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夢の偶像
DIVE into a dream・1
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「まずは知ってもらう必要があるのよ。ということで、今日のライブの映像をネットに流したの」
「夢の世界にネットがあるんだ……」
「もちろん夢だから、現実の世界では何もアップされてないけどね。本当はMVとか色々作って……ってなるけど流石にそんな時間ないしなぁ……」
方針としては、とにかくライブをやろうということになった。そのためには一曲だけでは足りないので覚えなければならない曲も増える。文字通り目が回りそうだと思う黄乃であった。
「そういえばライブのときに思ったんだけど、なんか人なんだけどぼんやりした感じの輪郭の人とかいたんだけど、あれは……?」
「夢の中で誰かがいるけどなんかぼんやりしてることってない? そういうのがうろうろしてたりはするけど、夢の中の存在だから、あまり気にしなくても……いや、でも彼氏に連れられてライブに来る人もいるかぁ……」
多くの人に愛されるアイドルになる。しかも短期間で。その難しい指令に二人は頭を抱えていた。しかし止まる時間もない。
「そういうわけで、明日もライブを入れたから!」
「今日やったばっかりなのに!?」
「夢の中なんだからできると思えば大体できると思う! 早速練習だね!」
ティナは気丈に振る舞っているが、その実焦りが滲んでいた。これを続けていても美雨の心を満たすビジョンが見えない。けれどそれに気付いていても、黄乃も何かを言うことはできなかった。
(由真さんならどうするんだろうなぁ……)
由真ならあの泥にまみれても手を伸ばしてしまうのだろうか。自分の身を顧みずに傷つく姿を何度も見た。そこまでしなければ救えないものもあるのだろうか。
(それもそうだけど、これ本当に明日まで覚えられるのかな……)
本当に目が回りそうだ。けれど今はこれに集中するしかない。イメージすれば現実よりはスムーズに体が動くから、とにかくイメージが大切なのだ。ティナのカウントに合わせて黄乃は一歩目を踏み出した。
***
「……で、何で私をこんな真夜中に?」
瀧口星音は真夜中の病院に呼び出されていた。そして明らかに面会時間ではないのに、ティナたちが寝かせられている病室まで連れてこられたのだ。
「今から夢の中に入ってみようと思うんだけど、夢に入ると意識がなくなるから、誰かサポートをつけておいた方がいいって」
「なるほど……とはなりませんよ、由真さん。そもそもどうやってやるんですか?」
「……星音には話しておこうか」
由真は椅子に腰掛けた。ティナは点滴に繋がれたまま目を閉じている。由真はその顔を静かに見下ろしていた。
「私の能力は種に触れて操作すること。その中には、他人の能力を一時的に自分のものにするというのもある」
「……つまり、それでこの子の能力使って中に入るってこと?」
「暴走状態だから一部だけもらうのはそんなに難しくないと思う。だから――」
「いや、それで由真さんまで出られなくなったらどうするんですか」
「出られる程度の人は選ぶつもりだよ」
それでも決して安全ではない。そもそも由真の能力にまだわかっていないことがあるとは思わなかった。
「……戻れる方法、ちゃんと考えてるんですか?」
「自分の能力として使うときはある程度操作できるから、いざとなれば強引に何とかできるとは思うけど」
「由真さん、これ寧々さんとかだと許してくれないから私にしたでしょ」
由真は答えないが、それが答えだった。星音は溜息を吐く。甘いと言われるかもしれないが、強く止めることもできない。星音は覚悟を決めた。
「わかりました。でも、やばいと思ったらすぐに手を引いてくださいね」
「うん、わかった」
由真はまずベッドに眠るティナの体を抱きしめて、背中に手を当てる。そしてしばらくそのままの状態で目を閉じた。
「っ……!」
由真の額に汗が浮かぶ。由真はゆっくりと息を吐きながらティナから手を離した。
「あとは……入れそうな人を探さないと」
由真は病室を見回す。ここは六人部屋で、ティナのクラスメイトが同じように寝かされている。由真はそのうち一人の額に触れた。
「レベル1ならいけるかな」
「でもスライムで死ぬ勇者もおるんやで」
「まあ気をつけるよ」
触れている部分がわずかに光り、水のように広がる。それが収まると同時に由真の体から力が抜けた。
「とりあえず安全な場所に運ぶか……」
星音は由真の体を抱える。筋肉質ではあるが華奢で、持ち上げたときの軽さに星音は驚いた。
***
夢の始まりは高所からの落下だった。由真は咄嗟に能力を使って衝撃を和らげようとするが、能力は発動しなかった。
