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エスリアール王城 出会い
お世話になりました7
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「鳳凰は縁起のいい聖獣だから、そのくらいの派手さはよくある。大丈夫、アーヤは衣装に負けていない。」
じっとしていると、左の耳飾りをなぞるように親指で上から下にスーッと撫でられくすぐったい。
ピクッ
「衣装もこの耳飾りも、アーヤ自身の魅力を引き立てこそすれ、霞ませはしない。自信を持って。」
「うぅ…そ、ですか…。」
……シオンさん。なんて甘い、甘いコメントでしょう。別に衣装に張り合うつもりもなかったし、負けを感じてしょげてもしていなかったんですが。
まあ、自信は元々なかったけど。
まるでイチゴミルク、もしくは喉が乾くような甘さのジュースを飲みながら、蜂蜜たっぷりフレンチトーストを食べるような甘い発言…。
シオンさんの天然スウィート褒め言葉の威力、わかりますか?!
妹の私が聞いても照れてしまうパンチ力です。励ますにしても言葉のチョイスがとにかく甘いです。笑顔も…。
あっま~い言葉に、ぎこちなく固まったままの私と頭をナデナデしているシオンさん。
いつまで頭を撫でているのかな?と火照る頬を持て余した頃、シオンさんのお部屋の扉がノックされた。
コンコンコンコン
「デュカーレ様、アーヤ様、シュナイゼです。」
「あ、国王様との謁見かな。」
「そうだろうね。行こう。」
「はい。」
ガチャン
「迎えご苦労様、シュナイゼ。」
「いえ、そろそろお時間となります。王座の間にご案内致します。どうぞ、こちらに。」
シュナイゼさんの案内で前にも来た両開きの立派な扉の王座の間に到着した。
「どうぞ、中で王達がお待ちです。」
「「はい。」」
ガチャ ギイィィ~
王座に並ぶ四人の王族の方々。短い時間の挨拶だからだろう私達が入室すると、ガタッと椅子から立ち上がる音が響いた。
どうしたものかと音がした方を見ると、なんとこちらに向かって走ってくる方が…。
バタバタバタバタッ
((?!))
ガシィィッ
「アーヤたん!ついに行ってしまうのか~。じい様は寂しいぞい。」
突然、風を纏纏う勢いで猛進してアーヤを抱きしめたのは前国王、フォレスト・エスリアールであった。
「!?」
前国王様、めちゃくちゃ足早い。ってか走り方が短距離のアスリートみたいだったんですかが?!
「本当に今日、この後行ってしまうのかの?魔法の勉強ならこの城で専属の講師を呼べばそれで済むじゃろうに~。」
じっとしていると、左の耳飾りをなぞるように親指で上から下にスーッと撫でられくすぐったい。
ピクッ
「衣装もこの耳飾りも、アーヤ自身の魅力を引き立てこそすれ、霞ませはしない。自信を持って。」
「うぅ…そ、ですか…。」
……シオンさん。なんて甘い、甘いコメントでしょう。別に衣装に張り合うつもりもなかったし、負けを感じてしょげてもしていなかったんですが。
まあ、自信は元々なかったけど。
まるでイチゴミルク、もしくは喉が乾くような甘さのジュースを飲みながら、蜂蜜たっぷりフレンチトーストを食べるような甘い発言…。
シオンさんの天然スウィート褒め言葉の威力、わかりますか?!
妹の私が聞いても照れてしまうパンチ力です。励ますにしても言葉のチョイスがとにかく甘いです。笑顔も…。
あっま~い言葉に、ぎこちなく固まったままの私と頭をナデナデしているシオンさん。
いつまで頭を撫でているのかな?と火照る頬を持て余した頃、シオンさんのお部屋の扉がノックされた。
コンコンコンコン
「デュカーレ様、アーヤ様、シュナイゼです。」
「あ、国王様との謁見かな。」
「そうだろうね。行こう。」
「はい。」
ガチャン
「迎えご苦労様、シュナイゼ。」
「いえ、そろそろお時間となります。王座の間にご案内致します。どうぞ、こちらに。」
シュナイゼさんの案内で前にも来た両開きの立派な扉の王座の間に到着した。
「どうぞ、中で王達がお待ちです。」
「「はい。」」
ガチャ ギイィィ~
王座に並ぶ四人の王族の方々。短い時間の挨拶だからだろう私達が入室すると、ガタッと椅子から立ち上がる音が響いた。
どうしたものかと音がした方を見ると、なんとこちらに向かって走ってくる方が…。
バタバタバタバタッ
((?!))
ガシィィッ
「アーヤたん!ついに行ってしまうのか~。じい様は寂しいぞい。」
突然、風を纏纏う勢いで猛進してアーヤを抱きしめたのは前国王、フォレスト・エスリアールであった。
「!?」
前国王様、めちゃくちゃ足早い。ってか走り方が短距離のアスリートみたいだったんですかが?!
「本当に今日、この後行ってしまうのかの?魔法の勉強ならこの城で専属の講師を呼べばそれで済むじゃろうに~。」
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