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草むらから現れたのは二匹の大型犬だった。
僕は犬が好きで飼ってみたいと思った事もあるけれど、犬種までは詳しく分からない。
白地に深い茶色のブチのある毛足の長い犬だ。
黒くて大きな目と愛嬌のある口元がとても可愛い。
二匹とも同じ犬種のようだが、一匹は明らかに活発そうで尻尾を盛んに振っている。
もう一匹は僕の事を警戒しつつも、落ち着いた態度でお座りをしている。
僕は怖々、この二匹の命の恩人(恩犬て言うのかな?)にお礼の意味も込めて頭を撫でる。
元気が良さそうな子は先程よりも尻尾を余計に激しく振り、嬉しそうに顔を僕の膝になすりつけてくる。
一方の賢そうな子は、「撫でたければどうぞ」といった具合に僕の膝に頭を預ける。
交互に頭を撫でてやると、二匹は喉をゴロゴロと鳴らして「クゥン」と小さく声を漏らす。
僕に甘えているみたいだ。
もし無事に山を降りる事ができたら、父さんに犬を飼えるかどうか聞いてみたい。
一体、この二匹はリードが付いたまま何処から来たのだろうか……
とりあえず父さんが心配しているだろうから、山を急いで降りなければならない。
この二匹にお礼を言って、下の方へと自力で向かおうとする。
すると澄んだ通る声で
「カイー、ルウー」
この二匹の物と思われる名前を呼ぶ声が後方から聞こえてきた。
僕は犬が好きで飼ってみたいと思った事もあるけれど、犬種までは詳しく分からない。
白地に深い茶色のブチのある毛足の長い犬だ。
黒くて大きな目と愛嬌のある口元がとても可愛い。
二匹とも同じ犬種のようだが、一匹は明らかに活発そうで尻尾を盛んに振っている。
もう一匹は僕の事を警戒しつつも、落ち着いた態度でお座りをしている。
僕は怖々、この二匹の命の恩人(恩犬て言うのかな?)にお礼の意味も込めて頭を撫でる。
元気が良さそうな子は先程よりも尻尾を余計に激しく振り、嬉しそうに顔を僕の膝になすりつけてくる。
一方の賢そうな子は、「撫でたければどうぞ」といった具合に僕の膝に頭を預ける。
交互に頭を撫でてやると、二匹は喉をゴロゴロと鳴らして「クゥン」と小さく声を漏らす。
僕に甘えているみたいだ。
もし無事に山を降りる事ができたら、父さんに犬を飼えるかどうか聞いてみたい。
一体、この二匹はリードが付いたまま何処から来たのだろうか……
とりあえず父さんが心配しているだろうから、山を急いで降りなければならない。
この二匹にお礼を言って、下の方へと自力で向かおうとする。
すると澄んだ通る声で
「カイー、ルウー」
この二匹の物と思われる名前を呼ぶ声が後方から聞こえてきた。
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