(なるほど、夢の中だと使えないのか――)
冷静にそんなことを考えると、小さなバクのキャラクターが現れる。
「やっほー! ぼくは悪い夢を食べちゃうバクだよ!」
状況に全く似つかわしくはないが、見た目は可愛い。由真は大人しくバクの話を聞くことにした。もちろん自由落下しながらである。
「それじゃあ今回のお題を発表するね! 今回は降りた地点にあるバスケットのゴールにスリーポイントシュートを決めたらクリアだよ!」
「あ、そういうパターンもあるんだ」
そういえばティナの雑誌の記事でも変なお題があった。直接悪夢を解決するためのお題が出るときと、全く関係のないお題が出るときがあるようだ。
「ちなみにお題をクリアするまでは何しててもいいの?」
「うん! 練習してもいいし、夢の中を楽しんでもいいよ! でも今回のお題には時間制限があるから気をつけてね!」
「時間制限?」
「時間は三十分だよ!」
「短いな……じゃあお題をクリアしたあとで夢の中にいるのはダメなの?」
「それはダメだよ!」
この世界のルールをだいたい把握した由真は、地面に降り立つ。夢の中だからか、多少ありえないことも成功するらしい。
「制限時間オーバーしたらどうなるの?」
「どうなっちゃうと思う?」
「夢の中に閉じ込められる?」
「そうだね! ずっと出られなくなるよ! 君も、この夢の持ち主も!」
そう考えるとかなりリスクが高い。由真は思案した。制限時間は守らなければならないが、夢の中の状況を把握する必要もある。
「このゴールは移動できたりする?」
「夢の中だから、君が望めば距離はなくなるよ!」
「移動時間は考えなくていいか……わかった。お題は最後五分でなんとかする」
そう宣言するなり由真は近くの屋根に飛び移った。望めば距離はなくなる――それなら、と黄乃の顔を思い浮かべながら空中に一歩を踏み出した。
――が、今度は着地に失敗した。
大きな音がレッスン室に響き、練習中の黄乃とティナが振り返る。
「えっと……」
そして、しばしの沈黙。
由真は気を取り直して立ち上がった。
「コケたのは見なかったことにしてほしい」
「それはいいんですけど……えっと、どうやってここに?」
「それは後で説明する。時間制限が結構きついから、手短に行きたい」
「もしかして由真さんも指令を?」
「まあそういうこと」
ティナも以前制限時間付きの指令を出されたことがある。指令自体はそこまで複雑ではなかったが時間制限がプレッシャーになったのは覚えていた。
「まず聞きたいのは今のこの夢の中の状況と、こうなるまでに何があったか……かな。状況がわからなすぎて外からは手が打ちようがなくて……種を壊すと全員がここに閉じ込められることになるし」
「そんな……」
「だから事情がわかれば何かできることがないかなと思って」
ティナはそう言われて、これまでの経緯を話し始めた。美雨がクラスでいじめられていたこと。それに助けに入ったティナが能力を使わなければならない状況に至ったこと。そしてバクからの指令と美雨の悪夢のこと。話しながら不安になっていたのか、ティナの目に涙が浮かぶ。由真はティナが話終わると、ティナを抱きしめて優しくその頭を撫でた。
「ここまで約二人で踏ん張ったね。大丈夫……とは言ってあげられないんだけど、でも、私もできる限りのことをするから」
ティナが頷く。顔を上げた彼女の瞳には強い光が宿っている。
「三日後まで、二人はそのままあのバクの言う通りにやれるだけのことをしてほしい。私は一旦帰るけど、三日後にまたここに来る」
「由真さん……」
その言葉はかなり心強いものだった。ティナもそうだったのだろう。立ち上がった彼女の顔にはどんなアイドルも霞むほどの強い笑顔が輝いていた。
「由真さんは今からどうするんですか?」
「一旦その天ヶ瀬さんのところに行ってみようかと」
「えっ?」
「望めば距離はなくなるって聞いたから」
それはそうなんですけど、とティナが言う。夢の中のルールはそうなっているらしい。だから望めば美雨のいる穴の中に入ることも可能だ。
「けれどあの夢は――あそこにいたら由真さんまで呑み込まれてしまう」
「それでもいつか穴から出なければ、この夢は終わらないんだよ」
こういうときの由真は何を言っても結局行ってしまうことを黄乃はわかっていた。黄乃は立ち上がる由真の背中を見つめる。
「あ、そうだ。二人のアイドル姿見たいから、現実に終わったら見せてよ」
「夢補正入ってるから現実じゃ多分できないと思いますけど……!」
由真の思わぬ言葉に黄乃はそう返すが、隣のティナはその言葉で更に燃えているようだった。それなら燃えたままでいた方がいいのだろうか。由真は後ろ手に手を振って、そのまま虚空へと姿を消した。
「……よし、とりあえず私たちもやれるだけのことをやろう! 三日後に現実でやっても何とかなるくらいに!」
