165 / 599
エスリアール王城 出会い
移り香side***ラナ&レオナルド3
しおりを挟む
レオナルドはある程度、深刻な話題となることを予想して構えていただけに、予想と全く違うラナの発言に脱力と驚きで変な声が出てしまった。
「お前、ふざけてんのか?」
「ふざけてなどいません。至って真面目な相談です。」
レオナルドは思った。ライス?何で相談がうまいライスの店の場所なんだ?ライスなんてマジェストーラじゃ珍しくもない主食だろ。魔族には馴染みがないだろうが。お前はもう長いこと普通に食べてもいるはず。
相変わらずこの目の前の男の考えていることはわからないことが多い。
レオナルドは何故ラナがそんな相談をしたいのか順を追って説明させることにした。
「まず、その相談をしたくなった経緯を話せ。焦って話をすっ飛ばすな。」
「…確かにいきなり相談内容だけではレオでも答えずらいですね。焦ったつもりはないのですが、失礼しました。」
「今日、お休みして例の魔力コントロール専門店に店長の希望もあってアーヤさん…アーヤ・サトーさんを連れて行ってきたんです。」
「ああ、それは以前から聞いていた。」
「店長の機転が効いて、抑制具では対応仕切れない多すぎる魔力は封印具で無事、抑制ができました。」
「良かったな。」
「でも、属性が七つのままでは何かと問題もあるかもしれないじゃないですか。」
「まあ、全属性持ちなんて肩書きは迷客ってことと合わせても注目の的だな。」
「それだけならまだしも、あまり考えたくはありませんが、学院の内外、他国を含めアーヤさんを利用しようとする輩が現れるかもしれません。
属性も目立たぬ程度に抑える方がいいとなりましたが、属性を封印することができるような石は事実上、店はおろかこの国にはないので他の方法を模索しようかとした時、アーヤさんが異世界からずっと持っていた石ならどうかとオーナーに預けて調べてもらうことになったんです。」
「ふーん、異世界の石…ね。」
「調べる間、只待つのではなく時間を有意義に使ってアーヤさんとランチを食べに出掛けました。」
「へー、ランチ。」
ん?何だかデートみたいになってきたな。
「ランチは、私の馴染みの店、天空の庭に行きました。」
「へぇ、天空の庭っていったらお前の母国で有名なあの?場所もランクもお高いところか?」
「私にとっては、気軽に行ける元執事長の店というだけなのですが。そこです。」
「と、いうことはアーヤ・サトーはお前の正体は知っているのか?ヒトのままその店には行けないだろ。」
「お前、ふざけてんのか?」
「ふざけてなどいません。至って真面目な相談です。」
レオナルドは思った。ライス?何で相談がうまいライスの店の場所なんだ?ライスなんてマジェストーラじゃ珍しくもない主食だろ。魔族には馴染みがないだろうが。お前はもう長いこと普通に食べてもいるはず。
相変わらずこの目の前の男の考えていることはわからないことが多い。
レオナルドは何故ラナがそんな相談をしたいのか順を追って説明させることにした。
「まず、その相談をしたくなった経緯を話せ。焦って話をすっ飛ばすな。」
「…確かにいきなり相談内容だけではレオでも答えずらいですね。焦ったつもりはないのですが、失礼しました。」
「今日、お休みして例の魔力コントロール専門店に店長の希望もあってアーヤさん…アーヤ・サトーさんを連れて行ってきたんです。」
「ああ、それは以前から聞いていた。」
「店長の機転が効いて、抑制具では対応仕切れない多すぎる魔力は封印具で無事、抑制ができました。」
「良かったな。」
「でも、属性が七つのままでは何かと問題もあるかもしれないじゃないですか。」
「まあ、全属性持ちなんて肩書きは迷客ってことと合わせても注目の的だな。」
「それだけならまだしも、あまり考えたくはありませんが、学院の内外、他国を含めアーヤさんを利用しようとする輩が現れるかもしれません。
属性も目立たぬ程度に抑える方がいいとなりましたが、属性を封印することができるような石は事実上、店はおろかこの国にはないので他の方法を模索しようかとした時、アーヤさんが異世界からずっと持っていた石ならどうかとオーナーに預けて調べてもらうことになったんです。」
「ふーん、異世界の石…ね。」
「調べる間、只待つのではなく時間を有意義に使ってアーヤさんとランチを食べに出掛けました。」
「へー、ランチ。」
ん?何だかデートみたいになってきたな。
「ランチは、私の馴染みの店、天空の庭に行きました。」
「へぇ、天空の庭っていったらお前の母国で有名なあの?場所もランクもお高いところか?」
「私にとっては、気軽に行ける元執事長の店というだけなのですが。そこです。」
「と、いうことはアーヤ・サトーはお前の正体は知っているのか?ヒトのままその店には行けないだろ。」
0
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる