるのだけれど……
「はい、頭からもう一度」
生徒たちは再び歌い始める。複雑に入り組んでいるように見えて、単純な構造の歌が繰り返される。頭の中で言葉が回り始める。
癖になる旋律だ。
『我が王よ、輝ける王冠の主よ』
同じ歌詞がいくつにも分かれて重なっていく。俺は口の中で歌詞だけを唱えた。
『精霊の御恵みを。我らに繁栄を』
「我らが王、輝ける王冠の主……」
声が聖堂に響き渡る。反響する声が気持ちよくて、自分が音と一体になる感覚が幸せだった。
周りの人たちの想いが歌声に集約されていくのを感じる。歌の美しい世界に自分もほかの人たちもいざなわれる。
こちらに向けられた黒い瞳を探した。彼がこちらを見ている。そう思うだけで、
そう思うだけで?
誰も歌ってなどいない。
俺は床に座り込んでいた。見上げると、ドネイ先生が見下ろしている。
「すみません。音に酔ったみたいです」
俺は先生の手を取った。
「記憶が戻ったのですか?」
先生の声は平板で、その表情は複雑で読めない。
俺は首を振った。
「素晴らしい声でした。昔のあなたが戻ってきたように錯覚してしまいました」
俺は、歌っていたのか? いや、あれは……
俺は離れたところで混乱する頭を整理した。
歌っていたのは、俺じゃない。俺は服の上から緑色の石を握りしめた。いや、歌っていたのは俺だけれど、あれはローレンスの記憶だ。
練習が終わったあと、いつものように先生は心配してくれたけれど。
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