「ええ……!? 本当にできるようになる……!?」
「一曲くらいなら何とかなると思うよ! じゃあとりあえずこの曲から振り入れするよ!」
やる気が溢れているティナに引きずられるようにして、黄乃は目の前のことに没頭するしかなくなった。
「夢の世界にネットがあるんだ……」
「もちろん夢だから、現実の世界では何もアップされてないけどね。本当はMVとか色々作って……ってなるけど流石にそんな時間ないしなぁ……」
方針としては、とにかくライブをやろうということになった。そのためには一曲だけでは足りないので覚えなければならない曲も増える。文字通り目が回りそうだと思う黄乃であった。
「そういえばライブのときに思ったんだけど、なんか人なんだけどぼんやりした感じの輪郭の人とかいたんだけど、あれは……?」
「夢の中で誰かがいるけどなんかぼんやりしてることってない? そういうのがうろうろしてたりはするけど、夢の中の存在だから、あまり気にしなくても……いや、でも彼氏に連れられてライブに来る人もいるかぁ……」
多くの人に愛されるアイドルになる。しかも短期間で。その難しい指令に二人は頭を抱えていた。しかし止まる時間もない。
「そういうわけで、明日もライブを入れたから!」
「今日やったばっかりなのに!?」
「夢の中なんだからできると思えば大体できると思う! 早速練習だね!」
ティナは気丈に振る舞っているが、その実焦りが滲んでいた。これを続けていても美雨の心を満たすビジョンが見えない。けれどそれに気付いていても、黄乃も何かを言うことはできなかった。
(由真さんならどうするんだろうなぁ……)
由真ならあの泥にまみれても手を伸ばしてしまうのだろうか。自分の身を顧みずに傷つく姿を何度も見た。そこまでしなければ救えないものもあるのだろうか。
(それもそうだけど、これ本当に明日まで覚えられるのかな……)
本当に目が回りそうだ。けれど今はこれに集中するしかない。イメージすれば現実よりはスムーズに体が動くから、とにかくイメージが大切なのだ。ティナのカウントに合わせて黄乃は一歩目を踏み出した。
***
「……で、何で私をこんな真夜中に?」
瀧口星音は真夜中の病院に呼び出されていた。そして明らかに面会時間ではないのに、ティナたちが寝かせられている病室まで連れてこられたのだ。
「今から夢の中に入ってみようと思うんだけど、夢に入ると意識がなくなるから、誰かサポートをつけておいた方がいいって」
「なるほど……とはなりませんよ、由真さん。そもそもどうやってやるんですか?」
「……星音には話しておこうか」
由真は椅子に腰掛けた。ティナは点滴に繋がれたまま目を閉じている。由真はその顔を静かに見下ろしていた。
「私の能力は種に触れて操作すること。その中には、他人の能力を一時的に自分のものにするというのもある」
「……つまり、それでこの子の能力使って中に入るってこと?」
「暴走状態だから一部だけもらうのはそんなに難しくないと思う。だから――」
「いや、それで由真さんまで出られなくなったらどうするんですか」
「出られる程度の人は選ぶつもりだよ」
それでも決して安全ではない。そもそも由真の能力にまだわかっていないことがあるとは思わなかった。
「……戻れる方法、ちゃんと考えてるんですか?」
「自分の能力として使うときはある程度操作できるから、いざとなれば強引に何とかできるとは思うけど」
「由真さん、これ寧々さんとかだと許してくれないから私にしたでしょ」
由真は答えないが、それが答えだった。星音は溜息を吐く。甘いと言われるかもしれないが、強く止めることもできない。星音は覚悟を決めた。
「わかりました。でも、やばいと思ったらすぐに手を引いてくださいね」
「うん、わかった」
由真はまずベッドに眠るティナの体を抱きしめて、背中に手を当てる。そしてしばらくそのままの状態で目を閉じた。
「っ……!」
由真の額に汗が浮かぶ。由真はゆっくりと息を吐きながらティナから手を離した。
「あとは……入れそうな人を探さないと」
由真は病室を見回す。ここは六人部屋で、ティナのクラスメイトが同じように寝かされている。由真はそのうち一人の額に触れた。
「レベル1ならいけるかな」
「でもスライムで死ぬ勇者もおるんやで」
「まあ気をつけるよ」
触れている部分がわずかに光り、水のように広がる。それが収まると同時に由真の体から力が抜けた。
「とりあえず安全な場所に運ぶか……」
星音は由真の体を抱える。筋肉質ではあるが華奢で、持ち上げたときの軽さに星音は驚いた。
***
夢の始まりは高所からの落下だった。由真は咄嗟に能力を使って衝撃を和らげようとするが、能力は発動しなかった。
(なるほど、夢の中だと使えないのか――)
冷静にそんなことを考えると、小さなバクのキャラクターが現れる。
「やっほー! ぼくは悪い夢を食べちゃうバクだよ!」
