夢じゃなかった!?

Rin’

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マジェストーラ国立魔法学院 編入

和食レストラン蓬莱へ4

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「淡白な魚…。それなら、タイかな。」

「タイ?日本にもタイっていう魚いるんですよ。異世界だからきっと名前だけ一緒なだけで種類は違うでしょうけど。へえ、タイ。お造りにもありますかね。」

「タイなら確か、刺身であったと思いますよ?」

「あるんですか?刺身のページは…。あった、タイ、メロウ、メリ、マガル、ブア、色々ありますね。焼き物やめて、せっかくだからタイのお刺身にしてみようかな。

あと、ピットの焼き物は味付けが普通そうなピットの照り焼きも食べてみたいです。」


「デザートの追加は?」

「う~ん…お腹に余裕があるかわからないので、あとから追加するか考えます。」

「わかったよ。」

「飲み物はお酒もありますが、どうしますか?お酒じゃない飲み物を頼みますか?」

「…前にお城で飲んだ時は、お酒の種類が強かったのか、量を飲み過ぎたからなのか酔っぱらい過ぎてしまったらしいんですよね。」

「確かにあの晩は……酔いが回っていたね。記憶に残らない程。量もかなり飲んでいた。」

「どのくらいなら飲んでも酔わないか確認をかねて、今日は試しに飲んでもいいですか?

二日酔いにならない量も知りたいです。飲み過ぎないようにしますから。」


「飲み過ぎないように気を付ければ、それでよいのではありませんか?」

「アーヤが飲みたいのなら、飲んでも構わないと思うけれど、酔い始めていると思ったら止めること。」

「わかりました。何のお酒がいいかメニューを見てもさっぱりです。今日のお料理にどのお酒が合うのか、どれかもわからないので注文はお任せします。」

「では、私が適当にお選びしましょうか?」

「はい、お願いします。」

「エルシオン君は何を飲みますか?」

「私も何でもいいです。」


「わかりました。そうですね…とりあえず今宵は祝いの席なので、金翔きんしょうなどいかがでょうか。この国の祝いの酒として有名なお酒なんですよ。」

「きんしょう?」

「この国マジェストーラの祝酒いわいざけまじとして好まれるお酒です。それでいいですか?エルシオン君、アーヤさん。」

「はい。」


「それにしてください。」


「わかりました。では、注文しましょう。エルシオン君も追加注文、遠慮せずにしてくださいね。」

「はい、ありがとうございます。」

チリリリリ♪

呼びつけベルを鳴らすラナ先生。



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