状況に全く似つかわしくはないが、見た目は可愛い。由真は大人しくバクの話を聞くことにした。もちろん自由落下しながらである。
「それじゃあ今回のお題を発表するね! 今回は降りた地点にあるバスケットのゴールにスリーポイントシュートを決めたらクリアだよ!」
「あ、そういうパターンもあるんだ」
そういえばティナの雑誌の記事でも変なお題があった。直接悪夢を解決するためのお題が出るときと、全く関係のないお題が出るときがあるようだ。
「ちなみにお題をクリアするまでは何しててもいいの?」
「うん! 練習してもいいし、夢の中を楽しんでもいいよ! でも今回のお題には時間制限があるから気をつけてね!」
「時間制限?」
「時間は三十分だよ!」
「短いな……じゃあお題をクリアしたあとで夢の中にいるのはダメなの?」
「それはダメだよ!」
この世界のルールをだいたい把握した由真は、地面に降り立つ。夢の中だからか、多少ありえないことも成功するらしい。
「制限時間オーバーしたらどうなるの?」
「どうなっちゃうと思う?」
「夢の中に閉じ込められる?」
「そうだね! ずっと出られなくなるよ! 君も、この夢の持ち主も!」
そう考えるとかなりリスクが高い。由真は思案した。制限時間は守らなければならないが、夢の中の状況を把握する必要もある。
「このゴールは移動できたりする?」
「夢の中だから、君が望めば距離はなくなるよ!」
「移動時間は考えなくていいか……わかった。お題は最後五分でなんとかする」
そう宣言するなり由真は近くの屋根に飛び移った。望めば距離はなくなる――それなら、と黄乃の顔を思い浮かべながら空中に一歩を踏み出した。
――が、今度は着地に失敗した。
大きな音がレッスン室に響き、練習中の黄乃とティナが振り返る。
「えっと……」
そして、しばしの沈黙。
由真は気を取り直して立ち上がった。
「コケたのは見なかったことにしてほしい」
「それはいいんですけど……えっと、どうやってここに?」
「それは後で説明する。時間制限が結構きついから、手短に行きたい」
「もしかして由真さんも指令を?」
「まあそういうこと」
ティナも以前制限時間付きの指令を出されたことがある。指令自体はそこまで複雑ではなかったが時間制限がプレッシャーになったのは覚えていた。
「まず聞きたいのは今のこの夢の中の状況と、こうなるまでに何があったか……かな。状況がわからなすぎて外からは手が打ちようがなくて……種を壊すと全員がここに閉じ込められることになるし」
「そんな……」
「だから事情がわかれば何かできることがないかなと思って」
ティナはそう言われて、これまでの経緯を話し始めた。美雨がクラスでいじめられていたこと。それに助けに入ったティナが能力を使わなければならない状況に至ったこと。そしてバクからの指令と美雨の悪夢のこと。話しながら不安になっていたのか、ティナの目に涙が浮かぶ。由真はティナが話終わると、ティナを抱きしめて優しくその頭を撫でた。
「ここまで約二人で踏ん張ったね。大丈夫……とは言ってあげられないんだけど、でも、私もできる限りのことをするから」
ティナが頷く。顔を上げた彼女の瞳には強い光が宿っている。
「三日後まで、二人はそのままあのバクの言う通りにやれるだけのことをしてほしい。私は一旦帰るけど、三日後にまたここに来る」
「由真さん……」
その言葉はかなり心強いものだった。ティナもそうだったのだろう。立ち上がった彼女の顔にはどんなアイドルも霞むほどの強い笑顔が輝いていた。
「由真さんは今からどうするんですか?」
「一旦その天ヶ瀬さんのところに行ってみようかと」
「えっ?」
「望めば距離はなくなるって聞いたから」
それはそうなんですけど、とティナが言う。夢の中のルールはそうなっているらしい。だから望めば美雨のいる穴の中に入ることも可能だ。
「けれどあの夢は――あそこにいたら由真さんまで呑み込まれてしまう」
「それでもいつか穴から出なければ、この夢は終わらないんだよ」
こういうときの由真は何を言っても結局行ってしまうことを黄乃はわかっていた。黄乃は立ち上がる由真の背中を見つめる。
「あ、そうだ。二人のアイドル姿見たいから、現実に終わったら見せてよ」
「夢補正入ってるから現実じゃ多分できないと思いますけど……!」
由真の思わぬ言葉に黄乃はそう返すが、隣のティナはその言葉で更に燃えているようだった。それなら燃えたままでいた方がいいのだろうか。由真は後ろ手に手を振って、そのまま虚空へと姿を消した。
「……よし、とりあえず私たちもやれるだけのことをやろう! 三日後に現実でやっても何とかなるくらいに!」
「ええ……!? 本当にできるようになる……!?」
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